表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
乙女の覇権安定論 ~力を求めし者よ、集え!~  作者: 内藤ゲオルグ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

352/464

半分仕込みの蜘蛛の糸

 盗んだ、いや借りたバイクで学院に戻り、門のところでアナスタシア・ユニオンの警備にチェックを受ける。密かに出入りしないと、これがあるから面倒だ。

 それにしても、こいつらアナスタシア・ユニオンに全然動きがないのも不気味だ。


 私たちはアナスタシア・ユニオン前総帥のバカ息子が、妹ちゃんのストーカーと化してると聞いたからこそ護衛としてベルリーザまでやってきた。

 最強の座を射止めるために実の親まで殺したバカ息子は、話に聞く限りじゃ直情径行の典型みたいな奴を想像してたのに、どうしたことかこれまで一切の動きが見えない。


 現総帥に一度ボコられて心を入れ替えたのか、あるいは柄にもなく慎重に振る舞ってるのか、はたまた他の女に熱を上げて妹ちゃんを忘れてしまったのか……。

 なにもなければそれに越したことはないにしろ、やっぱり不気味に思えてしまう。


「先生、行きはバスに乗っていましたよね? 生徒たちが乗ったバスは先に到着していますが」


 武闘派のアナスタシア・ユニオンでも、名門女学校の警備に就いてる奴はそれなりに礼儀正しい。こいつもちゃんと教育を受けてるようだ。


「野暮用で別行動しただけよ。もういい?」

「どうぞ。しかし、あなたとは一度どこかで話をしたいと思って――」

「悪い、急いでるからまた今度」


 たぶんナンパじゃなく、普通に妹ちゃんの状況について話したいんだろう。感じのいい男ではあるけど味方とは限らない。

 あまりにも敵に動きがないことから、こっちとしてもアナスタシア・ユニオンの構成員から直に探ってみたいのはたしかだ。忙しくなければ、せっかくの誘いに乗ってやっても良かったんだけどね。今はタイミングが悪い。


 門を抜けて駐車スペースにバイクを停め、今度は歩いて生徒会棟に向かう。


「こちら紫乃上。レイラ、状況に変わりない?」

「こちらレイラです。生徒会は堂々巡りの話しをするばかりで、険悪になっているだけですね。ジエンコ・ニギから次の要求も今のところないようです」

「生徒会長は? あいつはもうちょい、しっかりしてそうな気がしたんだけど」

「ルース・クレアドスはずっと黙ったままです。何か考えを巡らせているのか、ショックを受けているのか……」

「あれは下っ端がどうなろうが、ショックを受けるようなタマじゃないと思うわ。まあ、さらわれたのが友達なら心配することは普通にあるか。とにかく下手すりゃ、仲間がとんでもない目に遭わされてるかもって時に言い争いとは……まったく、呆れたガキどもね」


 手紙で要求を伝えるとなれば、ジエンコ・ニギは聖エメラルダ女学院の関係者をメッセンジャーにしないといけないはずだ。愚連隊が学院にのこのことやってくれば、アナスタシア・ユニオンの警備が黙ってないだろうし。そういう意味じゃ、奴らもやりにくいんじゃないかと思う。

 できれば苛烈な要求があったところで、タイミングよく救いの手を差し伸べたかったけどね。時間をかけすぎれば、しびれを切らしたガキどもが何を仕出かすか分かったもんじゃない。これ以上は高望みだろう。


 早々に人質を確保したヴァレリアと、迎えに行ったヴィオランテが短い通信を交わすのを聞きながら、またまたやってきた生徒会棟。今日も律儀に門番が二人も立ってる。

 さて、今日はどうやってあいつらを突破したもんかな。強引に行くよりは、やっぱり招き入れて欲しいところだ。うん、ここは普通に話してみるか。

 なるべく刺激しないよう、のんきな歩調で近づいてみる。


「貴様っ、また性懲りもなく!」

「立ち去れ、生徒会は貴様などに構っている時間はない!」


 おうおう、威勢のいいガキどもだ。

 しかし、せっかく会話を試みようと思ってるのに、初っ端から喧嘩腰の姿勢はいただけない。そもそも貴族のご令嬢ともあろう者どもが、随分な口の利き方をするじゃないか。

 淑女にあるまじき格好や振る舞いの私も悪いっちゃ悪いのかもしれないけど、門番が身分不詳の訪問者に楯突くのは問題がある。もし私の正体が変わり者の上級貴族だったらどうするつもり……いや、まあないか。とにかく、こいつらにも指導が必要だ。


 くだらない言い草は無視して、歩きながら特製グローブを装着した。敵対的な姿勢やプレッシャーを感じたのか、騎士っぽい生徒たちは以前と同じように剣に手をかけた。


 前にも思ったけど、こいつらは学生の分際で簡単に武器を使って人を脅す。

 しかもなんてったって、ここは学院の中だ。生徒が剣を使って教職員を脅すなどあってはならないし、学長だってそんな特権を与えた覚えはないと言ってたくらいだ。ベリルリーザや聖エメラルダ女学院特有の文化じゃないってんなら、こいつらのやってることは出鱈目でたらめだ。


 それにガキのごっこ遊びに付き合ってる場合じゃない。こいつらが人を斬った経験がないことくらいは、様子を見れば丸わかりでもある。私への怒りや門番としての使命とは別に、人に向かって武器を振るう恐怖が見えてしまってる。

 人を物理的に傷つけあやめることへの恐怖は、よっぽど頭のネジがぶっ飛んだおかしい奴か、高度に訓練や経験を重ねてなければあって当然の感情でもある。

 そんな覚悟が決まってない上に温室育ちのガキどもの脅しなんぞに、この私が恐れを抱くなどあり得ないってのに。


 現在の生徒会は誘拐事件の影響で切羽詰まってる。門番としては邪魔者を排除しようとする意志と同時に、苛立ちやら焦りやらの感情で平静じゃないところもまあ、あるのかな。


 とにかく、こいつらと私とじゃ役者が違うんだ。貴族の令嬢なら空気を読むことには長けてるはずだ。サングラスを少しだけずらし、本気でやるならこっちもその気になるぞと目付きで脅してやる。ついでにのんきな歩調を改め、シリアスな雰囲気と魔力の発露も加えてやった。

 脅しは悪党の専売特許だ。本職の気合を少しだけ見せてやる。


「……おい、抜くなら死ぬ覚悟、決めてからにしなさい。そいつを抜いて私に向けたら――」

「ぐ、愚弄するかああああああああああああっ」

「ロザリーナ! ちょ、ちょっと待ちなさいって!」


 なんともまあ、手の早い奴だ。もう一人の門番の制止を振り切って、錯乱したように斬りかかってきた。私の気合や魔力に当てられたのか、ちょっと脅かしすぎたかもしれない。でも、ビビって立ちすくむ奴よりはいい根性してる。

 思った展開とは違うし、ぶっ倒すことは造作もないけど私は会話を求めてる。ここは冷静になって、言うことを聞いてもらおうじゃないか。


 門番女子にとっては最速の、私にとってはあくびが出るほどの時間をおいて剣の間合いに入った。

 血走った目で振りかぶった両刃の剣は、私の左肩をたたっ斬る軌道で迫りくる。

 斬られる前にぶん殴るもよし、剣をはたいて軌道を逸らしてもよし、普通に避けてもいいし、盾で防ぐことだって可能だ。無数の方法でこんなイージーな攻撃には対処できる。


 いや、対処するまでもない。

 なんにもしなくたって、どうということはない。アホでも学院の生徒だからね、これも指導の一環と思って接してやろう。


 訓練はそこそこ真面目にやってるのか、剣は思いのほか綺麗な軌道を描いて無防備に立つ私の左肩に吸い込まれた。が、それだけだ。


 剣を叩きつける寸前、人を傷つける恐怖と後悔が押し寄せたんだろう。門番の目には薄っすらと涙が浮かんでる。それが驚愕に見開かれた。

 どうだ、たった一度の攻撃でも色々と勉強になっただろう。


「気は済んだか? このおてんば娘」


 上のジャージを脱いだままの格好は無地の黒Tシャツだ。その何の変哲もなく見える黒Tシャツだって、カーボニム鉱の金属糸を使った逸品で、裏地には何種類もの刻印魔法が仕込まれてる。身体から無意識に漏れる微量の魔力を吸収しただけでも、それなりの防御力を発揮するんだ。このTシャツは意識すればそこらの金属鎧よりもよっぽど頑丈な上に柔軟性まで備えた一級品の防具だ。

 最低レベルに毛が生えたような身体強化魔法しか使えない生徒が繰り出す斬撃程度、なんか虫がとまったかな、くらいの衝撃しか感じない。


「物騒なもん振り回す前に、まともな人間なら対話で物事を解決しようと試みなさい。お前の迂闊な行動は主人の汚点にもなるって自覚あんの? もし私が学院の講師じゃなかったら、命を奪おうとしたお前も、その主人も決して許しはしない。この意味が分かるわね? そもそも学院の中でこんなもんは不要よ」


 特製グローブを装着した手で、いまだ肩口に乗っかる剣を掴みそのまま握り砕いた。

 小さな悲鳴を上げて後ずさる門番その一を横に押しのけ、もう一人の門番に近づく。緊張の面持ちで、剣の柄に手を置いたまま動けないらしい。私はこれでも一応は学院の講師なんだから、そこまで警戒しなくたっていいだろうに。なんだってのよ、まったく。


「最初から押し通るつもりなんかないわ。生徒会長に伝言しなさい………………聞いてんの?」

「はっ、え?」

「今から言うことを生徒会長に伝えなさい。分かった?」

「あ、はい」

「ホントに分かってんの?」


 コクコクとうなづく様子は可愛げがあっていい。

 こう伝えろと、さっそく用向きを告げる。


「困ってるなら、このユカリード・イーブルバンシーが手を貸してやる。私には生徒を守る義務があるし、守れる力もある。ついでに秘密を守る義務もあるわ。差し伸べた手をはねのけるのは自由だけど、たった一度の機会と心得なさい」


 言うだけ言うと、顎をしゃくってさっさと伝えろと送り出した。

 ここで拒否されたらどうしたもんかと思いつつ、腕を組んで静かに時を待つ。


「こちらレイラです。会長の伝言が中の連中に伝わりました。また紛糾していますね」


 現場を実況してくれるレイラのお陰で状況が丸わかりだ。


「これまでずっと黙っていたルース・クレアドスが発言しました。一言で周囲を黙らせ、会長を招き入れると決めましたよ」


 さすがは生徒会長だ。追い込まれた状況で意地を張ったところで意味はないし、ならず者連中を一人で撃退した実績などからも私の実力に賭けてみる気になったのかもしれない。

 こっちから助けてやると言ったからには、ある程度の事情をすでに把握し、さらに勝算があってのことだと思うだろうしね。そうした考えもあってか、トップらしく鶴の一声で方針を決めたようだ。


 少し待ってると生徒会棟に入った門番が戻り、中に入るようエスコートされた。そのまま大人しく付いて行く。

 エレベーターに乗って最上階に上がり、進んだ先には両開きの立派な扉があった。門番がノックと声掛け後に扉を開く。


 馬鹿みたいに立派な内装だ。生徒が事務作業をするような雰囲気じゃなく、晩餐会でも開かれそうな感じの部屋。

 長方形のテーブルを囲むこれまた立派な椅子には七人が着席してる。こいつらが学院を牛耳る生徒会だ。奥のお誕生日席に陣取るのがルース・クレアドス生徒会長で、周囲のボンクラどもが焦る様子とは違って一人だけ涼し気な表情だ。


 私だけ突っ立てるのもバカバカしい。生徒たちが気圧された様子で黙ってるのをいいことに、空いた席に勝手に座って足を組みふんぞり返る。

 そしてサングラス越しに一同を見やった。こっちから訪ねといてなんだけど、相談したいことがあるなら言ってみろって感じに。

 ところがルース・クレアドスの態度は変わらない。むしろ周囲の反応を楽しむようですらある。こいつの腹もよく分からないわね。まあ黙ってられても時間の無駄だ。


「…………困ってんなら助けてやろうと思ったんだけどね。黙ってられちゃ分かんないわ」


 ボンクラどもが一斉に生徒会長に目を向ける。それを受けて失望したように小さく溜息を吐くのが私には分かった。


「イーブルバンシー先生はこちらの事情をご存じのようですわね」

「さあ? 大したことは知らないわ。たまたま知り合いの青コートから、良かったら相談に乗ってやってくれなんて言われただけよ」


 生徒会長は冷静に見える。こいつなら指輪が発する位置情報で、私の動向を分かってたんじゃないかと思う。細かい事情を知らないフリや、ここにきたタイミングも別に不自然じゃないはずだ。


「込み入った事情があり、またご説明差し上げる時間もないほど切迫してるのですが……それでもお力をお貸しいただけますか?」

「ルース様! この者でどうにかできるとおっしゃるのですか?」

「そうですよ! それに知られると色々……」


 生徒会長に文句を付けるボンクラには、今度は私が溜息を吐いた。仲間のピンチに自分たちの保身ばかり。呆れた奴らだ。


「無駄口叩いてないで、助けて欲しいならさっさと話しなさい。クレアドス生徒会長、切迫してるんじゃなかったの?」

「では前置きは省いて要点をお話しいたしますわ。実は生徒会所属の生徒が一人、誘拐されました」


 重い沈黙が広い部屋を支配する。私と生徒会長以外は、たぶん現実逃避したかったんだろうね。


「なるほど。お前たちはそれを大事おおごとにしたくない、でも動かせる駒がいない。あるいは、いても期待できない奴らばかり。そんな状況ってわけね?」

「おおむねご想像の通りですわ」

「誰にさらわれた?」


 白々しくても必要なプロセスだ。


「ジエンコ・ニギと呼ばれる愚連隊です。犯行を報せる手紙が届きましたが、そちらをお見せするわけには参りません」

「見せられない? お前たちにとって都合の悪いことが書かれてるわけか」


 たぶん人質と交換で、奪ったドラッグや身代金を用意しろとでも書いてあったんだろう。身代金はともかく、ドラッグのことは私に知られたくないのはまあ当然だ。とっくに知ってるけど。


「どのようにお考えいただいても構いませんが、ジエンコ・ニギから救出できますか? どこにいるのか判明しておりませんし、あの者たちの構成員は百人以上にも及ぶと聞きます」

「私は助けてやると言ってんのよ。こっちに任しとけばいいわ。そうね、日没までには始末を付けてやる」


 すでに救出は済んでるんだけど、明かしてしまってはありがたみが薄れるってもんだ。


「そんなっ、日暮れまでにはまだ数時間もあります! 相手はならず者なのですよ、そんな者たちに捕らわれて数時間も……」

「無事でいられるとは思えませんね……ああ、どうしてこんなことに」


 生徒会長以外のボンクラどもが、次々と泣き言を抜かす。

 自分たちで蒔いた種だってのにね。でもいい気味だ。

 今回のことはガキの火遊びで済ませられるような事態じゃない。これはおしおきだ。少しは後悔して苦しめばいい。むしろその程度で済むなんて、甘すぎるってもんだ。


 私は熱血教師とはまったく違う。不良どもを更生させないようなんてちっとも思ってないし、逆に更生させられる側にしても迷惑なだけとも思う。余計なお世話ってやつだ。

 別に熱血を馬鹿にするつもりはないし、そういうのは基本的に良い人間なんだとは思うけどね。実際、こいつらには厳しい教育が必要だ。


 しかし、あいにくと私は悪党だ。ボンクラにはボンクラのままでいてもらったほうが与しやすいし、いつの日か利用できると期待が持てる。こんなんでも貴族のお嬢なんだ、将来はどっかのボンボンに嫁ぐことはほぼ決まってる。その時に相手が世間知らずだと分かってれば、いくらでも使い道が思い浮かぶだろう。

 明るい未来に思いをはせて、隣のお嬢のティーカップに勝手に口を付けた。ふう、茶が美味い。


「ちょっと、なにをそこで寛いでいるのですか? 早く助けに行きなさい!」

「そ、そうです。なにかあったら、あなたの責任ですわよ!」


 ついぶん殴りそうになるくらい呆れた奴らだ。生徒会長以外は無視しよう。

 ああ、要求を告げないのも悪かったか。まるで善意で私が力を貸してると、勘違いさせてしまったかもしれない。


「クレアドス生徒会長、私は講師だけどそこまでお人好しじゃないってくらい分かるはずよね?」

「ええ、要求をお聞きしましょう」

「話が早くて結構。まず秘密裏に解決するってことは、共犯者になったも同然よ。お前たちがやってる後ろ暗い悪事にね。しかもならず者の集団相手に、誘拐事件の解決なんて無理難題よ? これに報いることがお前たちにできんの?」


 誘拐事件の解決なんて、学院の講師の仕事じゃない。それにタダで動くとなれば、調子に乗った馬鹿が勘違いしてしまう。


「……イーブルバンシー先生、今は時間がありません。そうした交渉は救助のあとにしていただけませんか? それに成果のない状況ではお約束できることなどありませんわ」


 まあたしかに。涼しい顔してても状況が状況だ。実はすでに救出済みだって知らなければ、それは焦りもするし報酬の交渉なんかやってる場合じゃない。


「踏み倒したら許さないわよ」

「成果には必ず報いるとお約束します」


 どうだかね。もし約束を破るようなら、一回くらいは死ぬほど恐い目に遭わせてやればいいかな。約束を守らないほどの外道ならどうしょうもない。

 こいつらは一応、私が指導するべき生徒たちでもある。仮にも生活指導の講師の立場で、街の悪党相手にするような厳しい交渉をするのもおかしい。ぬるくてもこの程度で勘弁してやるか。


 さてと、あとはフリだけど救出後に改めて交渉するとしよう。

 人質を奪われたジエンコ・ニギがどうしてるかや、巻き毛が無事かなど気になることは色々ある。

 ああ、それと借りたバイクはそろそろ返しに行こう。

すでに人質の救出は終わっているのですが、知らんぷりしている悪党講師です。

次回「ピンチに見た意外なド根性」に続きます。


鉄壁の更新予定は守られましたので、ここから正月くらいはダラダラして過ごします。

何もしないぞ

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] >盗んだ、いや借りたバイクで学院に戻り ヒデェwww 返す気無いやんwww ―――と思っていたら >借りたバイクはそろそろ返しに行こう 失礼いたしました m(_ _ )m マジでこれ…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ