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金に糸目をつけない贅沢

 なにやら盛り上がる敵軍と高級騎士の挑発に応じて、ひらりと参上だ。開けた空間に舞い降りた。

 豪華な騎士は当然のように私が応じたのを見届けると、お付きの者っぽい老騎士と共に進み出る。老人のほうは兜を小脇に抱えたスタイルだ。

 まだ距離のある場所で止まると、豪華な騎士が何事かを呟き始めた。距離があるし兜越しだから、地獄耳をもってしても聞き取れない。なんだってのよ。

 すると隣に控えた老騎士が一言二言なにかを確認し、息を大きく吸った。どういうわけか、代わりにしゃべるつもりらしい。


「こちらにおわす御方は、栄えあるメデク・レギサーモ帝国が第二王子、レオノール・エク・レ・メデク・レギサーモ殿下であらせられる!」


 代弁者を使った名乗りとか。まあいいけど。

 しっかし、まさかの王族か。それも第二王子なら結構な大物だ。遠征軍にそんなのがいるってことは、大陸東部への侵略はかなり本腰入れてるってことになる。

 当然ながら私は王族だろうが敵に畏まったりしないけど、本来なら、ははーっとひれ伏す場面なのかもしれない。普通に腕を組んで仁王立ちだけど。


 少しの沈黙を挟み、老騎士は続けた。

「殿下のお言葉を伝える! 伏して聞けい!」

 即座に周囲の兵士、騎士、全てがひれ伏した。戦場にもかかわらず非常識な、なんとも凄い光景だ。

 遠くの声が聞こえてないだろう帝国兵たちが、状況を見て慌ててかしずくのが面白い。戦闘中の奴らはどうするんだろうね。


 兵士がひれ伏すなかで傲然と立つ私はかなり目立つ。

「…………無礼な女め!」

 いつまでたっても仁王立ちのままの私に老騎士が一喝。顔を真っ赤にして憤慨した。

「しかし、殿下は寛大である! そのままで聞けい!」

 うん、言われなくてもそうする。

「殿下は貴様との一騎打ちを望まれておられる! 応える気は有りや否や!?」


 ……ほう、意外な提案だ。王族自らが戦場に立ち、あまつさえ一騎打ちを望むだって?

 はっきり言って、イカれてるわね。でも、気に入った。


 実際、一騎打ちを望むほどの実力はあると思う。魔力の強さは隠蔽はできても逆は無理だ。さっき感じた強い魔力からして、王子様はただのお坊ちゃんじゃない。王子の出撃に際して上がった歓声もそれを証明してると思う。

 しかも装備が凄い。全身鎧の甲冑は総魔導鉱物製で、上等どころじゃない逸品物。大国の王族ならではだろう。塗装で元の色からは変わってるけど、私にはなんとなく正体が想像つく。

 模様のように全体に広がる刻印魔法も不気味だ。あんなに大量には普通は刻めないはずなんだけど、特級の素材と鎧の構造上の工夫によって成り立ってるんだと思う。神業の領域かもしれない。刻印魔法の効果も全てが上級魔法相当と考えるべきだろう。


 武器の長剣はこれまた豪華な鞘に収まってるけど、これも相当な業物と考えなければならない。あり得ないくらいに破格の鎧と同等と見るべきだ。実際に抜いた剣を見て受けてみないことには想像すら難しい。最強の剣士が持ってた魔剣のような存在と想定しておこう。


 剣とは別に他の武装も警戒すべきだ。見た目上は分からないけど、数々の魔道具が仕込まれてるに違いない。私でさえ凄まじい性能の魔道具を持ってるんだから、こいつが持ってない可能性は考慮不要だ。鎧や兜、剣の鞘に付けられた装飾品はもうどれもが怪しい。当然、見えない部分にだって仕込んでるだろう。

 全身が魔力で満たされた王子様は、もう魔力の塊と同じだ。個別にどこがどうとはもう判別できない。


 正直、かなり面白そうな相手だ。王子様自身の能力が私の想定を上回る確率は低いと思うけど、装備込みなら十分にあり得る。戦闘スタイルも知らなければ魔法適正だって知らないんだ。まさしく未知の強敵。

 しかも一騎打ちなんてシチュエーションで。

 ヤバいわね。胸の高まりが止まらない。


 それでもだ。タダで受けてやる義理はない。誰もがほいほいと言うことを聞くと思うなよ。

「受けてやるメリットは? 私にとっては、ただお前たちを皆殺しにすればいいだけよ。一騎打ちもなにもないわ。私が受けても構わない魅力を提示できるなら、考えてやってもいいけどね」

 さぞかし偉そうに見えるように言い放ってやった。

 王族への悪態は周辺の兵や騎士に動揺と怒りを与えたらしく、かなりざわつく。


 喧噪の中で全身甲冑の王子様がまたぼそぼそと呟いた。

「で、殿下! それはまことでございますか? よろしいので?」

 うろたえる老騎士。戦場の真っただ中とは思えない光景ね。まるで茶番だ。

 でもなんだろう。なにを言い出す気?


 老騎士は私を睨みつけ、もったいぶって一拍おいてから口を開いた。

「うおっほん! 決闘を受けた時点で、貴様には至上の喜びが与えられる。望外の幸運、分不相応な栄誉はかくも無上の出来事であり、帝国全土のいや大陸全土のいやいや三千世界においてさえも極めて稀な栄誉であり、世界中の名だたる美女、絢爛豪華な花や宝石に例えられる姫、数多の英雄英傑でさえ嫉妬を禁じ得ない至福、天上の神々が微笑むが如き恩寵、傘を差せば雨が降るが如き星回りと運命は、いにしえより伝え聞く吟遊詩人の…………」


 長い。なんだってのよ。もったいぶるわね。

「――ということである! つまり!」

 歌うようにぐだぐだと垂れる戯言を聞き流してると、老騎士は一度言葉を切って姿勢を正した。

「つまり、殿下は貴様を妃として迎えても良いとおっしゃっておられる。貴様が女であったことを喜ぶと共に、至上の光栄に打ち震えるがいい!」

 唐突な言葉に何を言ったのか理解が及ばす、戦場に静寂が満ちる。



 言われた意味を咀嚼、検討、理解、否定、再確認……のような過程を数瞬で終えると、吠えた。

「……アホか! いらないわよ! そんなもん!」

 ついカっとして、怒鳴ってしまった。

 ようは物凄い栄誉だから、それだけで嬉しいだろう? さあ喜べ! って言いたいわけよね?


 まったく冗談じゃない。いくら大金持ちのドラ息子の嫁といったって、実態は何番目かの愛人と変わらない立場になるだろう。それでも人によっては嬉しいのかもしれないけど、私にとっては何の価値もない退屈な人生だ。

 随分としょぼい報酬よね。私が欲しけりゃ、世界の半分を差し出すくらい言ってみせろっての!


「では何を望む、強欲な女め! 殿下のお言葉を否定するか!」

 ほんと、妙なことになってるわね。思わず溜息がこぼれる。

 強欲なのは認めるけど、いらないものを提示されても困るだけだ。なにを望むかと聞かれたら、そう……。

「だったら私の」

 軍門に下れ、と言いそうになって、咄嗟に口をつぐんだ。もし私が勝ったら子分になれって意味だけど、軽いノリで言うのは止めておこう。仮に万が一にも受け入れられてしまったら、それはそれでかなり面倒なことになる。

「……いや、王子の無謀な挑戦と勇気だけは認めてあげる。だから決闘は無条件で受けてやるわ。その代わりに、私が勝ったら大陸東部への野心は諦めなさい。それが条件よ」


 妥当なところだろう。決闘で決着を付けたいのは向こうの都合で私には関係ない。こっちとしては向こうが侵略を諦めてくれることがベスト。普通に戦闘を続けて損耗を与え続けても別に良かったんだ。

 そもそも私的な用事でここまできたわけじゃない。決闘の褒美が嫁入りとか全く不要。それに私個人が王子様に望むものなんて特にない。欲しいものは偉い人に恵んでもらうんじゃなく、自分で勝ち取るか奪い取る。それが私の流儀だ。


 決闘は無条件で、代わりに勝利した場合の報酬の要求。それを伝えると、またもや、ぼそぼそと話して老騎士が代弁する。

「東部解放は陛下の御意にあらせられる! 何人もそれを妨げることは不可能と知れ!」

 まあそりゃそうか。第二王子にそんな重要な決定権はないわよね。だとすると、決闘の提案はご破算だ。

「……しかし殿下はこうもおっしゃっておいでだ。貴様には敗北しかないが、万に一つ、いや億に一つの可能性としてだ。もし貴様が不遜にも勝利、いや殿下が貴様に勝ちを譲られた場合にはだ。その時には口添えをくださるそうだ。ご厚情に感謝し、伏して御礼申し上げろ!」

 ふむ、そうきたか。


 口利きくらいはしてくれるってわけね。まあそんなもんかな。

 すでに東部遠征軍には大打撃を与えてる。事実上、すぐに派遣することは不可能な状況に追い込んでるんだ。怒り狂って逆に火をつけてしまう可能性もなくはないけど、いくら帝国とはいえ物資も人員も無限にあるわけじゃない。北部の立て直しも発生するだろうし、そう易々と東部遠征軍を立て直すことはできないはずだ。少なくともすぐにはね。


 一騎打ちで負けても死ぬことを想定してないってのが、ちょっと頭おかしいなと思うけど、世間知らずの坊ちゃんならそんなもんか。負けるとは思ってないのかもしれないし。それについては私も同じだから人のことは言えないけど。


 まあ、さすがに王族殺しはマズい。個人としても半端じゃない恨みを買ってしまうし、ブレナーク王国としても落としどころがなくなってしまう。よっぽど余裕がなければ殺してしまうかもしれないけど、できる限り不殺を心がけよう。

「分かった。それでいいわ。この戦場の勝敗は、私とあんたの決闘で決まる。私が負ければこれ以上は戦わずに全員が引き上げる。そっちが負ければ東部遠征を諦めるよう働きかける。いずれにせよ、この決闘以外の戦闘は終わりってことでいいわね?」

 王子側にとってはこれ以上の損耗はできるだけ避けたいってことだ。すでにかなりの兵を失ってるから、決闘に持ち込むことで食い止めようと考えたのかもしれない。


 こっちとしては戦果はもう十分。あとは引いてくれるならそれで良かったんだ。別に決闘に乗ってやる必要はなかったと思うけど、受ければクリムゾン騎士団の損耗も無くすことができる。あとは単に面白そうだったからって理由もあるけど、最後のオマケとしては悪くない。

 それに加えて決闘から逃げたと思われるのも癪だ。挑まれたのなら、受けてやる。それも私の流儀だ。


 私の確認を証明するように、周囲全ての騎士と兵士が武器を投げ捨てた。

 広い戦場の遠くまで同じことをしてるってことは、もう間違いなく通信系の魔法使いがいるはず。誰かまでは分からないけど、気になるわね。

 この事態にはウチのメンバーやクリムゾン騎士団も矛を収めたらしく、戦闘の気配は完全になくなった。騎士団以外はこっちに向かってきてるみたいね。



 改めてキキョウ会以上に豪華な装備で全身を包む王子様を見やる。

 装備と魔力だけじゃない。芝居がかったような仕草とは別にして、隙のない立ち居振る舞いは完全に熟練の戦士のそれだ。よく鍛えられてる。

 たぶん幼少期から英才教育を受け、幾度もの実戦をも乗り越えてきた本物の戦士だ。格好だけじゃない。

 ブレナーク王国にとっては悪者だけど、帝国から見たら紛れもない英雄。それだけの実力、そして私は知らないけど実績だってあるんだろう。


 老騎士が後ろに下がり、開けた空間には私と王子様の二人が残された。

「武器を取れ。持っていなければ、好きな物を用意させよう」

 予想外にも話しかけてきた。なんだ、ちゃんと話せるんじゃないの。

「いらないわ。私にはこの拳があればね」

 ぐっと乙女の拳を構えて見せる。

「素手の女に斬りかかったとあっては、余の名誉に傷が付こう」


 ふーむ、名誉を持ち出してきたか。このままやると言っても納得しそうにないわね。

 仕方なく頑丈な棒を一本だけ生成した。手品のように見えたことだろう。

 本当なら武器を使うならバットが良かったけど、あれは形状のバランスが難しい。即興で作るなら、ただの棒がせいぜいだ。


「じゃあこれで。文句はないわね、王子様」

 バトンのようにくるくると振り回してから、最後にビシュっと振り下ろした。

 白銀の超硬バットの簡易版で、外側はオリハルコン、内部はノヴァ鉱石の仕様だ。ただの棒に見えても破壊力は抜群。

「レオノールである。余の名を口にすることを許そう。飢えた獣の目をした女よ」

「……は? もしかして、私のこと言ってんの?」

 一瞬、なにを言われたのか分からなかった。獣? え、聞き間違い?

「不服か? 飢えた獣そのものではないか。気に入らなければ名を名乗れ、無礼者め」


 飢えた獣って……まあいいか。それに一騎打ちをやろうってんなら、たしかに名乗りは必要な手順よね。

「私はキキョウ会の紫乃上。あんたに敗北を刻む女の名前よ、よーく覚えておきなさい」

 名乗りはしたけど、相手の名前なんて呼んでやらない。覚えてもやらない。もし私といい勝負ができたなら、その時には覚えておいてやってもいい。


「ユカリノーウェであるか。余は名誉ある戦いによって散った者の名は忘れぬ。女では貴様が初めてのことになる。光栄に思え」

 見下した態度は私が女ってことよりも、誰に対してもこうなのかもしれない。

「そう。ギャラリーも待ってるし、そろそろ始めていい?」

「よい。では参れ」

 偉そうな奴。実際、偉い立場なんだけど、かなり尊大よね。知り合いの高級貴族、ロスメルタが割と軽いノリだから、それと比べるとどうにも調子が狂う。

 まあ大陸西部の覇者である帝国、その王族なんだからこんなもんか。



 さてと、始めよう。

 未知の相手には先手必勝といきたいけど、そう簡単にはいかないだろう。

 一撃必殺よりも、凌がれることを想定した組立で勝ちに行く。


 身体を前に倒すと、足を踏みだした。

 まばらに生える草の大地を抉り、空気抵抗を軽減、距離を一気に詰める。

 棒を右手に構え、真っ直ぐに躍りかかる振りをしながら、敵の足元にトゲの魔法を放つ。

 どんな対応を取るかの様子見だ。まさか、これで終わりなんて拍子抜けなことはないだろう。


 泰然自若に構える贅沢装備野郎は、山のように微動だにしない。

 トゲの魔法は……ダメだ。おそらく自身の至近距離で発生する魔法を妨害する魔道具だろう。あの類のには経験がある。

 まあいいわ。構わず接近し、棒の殴打を繰り出した。


 微動だにせず、防御行動すら取らない敵。無防備な姿には、逆にこっちが面食らう。

 でも遠慮してる場合じゃない。容赦なく、決めてしまうつもりで叩きつけた。

 肩口に振り下ろした棒は、たしかに叩いた。頑丈な、それを。


「結界魔法!? なによ、それ!」


 さっきの結界魔法使いの仕業とは違う。魔力の発動は極近距離からしか感じなかった。

 おそらくは超小型の個人用として作られた魔道具だろう。範囲が狭すぎる。

 特注でしかありえない、そして王族みたいな奴しか手に入れられない豪華な代物だ。でもエネルギー源となる魔石は潤沢には持てないはずだし、自身の魔力を直接供給するタイプでも、そんなに何回も私の攻撃を受けられるはずはない。


 超豪華装備に驚きとムカつきと嫉妬を混ぜながら、打撃を繰り出す。

 だけど、サービスしてくれたのは初撃だけだったらしい。

 防御を結界に任せて強引に剣を振ってきた。鞘からは抜かないまま。

 手加減のつもりか勿体ぶってるのか。


 なんのつもりか知らないけど、気にしてる場合じゃなかった。

 予想をはるかに上回る攻撃だったんだ。

 接近しすぎて避けられる間合いじゃなく、とっさに盾を展開。

 あまりの速さ、そして重さのある攻撃に、即興の盾がぶっ飛ばされて私に襲いかかる。


「こんのおっ!」

 支配領域にある盾は出すも消すも意のままだ。飛ばされた盾を消しながら、続けて迫る剣を押し止めるために、トゲを突き出す。まさか防御に使わされるとは。

 耳障りな激しい衝突音を立てながら、トゲをいびつに歪める。

 折れはしないものの曲げられたか。威力の凄まじさを物語るわね。


 剣は抜き身だろうが鞘に入ってようが、どっちにしろ食らえばただじゃ済まない。信じられない威力だ。外套の守りのない今、あれを食らえば死なないまでも一時的に戦闘不能には追い込まれるかもしれない。


 一旦、距離を離し今の現象をよく考える。攻撃の重さが普通じゃない。

 身体強化魔法のレベルにおいて、私は一角のものがあると自負してる。それに加えて魔法薬のブーストまで使ってるんだ。

 例え奴が私以上のレベルにあって、同じような魔法薬を使ってたとしても、それでも行き過ぎた力だ。だったら、必ずカラクリがある。


 カラクリの一つは多重刻印魔法の恩恵に違いない。素の能力にプラスしての数々のブーストが底上げを実現してる。シャーロット以上の使い手と熟練の職人が成し得た、規格外の装備の恩恵だ。しかもまだ能力の一端しか私は理解できてない。

 さらには魔道具での底上げもあるだろう。

 魔道具は使用回数が決まってるのがあるし、魔力消費型でも強力な物ならそれだけ消費も大きい。長期戦になれば無闇には使えなくなる。

 だけど刻印魔法は別だ。少量の漏れ出る程度の魔力消費だけで、延々と効果を発揮し続ける。


 さらにあえて最悪を想定してみる。

 たぶんだけど、肝心要の魔力を補給するための魔法薬か回復薬だって持ってると考えるべきね。あそこまで準備万端なんだ。魔力切れで戦えなくなるなんて望みは捨てるべき。

 能力補助や怪我や毒を回復する魔道具も言うに及ばず、攻撃の魔道具だってあると想定すべきだ。それも想像以上に厄介な物がね。


 まったく、序盤の攻防だけじゃ、情報が足りなさ過ぎる。

 結局は出たとこ勝負でやるしかない。

 まだこれからだけど、認めてやろう。こいつは、半端じゃない!

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― 新着の感想 ―
[良い点] >代弁者を使った名乗り こういった割と「バカバカしい茶番」は嫌いではないです。 キャラが判りやすいですし、帝国内での王子サマの立ち位置もウカガエますし。 >…………無礼な女め! お爺…
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