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第20話「開幕!未来ダンコン学園祭!〜笑いと情熱とダンコンと〜」

あらすじ


朝のチャイムとともに、未来ダンコン学園がざわつき始めた。今日は年に一度の祭典――学園祭。


校門の前には「ダンコンまつりへようこそ!」の横断幕が風になびき、広場ではすでに色とりどりの屋台が準備を終えていた。

【ダンコン展示館】


「こ、これは……縄文時代のダンコン模型!?」


展示館の中は、世界のダンコン文化の歴史を集めた博物スペース。古代ギリシャの石像から、江戸時代の“ふんどし装飾”、さらには未来型ナノ素材ダンコンスーツの展示まで、あらゆる時代の“ダンコン文化”が網羅されていた。


「この曲がり具合、時代を超えて芸術だな……」とマガリ・カーブが感動しながらC字型の展示品に手を合わせていた。



【ダンコンわなげ】


次は運試しの「ダンコンわなげ」。


並ぶ輪っかを、棒のような形をした的に通すゲームだ。簡単そうに見えて、風の影響や微妙な角度でなかなか入らない。


「入ったー!これでタオルもらえるのか!」

「やったー!ダンコンソムリエタオルだー!」

歓声が広がる。ちなみに商品はすべて、ダンコンモチーフの雑貨である。



【ダンコン似顔絵屋さん】


ここでは生徒たちが来場者の顔を見ながら、ダンコン風似顔絵を描いてくれる。


「君の特徴は“根元の強さ”だね!」

「え?鼻が高いってことですか?」

「うん、そういうことにしておこう!」


描かれた似顔絵は、どれもダンコンの形をした体の上に顔が乗っているカリカチュア調で、来場者たちは笑いながら持ち帰っていた。



【ダンコンホストクラブ ~Club D~】


そして、今年最大の目玉が校舎裏に設けられた特設ステージ、「ダンコンホストクラブ ~Club D~」。


黒スーツに身を包んだ4人の男たちが、赤いカーペットを歩いて登場する。


「ようこそ、今夜の夢へ。案内するのは――俺たちだ」

リュウがウインクと共に投げキッスを決めた瞬間、観客席から黄色い声が飛ぶ。


「きゃー!ストレート派、最高ー!」


マガリ・カーブはピアノの上に脚を乗せてC字のポーズを披露。

ウラヌス斎は謎の舞いで裏筋を模した動きを踊り、

スメ郎はあえて一切喋らず、汗を香水のように香らせて近づくというマニアックな接客。


「今夜だけは、君のためのダンコンになるよ……」


観客たちは紙幣型の投票券を彼らの胸元に投げ入れていく。それぞれの“個性”が際立ち、笑いと感動が入り混じるイベントとなった。


最終的に――

人気投票の1位は、まさかのスメ郎。

つうが増えてる……!」とリュウは敗北を悔しがった。



【演劇「ダンコン王」】


ステージが暗転し、次の幕が上がる。学園演劇部が総力を挙げて挑む、オリジナル舞台劇――「ダンコン王」。


タカフミが演じるのは、平凡な村人からダンコンの勇者となる少年。「ダンコンとは、心の在り方だ!」と叫び、次々と現れる敵の“歪んだダンコン”を正しい道へ導いていく。


「私は恐れない!なぜなら……」


舞台の光がタカフミに集まる。


「ダンコン王に……俺はなる!!!」


会場は拍手喝采!スタンディングオベーションが巻き起こった。



祭りの終わり、夕焼けが校舎を照らす。


「……来年も、もっとすごい祭りにしてやる」


タカフミの呟きに、皆がうなずいた。


未来ダンコン学園――その伝説は、まだ始まったばかりだ。


次回予告(第21話)


学園祭の熱狂も冷めやらぬ中、未来ダンコン学園では新たな企画が始動していた。


それは――

「未来ダンコン・プレゼン大会」!!


テーマはずばり、「理想のダンコンとは何か」。


リュウは黄金比にこだわる超ビジュアル系ダンコンを熱弁し、

マガリ・カーブは“曲がりこそ進化”と芸術的アプローチで挑む。

ウラヌス斎は裏筋の可能性を誰よりも真剣に語り、

スメ郎は香りと精神性の融合を訴える――(しゃべらないけど)!


そして主人公・タカフミもまた、自分なりの「理想」を探し始める。


「オレにとってのダンコンって、なんなんだ……?」


笑って、悩んで、語って、伝わる――

心と心がぶつかる“熱い言葉のダンコンバトル”が、今始まる!


次回、第21話「理想を語れ!未来ダンコン・プレゼン大会」

――ダンコンに、言葉という武器で挑め!


熱が冷めたので更新しません。


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