表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
絶望老人が異世界転生をしたら、99年間で最強無双になってしまった!  作者: 賭博士郎C賢厳
C.ギドレファナス王国編
95/326

91、左刎王と神光聖者:1

……強敵(ボス).V.S.強敵(ボス)……!?


  ●【No.091】●



 ―ギドレファナス王国―


 国内の北側にある王都にして、要塞山脈都市である『ギヤンマウンテン』の頂上にある王城『ギヤンヴァレルダ』にて。



 現在(いま)…『玉座の間』の中では、玉座に座るギドレアス国王率いる強力な王家親衛騎士団隊(ゾィードキングダムナイト)の七人と三体の "狩侯聖者" が交戦中である。


「そりゃあああぁ!!」

「ぐわぁあああぁ!!」

「でりゃあああぁ!!」

「うわぁあああぁ!!」

「おりゃあああぁ!!」

「ぶわぁあああぁ!!」


 三体の "狩侯聖者" が王家親衛騎士団隊(ゾィードキングダムナイト)の七人を次々に倒していき、遂に最後に残ったのが国王ギドレアスのみとなった。(※七人は死んでいない)


「さぁもう残っているのは、キミだけだよ。 ギドレアスよ…そろそろ終わりにしようか。」

「……うぐぅ……」

「やっぱり…この人間たちでは、力不足だったようだね。 しかも、肝心の強力なレイドルノも…今はまだいない…」

「……っ!?」

「さぁもう茶番はいいだろう! そろそろキミの真の姿と正体を見せてもらおうか! ギドレアスよ!!」


「…な…何を言っているんだぁ!? 訳のわからないコトを…っ!? 言っている意味がよく解らんなっ!?」

「…とぼけているな…」

「くっくっくっ…そうか…では早速だが、始めようかな。 キミの真の姿と正体を暴く…このボクたちの能力の発動を…!」

「…な…何をするつもりなのだぁ!? や、やめろ…と言っているだろうぅがぁっ!?」

「くっくっくっ…行くぞ!!」


 そこで三体の "狩侯聖者" がギドレアス国王に急接近して、包囲した状態で左手を身体の前に突き出して、右手を頭の上に挙げた独特のポーズを、再びとっている。


「さぁこれで今度こそ終わりだぁっ!!」


 すると突如として、三体の "狩侯聖者" の身体が強く光り出していて、周囲には突風が巻き起こり竜巻となり、ギドレアス国王の身体を激しく包み込んでいる。


「なんだ…これは…っ!?」


 三体の "狩侯聖者" が "盗爵" 能力の『神光聖者』を発動させており、ギドレアス国王の身体も強く光り出していて、異常な異変が起きている。


「うわあああああぁ―――」




 なんとそこで、人間の身体から漆黒の巨大な化物へと姿を変えていった。 頭の(ひたい)には黒く鋭い一本の角が生えていて、黒く大きな翼に顔は禍々しい鬼の形相で、灰色の瞳と…四本の腕の不気味で異様な姿の…何もかもが人間だった頃の…国王ギドレアスだった頃の姿とは、最早…全てが一変していた。


「グルルルゥゥゥ」


「くっくっくっ…遂に現れたようだね。 キミがあの『左刎王ギドアロス』だよね。」

「ようやく出現したのか? それにしても…よくもまぁ…随分(ずいぶん)と人間の国王で居続けられたモノだよね。 悪魔神の元手下の一人がねぇ。」


「…ん? 来たのか…? キミたちも…?」




 するとそこで、城内の地下の牢獄の中にいた筈の、二体の "狩侯聖者" も『玉座の間』の中に入って来ていて、ここに五体の "狩侯聖者" が遂に揃っている。


「グルルルゥゥゥ」


「さぁこっちも行くよ! こっちはまだ五人だけど、このままで合体するよ!」

「あぁ…了解だ! たぶん五人だけでも充分だろう!」

「…『神光聖者』…」


 すると今度は、五体の "狩侯聖者" が合体して、純白の肌と翼に漆黒の髪と瞳の、人間の青年並の大きさまでになった異様で不気味な化物(天使?)…『神光聖者』へと変身していった。


「どうだい! 『左刎王ギドアロス』よ!」


「グル……?」


「さぁ見るがいい! 裏切り者よ! 悪魔神トニトリエクルス様からいただいた新たなる真の姿と力を!!」


「グルルルゥゥゥ」



 なんと言うことなのか… "狩侯聖者" の "盗爵" 能力によって、国王ギドレアスの真の姿と正体が暴かれてしまい、『左刎王ギドアロス』[悪魔神の元部下(裏切り者)] と言う凶悪で強力な(パワーアップした)化物に変貌を遂げていた。


 一方の "狩侯聖者" も、五体まで増やしての "盗爵" 能力で五体が合体して、自身も『神光聖者』[悪魔神の新部下] と言う凶悪で強力な(パワーアップした)化物(天使?)に変貌を遂げていた。



 こうして、お互いに最強の姿に変身して、今まさに雌雄を決する為に対決・激突するのか……!?




なんと! もしかして…強敵(ボス)同士が戦うのか……っ!?


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ツギクルバナー cont_access.php?citi_cont_id=676877153&size=135
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ