表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
私だけの神様はポンコツ  作者: 後ろ向きミーさん
13/14

私の神様は神様

おっかなびっくり座敷に向かうと、髪も狩衣も、見えている肌も、何もかもが真っ白な神様が、こじんまりしたうちの座敷の、古びた座布団に座していた。


・・わぁ・・異空間・・・・。


顔の前にも白い布を垂らしていて口元以外は見えない。


くっついた神様を気にする事無く、白い神様は綺麗な所作で挨拶を交わす。


「突然お伺いいたしまして、驚きかと思います。私、空くうと申します。

神の人事管理部門の職員と言えばご理解いただけますかな?」


人事管理・・一気に世俗感が・・。

さすがに名刺は出てこないけど。


「そちらの雪幸ゆきさち様は、元は精霊であられましたが、名付け前からこちらで祭って頂けた事で、神格を得るに居たり、此度正式に神の座のお迎えが決まりました。神格を得たとて、神として学ぶ事はこれからです。

こちらのお社から通う申請が受理されました事を、社主であられる宮原殿にご報告に参りました。


また、宮原家の御二方も知らず神気をまとい続けた事で、厳密には人ではなくなりました。

ゆくゆくは現世からひいて頂く事になります。その辺の処理調整はこちらで承りますのでご安心下さい。


奈津殿に於かれましては、雪幸様の伴侶としての登録も併せて受理済みでございます。」


「・・・・。」


情報量過多に、しばし内容を咀嚼。


えー神様が本当に神様になって、神様業務を学ぶ為うちの社から通う、んで、私とじーちゃんは神気を浴び過ぎて人じゃなくなった・・?

で、私と神様との婚姻届けを受理済?


バッと神様に顔を向ける。


「・・奈津ずっと一緒にいてくれるっていったよ。・・違うの・・?」


くうっ!捨てられた子犬が見える。


言った!確かに『うん』言ったけれど!

伴侶!私が?この人外美人の?

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ