1話 異世界へ
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俺、神崎 零は、女っぽい見た目と口調、名前から昔いじめられ、感情を表に出せなくなった。でも、そんな俺にも友達はいた。その一人が風神 天響。スポーツ万能、成績優秀の天才。数学と理科の成績は全国1位。社会以外の教科では全国2位以下をとったことはない。社会はひどいが…。
彼は当然のようにクラスの人気者で、いつもクラスの中心にいる。そんな彼となぜ陰キャの俺が友達かというと、家が隣だからだ。
ある日、昼休みに本を読んでいるとみんなが騒ぎ出した。その1秒後、一瞬の浮遊感が襲い、そのあと地面に激突したような衝撃が来た。
「いったぁ」と声を上げる。
周りを見渡すと、その時教室にいたみんながいた。そしてその周りには白い服を着た神官?のような人がいた。
「おおこんなにたくさん」
「流石シル様‼」
などの声が上がった。
その後、これがラノベでよくある異世界転生であることを知らされ、
「今この世界は危険に…」や「魔王を倒してくれ…」などのお約束事を言われた。
それにみんなは「やろうぜ」や「頑張ろう」などの声を上げたが、俺は、
「これが異世界転生なら能力能力があるんじゃないか?」
と聞いた。それに白い服を着た偉そうな人は
「あります。能力能力には4種類存在します。一番下位で、だれでも入手可能な普通能力普通能力、1つ上がって厳しい試練をクリアすれば入手可能な上位能力上位能力、種族ごとに持っている固有能力固有能力、まれにある特殊能力特殊能力があります。」