花城 ひな
佐島 尚美から佐野 尚美へと名前を変えます。あと
佐島のキャラデザを黒髪ショート場部から茶髪ポニーテルへと変えます。
ご了承ください。
それと滅茶苦茶誤字、設定ミスがありますね。
近々直します。それとミス等教えてくださればすぐに直しますので
余裕がある方はお願いします
「それでは、おやすみなさい」
「あぁ。お休み」
俺達はそれぞれベットと布団で寝た。もちろん俺が敷布団。
花城は自分が敷布団で寝るというのだが、当然そんな事をさせるわけにはいかないので
花城を説得させるのには少し苦労した。
部屋にあるのは夜の闇と静寂。
いつもこの闇の中にいると時間が止まったように感じ、
少し不思議な気分になる。
布団が心地よいせいもあってか俺はすぐに眠りの世界へと誘われそうになった。
すぐ近くで寝ているアイドルがいるのに堂々と眠ろうとする俺が怖い。
「上本君、起きてる?」
「んん…あぁ。まぁあと少しで寝そうなんだけどな…どうした。
眠れないのか?」
「まぁ、そんなところかな」
「くらいの苦手なのか?」
「そんなのじゃないよ…」
どうもついさっきから花城の元気がなくなったような気がする。
いつもの元気溌剌とした様子はどこへやら…
「どうした、さっきから元気がないぞ、なんかあったのか?」
「やっぱり上本君には敵わないな…全部お見通しなんだもん」
それから花城は話し始めた。
自分には父親がいないという事。そして母親は毎日夜遅くまで
働いており、まれに一日帰ってこない時もあるという事。
そして俺はその話を聞いていくうちに気づいた。
花城が今元気をなくしてしまった原因は俺が机の上の
写真立ての話をしてしまったから。
でも花城に俺が謝ったところで花城はその謝罪を受け入れない。
それが逆に俺を苦しめる。罪悪感で押しつぶされそうになる。
そして何よりそう自分の事しか考えられない己に腹が立った。
苦しんでいるのは花城なのに、俺より苦しい思いをしている奴がここに居るのに、
自分は親のトラブルで養子となった事を理由にし、
逃げ回っているのに。ここで何とか踏ん張って
頑張っている奴がいる。
その事実はより俺を苦しめた。
自分だけがいつも辛いをしている、そう思っていたのだ。
世界は自分を中心に回っているそう思ってでもいたのだろうか。
そう何度も自問自答を繰り返すたびにいかに自分が弱い人間なのかが
身に染みて分かってしまう。
そして何よりも話し続ける花城に
ただただ相槌を送る事しかできない自分の無力さに、弱さに
腹が立った。
近々っていつ?