162震災対策
お父さんが冷蔵庫の中を確認しながら、「ことり〜お昼ごはん、うま◯ちゃん食べるか?」と言った。
その言葉を聞いた途端に「んんん〜、食べる〜。」とまだ寝ぼけながらも、ことりが起きた。
さっきまで、いくらオレが鳴いても起きる気配さえなかったのに・・・
起き上がったことりと目が合ったので助けて!と足をバタバタさせながらアピールしてみる。
キュゥ〜ン!キュゥ〜ン!
「もぐ、おはよう♪」
くそ!まだ、寝ぼけてんのか!?
と思いながらもアピールを続けていると、
「もぐ、遊んでんの?」
違うわいッ!!
キャン!キャン!キャン!
「違うの?・・・もしかしてクッションの間にハマって動けへんの?」
ことり正解!!早く助けてッ!!
「もぐ、起き上がれへんの?起き上がろうと頑張ってんの?」
ん?だからそうだって!早く助けてよ!
「もぐ、めっちゃかわいいなぁ♪」
ことりはそれはもう、それはもういい笑顔でした。
ことりは爆笑しながらもオレを助け起こして、抱っこして身体全体を撫でてくれた。
背骨に沿うようにマッサージをしてくれて、めちゃくちゃ気持ちいい♪
そこそこ!ずっと仰向けだったから背骨めちゃくちゃ痛かったんだよ!もっともっとマッサージして!
お父さんのマッサージは力強い感じだけど、ことりのマッサージは丁寧でツボにはまってこれはこれで気持ちいい♪
「ことり〜。うまか◯ゃんってどこにしまってあるんやっけ?」
「あー、それはこっちやわ。」
そう言って、食器棚からインスタントラーメンの袋を2個取り出すことり。
なんで食器棚から食品がッ!とも思うが、チラッと見た中にレトルトのカレーやパックライス、カップラーメン、カップうどん、ビスケット、ボトルガム、保存パンなどがあるところをみると、震災などがあった場合の非常食といった印象があった。
逆にそこから取り出していいのか?とも思うが、カバンなどに詰め込んでない分、減ったら足せばいいと臨機応変に対応してるのかもしれない。
スッと視線を下げて食器棚の下を見ると食器棚が倒れてこないようにカーペットと同じ生地を挟んでストッパー代わりにしていた。
思った通りだ、ことりん家は震災対策をしてるんだな。
お読み頂きありがとうございます♪
震災対策をしていたおかげで、先日の地震では食器棚が倒れてくることはありませんでしたが、揺れがおさまりお茶を飲んで一息入れようと食器棚を開けた途端、コップが頭上から落ちてきました(泣)
皆様、開閉の際には十分にご注意を(;▽;)ノ