【第19話「ダンコンレーベル始動!めざせデビュー曲制作!?」】
あらすじ:
ラップフェスを通して友情とリズムを手に入れたタカフミたち。
だが次に待っていたのは、なんと“デビュー”!?
突如現れたプロデューサーが、彼らにオリジナルソング制作を依頼してきて……!?
目指せ、未来のダンコンスター!!
「みんな、ちょっと職員室まで来なさい」
放課後、ダンコンソムリエ(理事長)に呼び出されたタカフミたち五人。
緊張して並んでいると、カーテンの向こうからピアノの音が……いや、違う、それは――
「Yo!Yo!オレがプロデューサー“DJキンタマサオ”だ!」
金のヘッドホンを着けた派手なサングラス男が、カーテンをガバッと開けて登場!
「キミたち、すっごく良かったよ! ダンコンラップ、最高だった!もうね、これはCD出すしかないでしょ!」
全員:「……は?」
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【プロジェクト始動】
というわけで、学園内に突如「ダンコンレーベル」が設立された。
目的はただ一つ――
「オリジナルのダンコンソングを作って、みんなに元気を届けること!」
DJキンタマサオがスタジオ(家庭科室)に機材を持ち込み、5人はグループ名を決めることに。
「グループ名……か」
「“ダンコニクス”は? 響きよくない?」(ウラヌス斎)
「“スメル5”とかどう?」(スメ郎)
「“まがってナンボ”ってのも……」(マガリ・カーブ)
「うーん……“D.C.ファイブ”とか?」(タカフミ)
最終的に――**「ダンコンファイブ」**に決定。
由来は「そのまんまが一番強いから」!
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【曲作りスタート!】
DJキンタマサオがビートを流す。
「Yo!これはお前らの鼓動!ダンコンのリズムを言葉にのせて叫べ!」
各自、歌詞とテーマを考え始める。
•タカフミ: 正義とまっすぐさ。「君もヒーローになれる!」
•リュウ: 美意識。「鏡の中のダンコン、世界一!」
•マガリ・カーブ: 自由な感性。「曲がってるって、最高の個性さ!」
•ウラヌス斎: 奥ゆかしさと影の輝き。「見えない価値を感じてほしい」
•スメ郎: 香りの重要性(!?)「嗅げばわかる、真の魂!」
歌詞はみんなで持ち寄って、何度も練り直す。
リュウが「このリリック、少し直線にしすぎじゃない?」と真剣な表情で言えば、
スメ郎は「臭いワードもっと増やしてよ!」と笑いながら詰め寄る。
全員が本気だった。ダンコンのこととなると、なぜか、真面目になるのだ。
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【レコーディング開始】
布団を重ねた“簡易防音室”で、ひとりずつマイクの前に立つ。
「Yo!タカフミだ!オレの夢は、未来に届けぇぇぇ!」
「まっすぐ行け!ねじれず行け!曲がる時はカーブでかわす!」
「スメルで攻めるぞ!嗅げばわかるぞ!」
DJキンタマサオは涙ぐみながらミキサーを操る。
「最高だ……魂が、ここにある……!」
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【CD完成!】
ついに、完成したCDのタイトルは――
「DAN☆SOUL 〜ダンコンたちの約束〜」
中身は5人のラップソロと、全員で歌ったオリジナルソング「ダンコンソウル」の全6曲!
校内にある購買部では、翌日から手焼きCDの限定配布が始まり、
「先生、これ、再生できません!」という声があふれる中、
「でもなんか……かっこいい!」と人気爆発!
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【ラストシーン】
校舎の屋上で、夜風に吹かれながら5人が並ぶ。
「次は、学園祭のステージだな」
「うん……届けよう。オレたちの――ダンコンビートを!」
次回予告
第20話「開幕!未来ダンコン学園祭!〜笑いと情熱とダンコンと〜」
年に一度のビッグイベント、未来ダンコン学園祭がついにスタート!
校内にはユニークな出店が並び、「ダンコン展示館」「ダンコンわなげ」「ダンコン似顔絵屋さん」など、盛りだくさんの内容に大行列!
そして今年最大の目玉は――
「ダンコンホストクラブ」!
リュウ・マガリ・ウラヌス斎・スメ郎がスーツに身を包み、キラめく接客力でおもてなし!
“本物のエースホスト”は誰だ!?お客様の人気投票バトルも勃発!
さらに、伝説の演劇部が贈る学園演劇、**「ダンコン王」**が上演決定!
主役を演じるのは、あの平凡だったはずの少年、タカフミ。
運命に導かれしセリフは、ひときわ熱く――
「ダンコン王に……俺はなる!!!」
笑って、叫んで、感動して。ダンコンが未来を変える一日が始まる!




