75、臨王国での混浴タイム
今回は久しぶりの主人公たちの登場です。
●【No.075】●
臨王国、
中央都市であり王都でもある、『臨響昌』の中にある『宋尊城』内にて。
城内の一番奥の方に、大きくて立派なお風呂場があり、そこは臨王や臨王の妻(后)や娘(姫)などといった特別な存在だけが、入浴したり清めたりする事ができる。
そのお風呂場は、広い脱衣場と広い大浴場が一体※となっていて、脱衣場はひとつ(女性用)しかない。
(※ひとつの大部屋に仕切りと扉があるだけ)
どうやら……本来は臨王やその家族と女性だけしか、使用する事が許されていないのだが、今回は特別に臨王の計らいで、ヴァグドーたちにも入浴が許された。
現在、湯気が立ち込める大浴場の一番奥の方には、ヴァグドーとカグツチ、ロンギルス、エクリバ、ニーグルンの四人の娘が、全裸で一緒に入浴しており、やっぱり……この四人の娘は、ヴァグドーの傍から離れず、ヴァグドーを中心に四人の娘が、囲うようにかたまっていて、とても気持ち良さそうにしていた。
「ふーう、やっぱりお風呂は気持ちがいいなぁ~~!」
「はい、そうですよね。 疲れた身体を癒してくれます。」
「ええ、この国でもこんな広くて立派な大浴場に入れるなんて、驚きですね。」
「はぁ~~♪ ホント、気持ちいいわねぇ~~♪」
「………」
四人の娘のたわわに実った巨乳が、プカプカとお湯に浮いており、ピンク色の先端部が少し見えていた。
ヴァグドーたちからは、少し離れた場所(お互いが見える位置)に、テミラルスも全裸で入浴しており、とても気持ち良さそうにしていた。
「ふぅーん、ここは……なかなか良い所だねぇ~~!」
テミラルスのたわわに実った巨乳も、プカプカとお湯に浮いており、ピンク色の先端部が少し見えていた。
―――それから少しして、
さらにそこに、大魔女シャルニも全裸で入浴しており、ヴァグドーたちの方に近づいて来ていて、とても気持ち良さそうにしていた。
「ヤッホー♪ みんなぁ~~♪ 元気してるぅ~~♪」
「あぁっ!? てめえぇはぁ、シャニルッ!!」
「うふふふ、テミーラちゃんもヤッホー♪」
「だ・か・ら! アタシはテミラルスだぁっ!!」
「………」
大魔女シャニルのたわわに実った巨乳も、カグツチたちに負けず劣らず大きくて、プカプカとお湯に浮いており、ピンク色の先端部が少し見えていた。
大魔女シャニルとヴァグドーたちが、お風呂の中で話し合っていた。
「ふぅーん、ヴァグドーちゃんのハーレムの女の子たちは、みんな巨乳なのねぇ~~♪」
「………」
「…何が言いたい? …魔女」
「これはヴァグドーちゃんの趣味なの?」
「た、たまたまですよ! ね? エクリバさん!」
「そ、偶然偶然~~♪」
「……だ、そうですわ……」
「ふぅーん、まぁ…本人はまだ何も言ってないけど、そうなのねぇ~~♪」
(なんで……女の子の方が弁明してるのかしら?)
「バーカ、シャニル! ヴァグドーがそんな質問に答える訳ないだろう!?」
「あら、そうなの?」
「ふん、ヴァグドーはな、自分に有意義、または有利になる質問しか答えない。」
「付け加えて言うと、基本的には無口なのじゃよ。 ……ワシはな……」
「あ、喋った!」
「今回は特別に答えてやる。 他に何か、質問はあるかの?」
「じゃあー、ヴァグドーちゃんはぁー、女の子の裸を見ても、平気なの?」
「無論じゃ!!」
「……即答……」
「ふむ、女の子たちが自分の裸を、このワシに見せてくれるのであれば、存分に見てやろうじゃないか!!」
「……どういう理屈……?」
「それにな、このワシの肉体づくりの参考にもなるしのう。」
「……参考になる……?」
「ふむ、どうじゃ? ワシは普通で健全じゃろ?」
「さぁて、どうかなぁ~~♪」
さすがのシャニルも、顔が少しひきつっていた。
ヴァグドーは真面目に答えていて、ボケてるつもりはないが、シャニルがすかさずツッコむ形になっていた。
「それで他に何か、質問はあるかの?」
「あら、そういえば、残りの二人はどうしたのかしら?」
「ああ、アドーレはな、後で一人で入るそうじゃよ。 ルドルス将軍の方は、"姫様や女子たちと一緒に入るなど、恥ずかしいし恐れ多い" とか、情けない事を言っておって、入ってこないのじゃよ。」
「……へ、へぇ~~♪ そうなのねぇ~~♪」
(いや、それが本来普通だと、思うけど……ね)
「それで他に何か、質問はあるかの?」
「さっきから気になったけど、なんでそんな年寄りみたいな話し方をしてるのかしら?」
「ふむ、それは毎回…聞かれるけど、別に他意はない。 ……クセじゃよ!」
「……クセ……?」
「そ、そうじゃ! じゃから…お前さんも、いちいち細かい事は、気にするでないぞ!」
「………」
もうシャニルは、無言で返答していた。
「それで他に何か―――」
「ちょっとストップ!」
「……ん?」
「もういいわ! それより私に何か、質問はないのかしら?」
「……ないな……」
「……え?」
「………」
「………」
こうして、ヴァグドーとシャニルの混浴質問タイム?は終わり、その後……しばらくの間は、お風呂の中で沈黙が続いていた。
ヴァグドーもシャニルも、質問しなければならない疑問・問題が、まだ沢山あるだろう!?




