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体験日記  作者: イナリ
1/1

その1

「あー、やっと終わった…」


「おー、お疲れさん。それじゃあそろそろ帰るか」



今の時刻は7時か…、先生までこんな時間まで待たせてしまって悪いことをしたな。


「先生、わざわざ待っていてくれてありがとうございました」


「お前が帰らなかったら鍵を閉めれないからな」


そう先生が笑った。確かに生徒会室とは言えど鍵は先生が閉めないと駄目だからな。


「はぁ、再来週の研修会のしおり作りも楽じゃなかったですね」


「他校の名簿もやっときたからなぁ…。もっと早く持ってきてほしかったぜ」


「先生がちゃんと他校に催促しておいてくださればもっと早かったかも知れませんけどね」


あぁ、因みにさっきも言ったがここは生徒会室だけど俺は別に生徒会の人間ではない。生徒会には近いがまあ、少し専門的な高校だからいろいろとあるんだ。それについてはまた今度話す機会があるだろう。


「とにかくさっさと帰ろう」


「はーい。それじゃあまた明日」


「おう、また明日」


さて帰るかな。家から学校までは自転車で大体30分程度だが、面白いものがないのが残念だ。


「ふー、明日は全員集めて研修会についていろいろと話さないとな。まだやることもいっぱいあるし…」


悩みが絶えない、ここ最近は頭痛が酷くて授業もまともに集中出来てないからな。


「もう三年だから授業ぐらいは集中しないと不味いよな…」


明日は残りの作業を他の人に任せて俺は話しだけしてさっさと帰って寝るか。別に俺が居なくてもちゃんとみんな動いてくれるだろうからな。

そうこう考えてる内に家の近くまで来ていた。


「ん、もう家か。考え事をしているとやはり早いな」


「ただいまー」


「おかえりー、今日は遅かったのね」


「何かずっとパソコンをカタカタしていたからな。と言うかお腹すいた。ご飯ある?」


「それは、お疲れ様です。因みに今日のご飯は無いって言ったらどうする気なの?」


お母様、息子を苛めないでください。


「冗談よ」


笑いながらそう言ってるけど、もし本当に無かったらショックで立ち直れなかっただろうな。


「今日の献立は?」


「豚の丸焼きとミミガー入りのおにぎりよ」


「ミミガーって豚の耳じゃないか!?何でおにぎりに入れたんだよ!!」


第一豚の丸焼きって…


「冗談よ」


質の悪い冗談だ…



「うん、美味しい」


結局ご飯は肉じゃがだ。本当に豚の丸焼きが出てくるかもとビクビクしていたがどうやら杞憂に終わったそうだ。


まぁ、出てきたら出てきたで面白そうだけど。


「お父さんはまだ帰って来ないのか?」


「んー、帰ってくるのは10時以降になるかなぁ」


毎年この時期は忙しそうだ。俺もある程度は忙しいけどな。


「ご飯食べたなら早くお風呂に行ってきなさいよー」


「ん、分かってるよー」



〜お風呂あがり〜


後は、寝るだけだな。寝ればこの頭痛も多少は良くなってるかな…。

それじゃあ


「おやすみなさい」


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