表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/878

16空気を読まない者は強かである

……………………


「お義兄ちゃん、ねぇ、抱っこさせて?」

いつの間にか戻った女性が、手を出してオレを要求する。

妹なんだな……


「どうぞ」

「ありがと〜、うわぁフワフワ♪あれ?オスなんや。バンダナ赤いからメスかと思った。なんて名前なん?」

この場の雰囲気をガン無視して話す妹さん……恥ずかしいので、このバンザイポーズなんとかしてもらえませんか?


「もぐもぐ食べるから『もぐ』」

えっ!?そんな理由?

2人の前でごはん?…みのりさんが手を振った時か!!

由来は分かったけど納得しづらい


「そうなんや♪ごはん沢山食べるんはイイコやな♪」



「ことり」

お母さんがターゲットを妹さんに向けたっぽい。やっぱり妹さんが『ことり』なんだ。


「な〜に〜?」

「お母さんの話聞いてたの?」

「責任もって面倒みれるのか?なんちゃらかんちゃらよね?聞いてたけど?」

「だったら…」

「じゃあ、お母さん。うちが反対しなあかん理由は?」

「ことりもきっと一緒に面倒みることに…」

「かまわへんけど?」

「生き物を飼う責任…」

「我が家の2代目ピッチ(セキセイインコ)を洗濯物を干す時にうっかり窓開けて逃したお母さん♪生き物飼う責任がなんだって?」

「……それは、」

「もう買ってきたものを、ごちゃごちゃ言いなさんな。お母さんもお父さんも犬飼ったことあるし、うちも犬好き。お姉ちゃんもお義兄ちゃんも知らん事は覚えたらええやん。ダメな理由ばかりあげてたら誰も動物なんて飼えへんわ。」


いいぞ!いいぞ!ことり!

ガンバレ!ガンバレ!ことり!


「ことりなら賛成してくれると思ってた♪お姉ちゃん嬉しい♪」



…………なるほど。大地がことりありきで賛成した理由が分かったよ。


お読みいただきありがとうございます(≧∇≦)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ