21オレの家
太陽の光と温もりに重たいまぶたを上げると知らない部屋にいた
ことりの家じゃない
みのりも大地もいない
みのり〜大地〜、みのり〜大地〜
寂しくて心細くてキュゥ〜ン、キュゥ〜ン、キュゥ〜ンと
鳴き続けた
ガチャガチャ、キィー
「ふ〜さっぶ、あかんわ、めっちゃ寒い」
「ホンマに寒いね〜」
大地だ!みのりだ!
キュゥ〜ン!キュゥ〜ン!!
「あっもぐ、起きてるっぽい!」
バタバタする足音にオレは今か今かと2人の声がする扉を見つめ
サークルの中を右往左往する
ガチャ、キィー
「もぐ、ただいま〜♪」
「おはようさん、もぐ、よう眠れたか?」
2人はオレに駆け寄り、頭を撫でてくれた
ただいま?2人は出かけてたのか?
ジャージ着てるし、散歩出来るようになったら連れて行ってもらえるのかな?
「みのり、もぐのごはん出来てる?」
「みてくる!」
パタパタパタとみのりがキッチンへ
「バッチリ出来てたよ〜♪」
シルバーの器を手に戻ってきた
ごはん!
ドキドキ、ドキドキ
昨日の経験からか妙に緊張してる!!
シルバーの器が目の前に置かれて中を見た瞬間、フリーズした・・・
・・・え?これごはん??
器の中は底が見えないほど、白い液体が広がってた・・・
え?牛乳じゃないかって?
そんなサラサラじゃないよ!粘液だよ!
ドッグフードであっただろう物が不純物の様に浮いてるんだよ!?
え?フレイクみたいで美味しそう?
そこまで言うなら変わってくれ!!(泣)
し、視線が・・・
顔を見なくても分かる!みのりと大地が期待した様子でオレを見てる!!
よし、よし、よし、
気合いを入れようとしても入らない・・・
スーハー、スーハー、スーハー
オレは出来る、やれば出来るコ、よし!
・・・・・ペロ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・マッズ!!!
お読み頂きありがとうございます♪




