気づかれない位が丁度いい
最近投稿できてなくてすみません。
量も少なくてごめんなさい。
何とか頑張ってみるんで!
だからこそ。
第三者が必要だ。
誰にも気づかれないよう静かに。
少しだけ状況を変化させてやる。
脇役とも呼べない程それは地味で、
人に誇れるような立派なやり方でもない。
けれども答えはこれしかない。
綺麗ごとなんてしょせんまやかしで、存在すらしない物。
本当に合理性を求めるのならこれしかないだろう。
そうして俺は誰にも気づかれない中独り決意を固めていた。
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西日は大分鋭くなり、俺の目を痛みつける。
皆順々と帰る支度をし始めた頃、俺は先に教室を出ていた。
すっかり季節は夏に移り変わっており、歩くだけで
少し汗をかいてしまう。グラウンドからはまだ戦士
のように声を張り上げる野球部員たちの声が聞こえる。
いつまで練習する気なんだろうか…
運動部なんて入らんでよかったわ。
「上本君」
愛嬌のある可愛い声が背後から一つ。
聞くだけで心が癒される。
俺はゆっくりとその声の主、花城のほうへと向いた。
「どうした?」
「いや、これ忘れもの」
花城の柔らかそうな手には俺の筆箱が握られていた。
机の中に入れっぱなしになっていたのかもしれない。
花城は俺をわざわざ追いかけてくれたのか
手を膝について息を整えているようだった。
この姿勢…なかなかいいじゃないか!
「ありがと」
「いや、別にいいんだよ。上本君勉強大好きだったみたいだから
困ったらいけないなぁと思って」
あぁ神よ。私目にこのような天使を授かって頂いたこと、感謝いたします。
あ、俺神なんて信じてなかったわ。
「ほんとありがとな」
「ううん、そんなの全然いいんだよ。あ、そうだ。良かったら
一緒に帰らない?」
え、えぇーーーー!




