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119ことりの部屋


ことりは渡された荷物とオレをリビングに置いて自分の部屋に戻ろうとする。


心配になってついて行くと、


「もぐ、うちの部屋に入ったらあかんって言うたやんね!!」


と怒られた。


そうは言うけど、オレだってうさぴょんが心配なんだ!部屋に入るくらいいいじゃないかッ!!とうったえた。


キュゥー、キュゥ〜ン!キュゥ〜ンッ!!


ことりはしょうがないなぁ〜。といった表情でオレを抱き上げた。


「もぐ、うちの部屋は危険やから床に降りたら絶対あかんからね!!」


ことりありがとう♪わかった〜♪


としっぽまで振って喜びを伝える♪


キュゥ〜ン♪ キュゥ〜ン♪



まったく、部屋に入るなってどんだけ散らかってんだよ。

大丈夫ことりの部屋が汚部屋でも気にしないよ?



ガチャ



とうとうことりの部屋への扉が開く。


どれどれ♪


オレは首を伸ばして見渡そうとした。


えっ!でかい!これ何?


マネキン?でもなんかちょっと違うな、布地をあててマチ針刺さっているし!


「もぐ、これはトルソー言うねんで。針が刺さってて危ないから近づいたらあかんよ。」


入り口の近くにトルソーがあり、床を見ると新聞紙が引かれ、マチ針が刺さったままのデニムやパンツ、スカートなどが畳んで重ねられていた。


裾上げだろうか?


テーブルの上にはミシンにアイロン、断ち切りばさみが置かれている。


洋裁するんだろうなとは話しの流れで思ったけど予想以上だ。


うん、ことりの部屋が危ない理由はよく分かった。



「ちゃんと拾ってるつもりやけど、うっかり針とか落ちてたら心配やから、もぐはえーとこの座布団の上におってくれる?バリケードはこれでええかな♪」


ことりは部屋の入り口に大きめのクッションを置くと、ことりの部屋に通じる方に辞書などを置いていく。


「降りる時はリビングの方に行くねんで。」


めちゃくちゃ簡単に突破出来そうなバリケードに少し困惑するが、信頼の証だろうとおとなしく伏せをして待つことにした。


うさぴょんはどんな風にリメイクされるのかな♪


お読み頂きありがとうございます♪

ブクマ登録ありがとうございます♪

凄く嬉しいです♪これからもよろしくお願いします(*≧∀≦*)

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