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118もぐ、お泊りに行く


「みのり行けるー?」


「えっと、病院の診察券とトリミングカードともぐ用財布、ごはんとおやつとくろにゃん、うん♪忘れ物ないね〜♪じゃあ行こっか♪」


「了解。もぐおいで。」


大地がオレを抱き上げた。



今日からオレは4泊5日間ことりん家へお泊まりに行く。みのりと大地は旅行だからオレ単独だ。


不安は沢山ある!


みのりと大地がこんなに長い間側にいないことは初めてだし、うさぴょんもいないし、トリミング(羞恥拷問シャンプーコース)と病院(ワクチン注射)もあるんだから!(泣)


ちなみにくろにゃんはまだお気に入りにランクアップしてない。

少しずつ匂いは移っているかな?ってところだ。


車に乗っていつものことりん家へ行く道を窓から眺めるが今日は雨が降っているのため視界が悪い。


車がゆっくりと止まり、みのりがオレと荷物を抱えて車を降りた。


今日は雨のためかことりは外で待っていない。大地は車で留守番するみたいだ。


「じゃあ大地くん待っててね〜♪」


「おう。」


大地〜!またな〜!!オレ、待ってるからな〜!!


キュゥ〜!キュゥ〜ン!!キュゥ〜ン!!


「もぐ、ええコに「じゃあ行ってきます♪」


大地との別れの挨拶をみのりが強引にぶった斬る!


男同士の別れに言葉は不要!って意味かな?

寒いし雨に濡れるの嫌だしって感じでぶった斬ったわけじゃないよね!?




「ただいま〜♪」


「おかえり〜♪あれ?お義兄ちゃんは?お姉ちゃんだけ?」


「うん♪下で待ってるよ〜♪お母さんとお父さんは?」


「買い物行ってるわ。もぐ♪おいで♪抱っこしよっか?」


キュゥ〜ン♪


ことりに抱えられたまま、みのりから荷物の説明を聞く。


「最後にこれなんやけど・・・」


あーーーッ!!!


「うさぴょん!!!これどないしたん!?ボロボロやんか!」


うっごめんなさい(泣)


「もぐがやっちゃってん。」


「そうなんや・・・ストレス?それとも歯が痒いとか?」


八つ当たりデスネ。


「歯が痒いって?」


「歯の生え変わりの時期になると、歯が痒いらしくて固いものとか色々噛むねん。明日ええのがあったらおもちゃ買ってあげてもいい?」


「任せるわ。それよりも、うさぴょん直せそう?」


「完璧に元通りは難しいかなぁ。少しリメイクしてもいい?」


うさぴょん治るの!?


「ホンマ!?全然ええよ♪だいたいことりが気になるところなんて言われても分からんもん♪」


「それ、やる気なくなるだけやから。じゃなくてお直しやなくて、リメイクやからね!?外見も多少変わるよ?」


「大丈夫♪任せた♪」


「・・・任されました。」


「ありがとう♪じゃあいってきま〜す♪」


みのりが残したジップロックに入れられたうさぴょんを見てことりボソッと呟いた。


「・・・鑑識みたいやな。」


ぶほぉッ、と、とりあえず、うさぴょんが治りそうでよかったな♪


お読み頂きありがとうございます(*^▽^*)

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