柏井もも
いやぁ、何やってんだろ。自分。
テストまで1週間ないのに極限状態なるとポンポン話思いついちゃうっていうですね。
まぁ、はい、馬鹿野郎です。
「あの映画面白かったよね~!」
きゃいきゃいとはしゃぐ少女。この少女こそ、この話の主人公である。
「もも、あの映画に出てる俳優好きだもんね~。」
呆れ気味に笑う友達。
主人公の名前は如何やらもも、というらしい。
「だって、かっこいいし?」
ある映画について話すというたわいもなく取り留めもないようなことをしながら少女ら2人は街中歩いていた。
「え、あ、もも?!危ないっ!」
ももは油断をしていた。
というか、注意力が散漫していた。
気付いた時にはもう遅かった。
「え…?」
引き攣ったような笑みを浮かべる。
ももがいた場所、それは赤信号の横断歩道の真ん中であった。
ももに、トラックが迫る。
ーグシャッー
そんな音とともにももの身体は引き裂かれ、激しい痛みを伴って意識を失い、心臓が鼓動をすることを放棄した筈だった。
筈だったのだが、
「ほ、ぇえええええぇぇぇ?!」
(いやいや、トラックに轢かれちゃ即死っしょ?!)
生きているのである。
キョロキョロとももはあたりを見渡す。
自分の身体に繋がっている大量のコード。黄、緑、黒、白、青、そして赤信号を連想させるような真っ赤。
「あれ、私轢かれて死んじゃったんじゃ…?!」
「何それ、轢かれて死にたかったの?」
疑問に疑問で返された。
(返されたっ…?!)
バッと、横を見る。
「やあぁ、初めまして?僕は初めててはないけどね。」
えらく顔の整った青年がいた。
「えっと、私、柏井ももって言います。失礼ですが、名前をお伺いしても…?」
「ふうーん、チャラチャラした見た目のクセに中身は至って普通なんだね。」
チャラチャラ、というほどではないがももは髪の毛が茶色だ。
しかし、染めたわけでは無く色素が人よりちょっと薄かっただけなのだ。
「折角、名乗って頂いたんだし。僕は、鳴成十夜。鳴成先生って呼ぶといいよ。ちなみに、十夜お兄ちゃんって呼んでくれると鼻血出して喜ぶよ。まぁ、よろしく。」
見た目は綺麗なクセに中身は滅茶苦茶である。
「あ、はぁ。よろしくです、鳴成先生。」
鳴成はあからさま肩を落としてみせた。
「えーっと、十夜お兄ちゃん?」
「呼んだかな?ももちゃん!」
満面の笑みだ。心無しか鳴成の周りにキラキラが飛んでいるように見える。
「いえ、滅相もないです!」
何がだ。
「ああ、まあ、お兄ちゃんそろそろ本題に入りたいんだけど。」
お兄ちゃんで貫くようである。
「本題?何それ、お兄ちゃん。」
やはり、お兄ちゃんで貫くようである。
「ももちゃん、君がなぜ生きているかってことだよ。」
鳴成は、ベッドの隣にある備え付けのパイプ椅子からももが寝かされているベッドに座る場所を変えた。
2個同時連載とか無理。無理無理無理。
突発的に思いついたの書いただけなんだよ。これ。
暫くは吸血鬼書くし。




