いつもそこには解はない
行方不明になっていた子供見つかったんですね。
発見したおじいさんの行き方尊敬します。
あんな人に自分もなりたい…
知らないかたは調べてみてください!
本当に尊敬します。
こんなことここで語る必要なんてないんですが…
どうやら俺の事に気付いたようで、彼らは一斉に
俺のほうへと振り向いた。
彼らの表情からは微塵もおびえたような恐怖心を感じ取れず、むしろ
余裕を持ったように捉えられた。
「おい、ガキ、こんな時間に時間に外を出たら危ないぜ」
俺はその声に応じることなく、花城のほうへと歩み寄る。
「ここは危ない。早く家に帰れ」
手を取り、家に帰るよう促す。
だが花城は一切そこから動く仕草を見せない。
「なにやってんだ、このクソガキ!」
俺は彼らをにらみつけた。
それでも俺の全力の眼差しが彼らにきく効くことはなく、
見事に囲まれてしまった。
「あぁん、舐めてんのか、こらぁ!」
このおっさん、口くさい。
滅茶苦茶臭い!
「なんか言ってみろや!」
胸ぐらをつかまれてしまった。
結構ピンチである。
「お前そんな事して大丈夫?お子様はこんな時間に外で歩いちゃいけませんよ」
思いっきり人を見下したような言い方で彼ら
に向かってそう言い放った。
勿論奴らは相当頭にきたようで今にも殴りかかってきそうな表情をして
俺をにらみつけてきた。
だが自然と俺はそれを怖いとは思わなかった。
あともう一息。
「それで、お前らは俺を殴るの、殴らないの?」
「調子乗ってんじゃねぇよ」
頬に一発強い衝撃。どうやら殴られたらしい。
しばらくするとまた一発。
そして徐々に一発、また一発と回数が増えていく。
しまいには4人から休む暇もなく、攻撃を受け続けていた。
だが決して反撃はしない。
決して。
おびえて足を震わせた花城を傍らに地面に這いつくばり、
彼らをずっと煽り続ける。
人を怒らせることは俺の得意分野。
頭にくるであろう言葉をあたまのなか頭の中で丁寧に一つずつ選んでいき、
適格に攻めていく。これが俺のスタイル。
攻撃手段。頭を使った頭脳プレイといったら聞こえはいいかもしれない。
人はある瞬間、怒りを覚えるとその怒りを晴らすべく
行動に出る、今だと力を使って、だろうか。
とにかく怒りを晴らす瞬間だけだが理性を失う。
よって彼らは俺を攻撃することだけで頭がいっぱいのはずだ。
だがこう連続で蹴られたり殴られたりすると
体がもたない。気分は最悪で
今にも何か吐きそうだ。
痛い。痛いがそれを表情に出す事はない。
ペースを落とすことなく煽り続ける。
神のポーカーフェイス。
もう持たない。死ぬ、吐きたい。
吐いて寝て楽になりたい。だが我慢する。
何のために、誰のために。
花城の為か?いや違うような気がする。ならなんで。
遠くから救急車のサイレンの音がする。
パトカーのサイレンの音もだ。
あと少し、あと少し…
だが意識が遠くなっていくのが感じ取れる。
あと1分、いや30秒で…
俺は気を失ってしまった。




