67、大魔女シャニル:1
……あれ? サブタイトルが少し変だが……?
●【No.067】●
臨王国にある東側の都市『許童昌』の南側にある街に、とある少年と少女が、同じ道を別方向から歩いていて……そのまま南下していくと、南側の都市『修塁昌』の東側にある街に、到着する事ができると言う。
その少年……彼の名前はアルベルス。
身長は少し低くて、茶髪に茶色の瞳であり、白色の上着に黒色のズボンを履いた……見た目がとても可愛い顔をした、10代の男の子である。
「………」
彼の両手には、大きな灰色の袋を持っていて、何処かの店で買い物をした、その帰りのようである。
一方で反対方向から、アルベルスの方に向かって、歩いてくる少女の姿があった。
その少女……彼女の名前はアルラトス。
身長はだいたいアルベルスと同じぐらいで、ピンク色の髪のツインテールにピンク色の瞳であり、ピンク色のチャイナドレスを着ていて、胸は少し大きそうだが(カグツチたち程ではない?)……見た目がとても可愛い顔をした、10代の女の子である。
「………」
彼女の両手にも、大きな灰色の袋を持っていて、何処かの店で買い物をした、その帰りのようである。
アルベルスとアルラトスの二人が、出会うとなにやら話し合っていた。
「ねえ、あんたの方の買い物は、もう終わったの?」
「うん、終わったよ。 そっちの方の買い物は、もう終わったの?」
「ええ、こっちも終わったわ。 それなら…そろそろ戻ろうかしらねぇー」
「うん、そうだね。 じゃあ、もう戻ろうかぁー」
―――などと、二人は用事も終わったようなので、家に帰る相談をしていた。
―-―・●・―-―
『修塁昌』の南側にある街の中にある家にて。
その家の中のとある部屋には、一人の女性が椅子に座り、白色のカップを手に持ち、紅茶を飲みながら、読書をしていた。
その容姿とは、身長は一般的であり、太股まで伸びている長い黒髪に "黄金の瞳" を持ち、服の上から黒色で大きなマントを身に付けていて、マントの上からでもわかる程の、スゴイ巨乳のナイスバディの持ち主であり、大変綺麗な顔立ちをした、見た目が若そうな女性である。
そこに別の街で買い物をしていた、先程のアルベルスとアルラトスの二人が、その女性の家に帰って来ていた。
「ただいまです、シャニル様」
「ただいまです、マスター・シャニル」
「おかえり、二人共」
ここで、遂に大魔女シャニルの登場である。
「シャニル様、食料や飲料水や調味料などのストックを買ってきました。」
「マスター・シャニル、帽子や手袋や下着などのストックを買ってきました。」
「ええ、ありがとね……二人共、とても助かったわ!」
「はい!!」
「はーい!!」
アルベルスとアルラトスの二人は、それぞれ自分で買ってきた物を、所定の場所・位置に置いていた。
すると、大魔女シャニルが―――
「はあぁ~~~」………と、
ため息をついていた。
それを聞いていた二人が―――
「……どうか…されましたか、シャニル様?」
「……マスター・シャニル?」
「ええ、なかなか……上がらないのよねぇ~?」
「……?」
「……レベル……」
「ああ、それですか? シャニル様」
「でも……それは仕方ありませんよ。 マスター・シャニル」
「はい、そうですよ…シャニル様。 既に最強であるシャニル様を、相手に出来る者など限られていて、以前のような強敵を相手にテンポアップなレベル上げは、もうほとんど難しいかと…思いますよ。」
「ん~~~ 確かに……そうよねぇ~~~」
「はーい、私もそう思いまーす。」
「………」
「ステータス~オープン~」
すると、大魔女シャニルのステータスが表示された。
(※大魔女シャニルは自分で、自分のステータスを表示させる事ができるようだ)
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シャニル : 魔女
レベル : 606
耐久力 :4720
魔法力 :6330
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攻撃力 :2380
守備力 :2440
機動力 :2800
叡知力 :1660
幸運力 :2050
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絶望力 : 100
攻撃魔法 :【焔王砲】【凍王砲】【嵐王砲】【響王砲】
能力 :【ストリンガー・エネルギーコントロール】【マスタークイーンスピリット】【肉体固定】
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やっぱり大魔女シャニルの実力も、ヴァグドーや勇者アドーレたちと、同様の強力な実力を有しているとされているようだ。
シャニル「はじめまして、私の名前はシャニルよ。 どうも、よろしくねぇ~~♪」