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102うさぴょんはお気に入りなので取り扱いには注意してください!


土曜日の夕方、大地がスノボに行く準備をみのりがオレをことりに預けるための準備をしていた。


「みのり、なんでそんなにドッグフード小分けにしてるん?」


みのりの手元にはドッグフードが入った小さいジップロックが並んでいた。


「その方が分かりやすいかなぁって思って♪えーと晩ごはん用、寝る前用、朝ごはん用、お昼ごはん用、それから日曜日の晩ごはん用。あとは・・・あ!おやつ用!!」


そうしてドッグフードを小さいジップロックにもう一袋分詰めて、油性ペンで『おやつ用』と記入し、まとめて少し大きな巾着袋に入れた。


「ごはんはこれでよし!あとおもちゃはことりん家にもあるし、バッグやハーネスもオッケーやし、トイレシートもことりん家にあるやろうし、お皿もことりん家にある・・・ん?意外と準備必要ないな。」


みのりが手帳に書いた『もぐをことりん家に預けるのに必要な物』の表と現物を見比べて呟く。


「みのり、うさぴょん忘れてるで!」


そう言ってサークルからうさぴょんを取った大地はみのりの方へ放り投げた!



うさぴょーーーーーーーーーーーーん!!!!!


おい!こら大地!オレのお気に入り認定してるくせに、投げるとは何事か!?みのりも取りこぼすなよぅ!!(泣)


みのりは「そうや、うさぴょん忘れてたわ♪」と言いながら『うさぴょん』と手帳に追記した。


そうして出掛ける用意が全て終了し、ことりにメールで『今から行くよ♪』と伝えて出発した。


みのりなりのチェックポイントが過ぎるたびに、


『今、神社の前だよ♪』


『今、競馬場の前だよ♪』


『今、中学校の前だよ♪』


『今、図書館の前だよ♪』


『今、消防署の前だよ♪』


とことりへメールを送る。


・・・これ一歩間違えたら、ホラーに感じるのはオレだけだろうか?


最後は『今、あなたの背後うしろにいるよ。』とか、なんかそんなホラーなかったか!?


急に背筋が寒くなりガクブル震えながらそろりと背後を振り返る。


「わぁ♪雪降ってきたよ♪もぐ、雪だよ、雪♪キレイやねぇ〜♪」


・・・・・みのり


こんな寒い日に窓開けるんじゃないよッ!!


お読み頂きありがとうございます(๑˃̵ᴗ˂̵)

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