表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
絶望老人が異世界転生をしたら、99年間で最強無双になってしまった!  作者: 賭博士郎C賢厳
A.アーサンティラル王国編
49/329

45、王都に入る

ヴァグドー、遂にアーサンティラル王国の王都に到着する。


  ●【No.045】●



ワシら一行は、アーサンティラル王国の第1の都市…王都・ラームの城下町に向かっていたのじゃ。



なるほど…ニーグルン姫が、昔…起きたとされる戦争の話しの時に、第2の都市のヤノワディオスの町が落ちてしまっていたら、王都・ラームの町も危険であると言う意味が、ようやく判ってきた。


これはヤノワディオスの町とラームの町との間の道が、本当に凄く近くであり、その距離は徒歩でも約3時間ぐらいもあれば行ける距離にあり、しかも道路もなかなか立派に舗装されていて、意外と広い。



ワシは思い出しておった。

第10の都市のアーラントの町にあるギルド冒険商の主人の娘である「アリナ」が、旅立つワシに言ったあの台詞(セリフ)…彼女の予言通りに、遂にここまでやって来たのじゃ。





そして…遂に見えてきた。

第1の都市にして王都・ラームの城下町…今までの街より、はるかに大きな街であり、人・家・店なども非常に多いようである。

その街の一番奥には、凄く大きくて立派なお城が建っており、大きな扉に白色の外壁に赤色の屋根があり、この国の紋章が書いてある旗が風で揺れていた。


さらにその奥には、非常に大きくて高い塔が建っていた。

この塔こそが、ニーグルン姫が言う "地獄の塔" であり、厳密に言うと街の外に建っている塔である。



「さてと…取り敢えず…どうするかのう?」

「では…ヴァグドー殿。 まずはこのまま、ギルド冒険商に行きましょう。」

「ん? そうかの?」

「はい、まずはギルドに行ってから、そのあとで "地獄の塔" の方に、行かれればよろしいかと思います。」

「よし、では…そうしようかのう。」



ヴァグドーたち一行は、そのまま王都・ラームの城下町の中に入っていくと、街中は見渡す限りの人の多さに誰もヴァグドーたちとは、気づかずにそのまま通り過ぎていて、ヴァグドーたちもそのままギルド冒険商の方に向かっていった。




ヴァグドーたち一行が、ギルド冒険商の中に入ると、確かに冒険者はいるものの…その数は、今までの街の中で一番少なかった。


「どうやら冒険者はあまりいないようじゃな。」

「おそらくは…皆さん、"地獄の塔" の方に、向かって行かれているのですかね? ヴァグドー殿」

「ふふふ、なるほど…これはワシらもすぐに、行かねばならぬかのう?」

「相変わらず…余裕ですな。 ヴァグドー殿は……。」

「ふふふ、そうかのう。」


ワシらは早速だが、このギルドを仕切っている主人に会いに行ったのじゃ。


「お久しぶりですね。 アカネ!」

「おう! アカネ! 元気か!」

「ニーグルン姫様! ルドルス将軍! お久しぶりです! ご無事でしたか!」


彼女は黒髪のロングヘアーに、見た目が20代ぐらいの名前が「アカネ」と言う女性であり、このギルドの主人のようである。


あの三人は知り合いなのだろうか? …いや、当然かな… この街はアーサンティラル王国の王都であり、ここの人たちがニーグルン姫やルドルス将軍のコトを知らない訳がないからな。


アカネはヴァグドーの方を向いて見ていた。


「そちらの方は…どなたですか?」

「はい、彼がヴァグドー殿ですわ。」


「…え? この方があの伝説のヴァグドー様なのですか?」


ふふふ、最早…有名を通り越して、伝説にされてしまった様じゃのう。


「ふむ、ワシはあの "地獄の塔" に行きたいのじゃが、行っても構わんか?」

「…はっ!? ……と言うコトはあなた様も…もしかしたら "メルルスクリム様" をお救いに来たのですね!?」

「………はぁ?」

ワシは(ほう)けていた。


「ええええぇーーーっ!!?」

ニーグルン姫とルドルス将軍の二人が、凄く驚愕していた。


「アカネ!? それは一体どういうコトなのだ!?」

「アカネ!? …な、何を言っているのか…まったく解りませんよ!?」

ニーグルン姫とルドルス将軍の二人が、アカネの方に慌てて詰め寄る。


「え…えっと、少し落ち着いて下さい。 …ニーグルン姫様…ルドルス将軍…」


「………?」

だが、ヴァグドーたちには、一体何が起きているのか…理解できていなかった。




また…何か事件でも起きているのか…?


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ツギクルバナー cont_access.php?citi_cont_id=676877153&size=135
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ