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秘密姉兄  作者: 青波三笠
1/1

実質同棲

母の意味不明な発言

私の名前は、桐真 恵理 キリマ エリ

この春から高校生になるJKの卵だ

と言っても、明日が入学式


明日に向けて色々と準備せねば

それに、進研模試が近いうちにあるから勉強しとかないと


そんないそいそしている私に、母が言った


「私再婚するからね〜。新しく家族になる人には息子さんがいて同級生でたまたま同じ高校だから。明日顔合わせよ〜」


・・・・今なんて?

再婚?!

新しい家族?


「どういうこと?」


「簡単に言えば、新しいお父さんと兄弟ができるのよ」


「なんで今まで言わなかったの!」


「うーん、サプライズ?」


唖然


「学校には連絡したの?苗字変わるじゃん!」


「再婚って言っても、事実婚だから。大丈夫よ。あ、そうそう、近いうちに引っ越すからね」


話が進みすぎ



入学式の日1

ピピッピピ(目覚まし


あぁ。。朝か。。

・・・今日は入学式か

着替えないt・・・アーーーーー顔合わせじゃん!

え?どうすればいいんだ?

「お父さん」と呼べばいいのか

息子さんは?なんて呼べばいいのよ

苗字?それとも下の名前?

誕生日が向こうのほうが早かったら、お兄ちゃん?


大☆混☆乱


脳内が悶々としながら身支度を整え、母と学校へ向かった



校内には多数の車と人で賑わっていた。なぜか屋台も出ている。


母「あ!こっちこっち!」


母が声をかけている方を見ると、そこには


?「おー。もう来てたのか。・・・初めまして。お嬢ちゃん」


背が高くて異様にスーツの似合う男の人が壁のように立っていた

その横にこれまたスラッとした新入生の男の子がいた


まさか


私「お母さん、このお二方は?」


母「じゃあ、紹介するわね。こちらは、赤城 祐志 さん。恵理のお義父さんよ」


義理父「改めまして。ご紹介に預かりました。赤城 祐志と申します。もう高校生だから名刺渡しとくね」


・・・株式会社スタディーワークアート 社長

社長!?しかも大手で、知らない人はいない

確かに、母も会社社長だから・・・いやしかし何がどうなってこんなことに


義理父「私の隣にいるのは、息子の誠です」


誠「初めまして。誠です。よろしくね」


私「あああっと恵理と申します。よっよろしくお願いします」


母「私と誠くんはもうあってるからいいよね。さあ、体育館に向かいましょう」



何でそこはもうあっとるんや




入学式の日2

体育館入り口で、クラス分けのプリントをもらった


えーと私は・・・1年1組

・・おい、ちょと待て

赤城君の名前があるやないか

何で同じクラス・・・・・・あ、学校に言ってないんだった

いや、席が離れていれば問題ない

入学式を乗り越えれば・・いける!


入学式後のホームルーム


何で席隣やねん!


赤城「席隣になりましたね」


私「そ、そうですね」


緊張が吹っ飛び、代わりに違う感情が脳内をぐるぐる回る



今日のすべてが終わり、家に帰った


あー書類が多いな

引っ越すなら、新しい住所書かなきゃ


母「そうだ、来週から赤城一家と住むから」


・・・はぁ?




住所が同じになっちまう件について

学校に入学すると、必ずと言っていいほど住所というものを書類に書かなければいけない

そして、そいつを学校に提出しなければならないのだ


私は来週から新しい家に住む

そこには、赤城君一家がいる

つまり、一つ屋根の下で暮らすことになる

必然的に、住所が同じになる

しかし、学校側はこれを知らない


担任は思うだろう

『こいつら、なんで同じ住所やねん』と


怪しまれたら生徒指導室行きは免れないだろう


これは、非常にまずい


荷造りに勤しんでいる母に

「書類の住所欄どうすればいいの?」

「ああ、この住所にしといて」


『鮎川県栗本市5−60Second』


・・・セカンドとは?





引っ越し当日

とうとうこの日がやってきた


引っ越しトラックに荷物を任せ、新しい家にやってきた。でか。しかし、ドアが見当たらない

どういうことだ


そこにはもう、赤城一家がいた。誠君も困惑している


「あらーもう来てたの。ちょうどいいから今から簡単に説明するわ。」


「お母さん、ドアないけど」


「あらーいいところに目をつけてくれたわ。実は、両サイドにドアが2つあるのよ」


・・・は?どういうこと?


「私たちがいるのはただの壁。右側に赤城家の玄関。左側に桐真家の玄関があるのよ」


「そして、家の中はつながっているから安心して」


何をだ


桐真家の玄関にはちゃんと表札に桐真と書いてある

その横に、Secondの文字が





Secondの謎

家の前にあった『Second』という文字

これには何の意味があるのだろうか


もしかしたら


私はさっきまでいたところに戻り、向かい側の赤城家の玄関の方に行った


やっぱり


玄関の前には『third』とあった


ならば、もう一つの入り口があるはずだ

しかし、家の裏を探しても3つ目の入り口はなかった


どこにあるんだ。『first』は。


もしかしたら・・・


ルームツアー

一人もごもごと考えていると、母から家に入るように言われた

荷物はもう入れ終わったようだ


ドアを開けると、まあまあ広い玄関

右横にはシューズボックス。ちょっとした荷物置き場がある

左には小さい腰掛けがあった


玄関の前に横に広がる廊下がある

右の廊下の奥には洗面所、お風呂場、トイレがある

その近くに2階へと続く階段があった


左の廊下の奥には、小さな和室

その横にはキッチンへとつながる扉がある

玄関の真ん前には大きな扉があり、開けると広いリビングダイニング


って、絵で表した方がいいよね。頑張って作成するわby作者


間取り図

赤城家 桐真家の間取り図完成


1F

#__i_1be677a8__#


2F

#__i_cd15ccbd__#



皆さんの言いたいことは分かります

手書きかいと

アプリじゃないんかいと


2階雑じゃね?と


これが素人クオリティですよ

上手いこと読み取って下さい


もしかしたら・・・

もしかしたら・・・


そう思った瞬間、体はすでに動き出していた

手も洗わず直感的に階段を駆け上がる


2階を無視した先には扉が


ここが『first』なの?


しかし、どこを探しても文字すら見つけることができなかった


扉の向こう側には青い空と複数の屋根が広がっていた

外側のドアにも何も書いていない


軽く体力と精神がすり減ったところで、母の私を呼ぶ声がした


「早く荷物を持って行きなさい」


学校で鍛え上げた高速階段降りでリビングに戻り、置いてある大量の段ボールを2階の自室に運ぶ


「うわ、重た」


こんなに重いもの入れたっけ


「大丈夫ですか。僕が持ちますよ」


断る間もなく、ひょいっと持ち上げ空気を運ぶかのように軽々と運んでくれた


「ありがとうございます。すごいですね。あんなにも軽々と」


「いえ、部活で鍛えられているんでこのくらい平気です」


「ってもうこんな時間!早く片付けないと。明日学校ですよね」


「あああ本当だ。引っ越しで少し浮かれていました。じゃあ、僕はこれで」


時計は6時を指している


今日のうちに段ボールを開けなければ


終わるかな(段ボール8箱)


登校どうすんのよ

ピピピピ

朝だ

いつもと違う天井がある

ああ、私引っ越したんだ

疲れの取れてない体(昨夜段ボール8箱処理)を無理やり起こし、制服に着替え、髪を束ねて、トイレに行って、洗顔をし、スキンケアを軽く済ませる。


リビングには私以外全員いた


「おはようございます」


「おはよう。ご飯あるから食べちゃいなさい」


「はーい」


赤城くんはもう食べ終えていた。お父さんはソファーに座ってテレビを見ている


「そういえばさ、学校どうやっていけばいいの?」


「ここからなら歩いて30分くらいだから、自転車で行きなさい」


待った

同じタイミングで同じ方向から毎日学校に行くってある意味危険じゃないか?

同級生から何を思われるかわかったもんじゃない


「赤城くん、どうします?このままではみんなに怪しまれてしまいます」


「大丈夫だと思いますよ」


「え?それはどうして?」


「僕、サッカー部なんで朝早いんですよ。だから大丈夫です。じゃあ、行ってきます」


「いってらしゃい」


今の時間は6時45分

運動部は早いな〜


私は7時30分には家を出れば間に合うから、ゆっくりしてよう


って、お弁当忘れてるじゃない!


あー学校で渡さなきゃ


全然大丈夫じゃないじゃない!




ミッション1

あんな爽やかに玄関を出て弁当を忘れていくなんて。ついでに水筒も

今から急いで自転車で追いかけても、向こうはゴリゴリの運動部。

書道部の私が追いつけるはずもない。


仕方ない。学校で渡すとしよう。


幸いなことに、まだ学校が始まって1週間くらいしか経過していないから、怪しむ人は居ないだろう(私に友達がいないということもある)


それに、赤城君とは隣の席だ

机の横に引っ掛けとけばいいだろう


脳内シミュレーションが終わって一安心した私は登校までの時間をゆったりと過ごし、7:30に家を出た


学校


赤城君の弁当を覚えてる人なんていないよね?大丈夫だよ。きっと


ガラガラ(ドア)


?!


赤城君何でいるの?

朝練は?

しかも、同じサッカー部であろう男子が机に群がってるんだけど!


計画崩壊


このままじゃ渡せない


うーんどうしよう


!そうだ!


「赤城君」


「ん?」


「これ赤城君のだよね?ロッカーの前に落ちてたよ」


「(察し)ありがとう桐真さん」


ミッションクリア

あっぶねー


高校入試

来週は進研模試だ。

高校入試で校内1位を取った私には負けられない戦い

国語・数学・英語

最初の進研模試は中学の範囲のはずだからいける


この土日に総復習しよう


ちなみに、私の高校入試の成績は

国語 98

数学 89

英語 100

理科 90

社会 99


中学の教科書とノートを引っ張り出し、机に向かった


その時


コンコン


「どうぞ」


「桐真さん、進研模試の勉強教えてください」


「いいですよ」


足の低いテーブルを出し、一緒に勉強することに


「赤城くんの今現在の学力を知りたいので、高校入試の成績を教えてください」


「引かないでくださいよ」


「どうして?」


「僕、スポーツで学校に入ったもんなんで。ここの先生にスカウトされて。」


「引きませんよ。それに、すごいですよ。スポーツで先生にスカウトされたなんて。私からしたら羨ましいです」


「え?」


「推薦で高校に進学できるほど輝くものを持っていないので。では、成績を。」


国語 50

数学 80

英語 40

理科 90

社会 30


「・・・すごく極端ですね」


「・・・すいません」


「謝ることじゃないですよ。鮎川県の高校入試数学って、全国の公立高校入試から見ても難しい方なんです。数学でこの点数はすごいですよ」


「ありがとうございます。でも」


「そうですね。問題は国語・英語・社会。文系科目ですね。」


「桐真さんの高校入試の結果見せてください」


まあ、減るもんじゃないし、いいか


「どうぞ」


しばらく赤城君は動かなかった


勉強は分析の後で

「では、何がわからないのか整理しましょう。まず国語から」


「作者の気持ちとか全く理解できません。物語文は好きだけど、説明文が苦手で。古文・漢文も。レ点くらいしか」


「なるほど。漢字は?」


「・・・あんまり」


「英語はどうでしょうか」


「リスニングが。文法はわかるんですが、会話表現がわかりません。自分の意見を前にするとどうしたらいいかわからなくなって・・・」


「長文はどうでしょうか」


「内容によります。説明的な英文だと解きやすいですが、会話だと・・・」


「社会は?」


「全くわかりません。選択問題で点を取ったようなもんです」


赤城君の表情が死んできた


「ああ、そんな顔しないで。一緒に頑張りましょう。月曜日までにすべて網羅するのは厳しいので、これからの定期テストに生きる勉強も兼ねた計画を作りましょう」


「はい。あ、なら」


高速階段駆け上がり駆け下りで両手に缶ジュースを持ってきた


「ジュースでも飲みながら」


「ありがとう」




作戦会議

缶ジュースをプシュっと開け、喉に流し込む

中身はサイダーだ

赤城くんは気持ちよさそうに飲んでいる


「進研模試の出題の仕方は全くわかりませんが、高校入試問題を元にして作戦を立てましょう」


「あの」


「はい?」


「過去問ありますよ」


「え?」


「(笑)今日の放課後、先生がまとめて廊下の進路チェストの引き出しに入れておいてくれました。取りに行ってませんでしたか?」


「あ、すっかり忘れてた」


「持ってきますね」


数分後


「はい、英語数学国語です」


「ありがとうございます」


ペラ


「だいたい入試問題と方式は変わりませんね。国語も古文漢文でてますし」


「うわ・・・」


「漢字は本や新聞を読むようにして、わからない漢字を地道に潰すようにしましょう。時間はかかりますが、一番の近道です。あとは、国語総合の漢字小テストを毎回ちゃんとやることです」


「本の選び方がイマイチちょっと・・・」


「本への入り方はなんでもいいです。書店に行って気になった本を読めばいいです。難しいことを考えなくていいですよ」


「今度一緒に行きませんか」


「いいですよ。行きましょう。来週の日曜はどうでしょうか。買い物もしたいのでショッピングモールがいいです」


「その日は部活もないのであけときます」


「続けましょう」


そんなこんなで金曜日の夜が終わった


第一回進研模試特訓 土曜の巻 のはずが・・・

次の日の朝


コンコン


「赤城くん起きてください」


・・・


応答がない


1階にもいなかったし、どこに行ったんだろう


時計は9;00


「はいりますよ」


・・・いない


両親は仕事でいないし


壁にかかっているカレンダー

今日の日付には部活の文字はなかった


まさか、勉強が嫌でどっかに逃げたとか


悶々としていると


「ただいまー」


え?


「お、おかえりなさい。どこに行ってたんですか」


「部活なかったんで、陸上部にお邪魔して走ってました」


「そ、そうですか」


「いやー、体動かさないと落ち着かなくて」


「少し休憩してから勉強しましょうか」


「いや、あとで桐真さんも一緒に走りましょう」


「はい?」


「少し運動したほうが勉強効率が上がるそうですよ」


「いやでも、私ずっと文化部で体力ないし・・・」


「少しずつやればいいんです。大丈夫。僕がついてますから」


「は、はあ。わかりました。明日でいいですか?」


「?今日からじゃないんですか?」


「だって、赤城くんもう走ったし」


「夜があります」


「夜は危ないですよ。お母さんがなんていうか」


「僕が守りますから。こう見えて僕、柔道は黒帯です」


「じゃあ、お願いします」






やっと本題

「では、走る時間までお勉強しましょうね」


「着替えたら桐真さんの部屋に行きます」


「両親いつ帰ってくるか聞いてませんか?」


「来週の日曜日ですよ」


「は?」


「聞いてませんか?」


「何を」


「今週は新婚旅行でハワイですよ」


はあああああああああああああああああああああああああああああ?💢💢💢💢💢💢💢💢


「初耳です」


「お金を置いといたから、適当にやってと」


「……そうですか」


「僕達は普通に学校や部活がありますし、そんなに変わりませんよ」


「そうですね。」


「着替えたら桐真さんの部屋に行きますんで、勉強しましょう」


「分かりました。待ってます」


全くお母さんは何を考えてるんだか

1週間も留守にするのに、私に一言も無いなんて


母親に不信感をいだきつつ、勉強の準備を始める


コンコン

「入りますよ」


「どうぞ」


片手にノート

片手にサイダー

またかい


数時間の勉強後


「お腹空いた」


「僕何か作りましょうか」


「出来るんですか?」


「スポーツマンは身体が基本ですから」


赤城くんのクッキング教室 1

リビングで待っていると、エプロン姿のスポーツマンが降りてきた


「本当に作るんですね」


「嘘はつきませんよ。何が食べたいですか?」


「何が作れますか?」


「一応、家庭料理は一通り作れます」


料理できる男子高校生、いかがですか?

あなたをお守りしますよ


「じゃあ、オムライスが食べたいです」


何でそんなびっくりしたような顔すんのよ


「意外に可愛いものが好きなんですね」


「おいしいじゃないですか!」


「はいはい、座ってお持ちください。お嬢様」


Uuuuuuuuuuuuu〜


テレビを見ていると、美味しそうな音と匂いがリビングを包んだ


「・・・そんなに見ないでくださいよ。恥ずかしいです」


・・・は!

無意識に見入ってしまった


「こっちきます?(笑)」


「いや、待ってます」


焦った




「ジャーン!できましたよ!」


「うわー美味しそー!いただきまーす」



うますぎて瞬殺


赤城君、プレイボーイ?

食べ終わって2人で勉強

1つ疑問が


何故、女の子の部屋に躊躇無く入れるのか


チャラ男とかパリピは何も気にしないでズカズカと入ってきそうだけど


赤城君はそういうタイプではなさそうだし


普通の子って、彼女でもない限り、少しぐらい戸惑ったりするものじゃないの?


いくら姉兄とはいえ、幼い頃から一緒にいる訳では無いし、血縁関係でも無いし


そもそも、出会って1ヶ月も経ってないから!


あまりにも気になりすぎて


「桐真さん、手が止まってますよ」


「……」


「なんかあったんですか?」


「あ、いや、その……」


「遠慮しないで。僕達姉兄なんだから」


「ではお尋ねします。何故赤城君は女の子に対して壁を造らないんですか?」


「うーん、僕、人とコミュニケーションをとるのが他の人よりも長けてるんですよ。会話するの楽しいし。それに、桐真さんは友達でも無く彼女でもなく他人でも無い。家族ですから。」


なんて出来た子なんだ


運動部の運動部による文化部のためのランニング

「さあ、走りましょう」


完全にスポーツ着姿でさわやかな笑顔


こっちは憂鬱なんだけど


「本当に走るんですか?」


「ここまで着替えておいて何を言ってるんですか」


「ですよね」



走り出して5分


「つ.......疲れた...ギブ」


「何言ってるんですか。早すぎます」


「中高と文化系部活動の体力の無さを舐めないでください」


「はいはい、さあ、いきますよ」


「あ、ちょっと最後まで聞いて!」



さらに、5分後


「休憩とかないんですか」


「あるわけないじゃないですか」


「なんで!」


「一度休んだら、走り出すのきついですよ」


「そういうもんですか」


「そういうもんです」



さらに5分後


「.....嘆きが聞こえなくなりました」


「運動より勉強のほうが楽しいです」


「勉強より運動のほうが楽しいです」


「なんで」


「好きに理由なんてないですよ」


「ふーん」


「どうして勉強が好きなんですか」


「知らないことがあるのが嫌なだけです」


「じゃあ、僕のこともっと知ってください。僕も桐真さんのこともっと知りたいですから。僕たち姉兄なんだし」


「では、いまをもって敬語を使うのをやめにしませんか」


「いい提案だね。じゃあ、帰りにジュース買って帰ろう」



自販機前


買ったのはサイダー


どんだけ好きなのよ





初めての夜()序

勉強もランニングも終え、あとは、夕飯とお風呂と睡眠。


ひとつ屋根の下、両親不在の状況で血の全く繋がらない同い年同じ学年同じ高校の兄姉感覚よりクラスメイトの方が近い異性と二人きり


そう

これは

非常に


#マズい__・__#



夕飯……赤城君には軽食を作ってもらったし、だからといって私が作るとゲテモノしか生まれないし。外食もいいけど、もし同級生や先輩に見つかってしまったらThe end


「夕飯どうする?僕作ろうか?」


「いや、軽食作ってもらったから赤城君はいいよ」


「じゃあ、英理作る?」


……今、なんて?


英理って呼んだよね


(((゜Д゜;)))(((゜Д゜;)))(((゜Д゜;)))(((゜Д゜;)))(((゜Д゜;)))(((゜Д゜;)))(((゜Д゜;)))(((゜Д゜;)))(((゜Д゜;)))(((゜Д゜;)))(((゜Д゜;)))(((゜Д゜;)))(((゜Д゜;)))(((゜Д゜;)))(((゜Д゜;)))(((゜Д゜;)))



「わ、わわ、私が作るよ」


「どうしたの?笑」


「いや、なんでも」




台所


うーんどうしよう

動揺した勢いで作るって言っちゃった





夕飯を作るよ(震え)

さて、何を作ろうか

今から買い物に行くのは危ないし(めんどくさいし)


冷蔵庫には…人参、玉ねぎ、ジャガイモ、豚肉

そしてカレールー


カレーを作れと言ってるようなもんじゃないか


テレってッてってってて

テレってッてってってて


てーてーててーてー

てーてーててーてー

てーてーてーてーてれれれれ

(某3分間クッキングのやつ。伝われ)


1、まず、材料を台所に置きます


2、まな板と包丁を水で洗い、置きます


「野菜が邪魔で置けない!やばい、びちょびちょ!ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!」


「大丈夫?」


大丈夫たぶん


3、気を取り直して、ルー以外のものを切ります(作者の語彙力皆無)

の前に、野菜どもを洗い皮を排除します


人参はピーラーでどうにかなる

ピーラーは料理初心者にとって神アイテム(だと思っている)


玉ねぎ

これはパワー案件

…どこまで剥けば正しいのこれ


ジャガイモ皮むきむずない?

いろいろと不安定すぎて手を切りそう

てか、すごい土を感じる


4、今度こそ切ります(決意)


人参って輪切り?それとも、これの4分の1切り?

厚さは???????????


玉ねぎ

目がががががっがガガガがががっがっががががっがっがが!(ムスカ)


やばい、じゃがいもが切れん


※まな板のキャパを超えたらざるに移しましょう


じゃがいもってゴロゴロしていたほうがおいしいのか?

熱が通りずらいイメージがあるから、1.5×1.5×1.5くらいの大きさでいいのかな

どっちだ


5、鍋を用意し、火を付けてあぶらを引きます


鍋どこ鍋どこ鍋どこ…n

最初って何火?間をとって中火でいいか(てきとー)

油ってどんぐらいたらせばいいの

...大さじ1くらいでいいかな(どっからでてきた大さじ)


6、材料を炒めます


最初に入れるのって、肉でいいよね?

玉ねぎがきつね色になったらおk?


7、水をいれて、ルーをぶちこみます


とりま、野菜が浸るくらいでいいでしょう(疲れてきた)

ばきっとルーを四分割にかち割り、3,3、−3、−3に広げる(円が描ける)


8、蓋をして煮込みます

まあ、20分くらい放置してけばいいでしょ

液体って焦げるっけ?まあ、いいっか


9、完成



実食


「どう?」


「うん、おいしいよ」


よかった(大安心)




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