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絶望老人が異世界転生をしたら、99年間で最強無双になってしまった!  作者: 賭博士郎C賢厳
A.アーサンティラル王国編
48/329

44、いざ、最後の街へ

  ●【No.044】●



ヤノワディオスの町の外にある "地獄の墓場" では、悪霊たちが消滅して、すっかりと静寂となっていた。


「ふふふ、これで少しは静かになったのう。」


しかし、その悪霊たちが楽しそうに踊っていた場所には、特殊なアイテムが落ちていた。


「お? 何か落ちておるぞ?」


その特殊なアイテムは【魔法の虹色水着】と呼ばれる虹色に輝くビキニ型の魔法の水着であり、当然なのだが、ヴァグドーたち八人には装備することができないアイテムである。


もし……装備するのであれば、おそらくは大魔女シャニルぐらいである。



「まぁ、仕方あるまい。 せっかくだから、拾っておこうかのう。」

「………」


ヴァグドーは取り敢えず、【魔法の虹色水着】を手に入れた。

これもきっと、あとで重要なアイテムになるだろう……と、ヴァグドーが思ったからである。



「では、もう街の中に戻って休むかのう。」

「はい、判りました。」


そう言うとヴァグドーたち一行は、再び街の中に入っていき、宿泊している高級宿屋に戻っていった。





翌日のヤノワディオスの町。


ヴァグドーたち一行は、旅立つ準備をして、高級宿屋を出ていき、早速だが…この街にあるギルド冒険商に行ってみた。



ギルド冒険商の中に入ると、何故か冒険者の数が少なくて、皆がもう何処かに出掛けてしまったのだろうか……代わりに王国軍兵士の数の方が、少し多いようである。


そしてギルドを仕切っている主人は、王国軍兵士が担当していた。


「ニーグルン姫様! ルドルス将軍! お疲れ様です!」


「はい、お疲れ様です。 引き続き、お願いしますね。」

「おう! ご苦労だったな! また頑張ってくれ!」

「はっ!!」

王国軍兵士の主人は、ニーグルン姫とルドルス将軍に向かって、敬礼をしていた。


「それでヴァグドー殿のご活躍は、当然ご存知ですよね?」


「はい、勿論です。 ヴァグドー様には、報酬金が出ています。 悪魔霊魂貴族討伐料金の300000Rです。 どうぞ、お受け取り下さい。」

「ふむ、そうか。 では、頂こうかのう。」

ワシはお金を受け取った。


「このコトは当然…お父様に、報告されているのですね?」


「はい、ご報告させております。 王様もぜひ、ヴァグドー様と勇者アドーレ様にお会いしたいそうですが……。」


「ですが、その前に王都・ラームの町にある "地獄の塔" に行きます。」


「…えっ!? … "地獄の塔" にですか…!?」


「はい、そうです。 これはヴァグドー殿のご希望なのです。 そうですよね? ヴァグドー殿?」

「ふむ、無論じゃ。 これで最後じゃからのう。 当然…行かせてもらうぞ!」

「……という訳ですので、 宜しくお願いしますね。」

「はっ! 判りました!」


「では…皆さん、そろそろ行きましょうか。」

「はい、判りました。」

「ふむ、わかったのじゃ。」

「姫様、将軍、皆様、どうかお気をつけて下さい。」

「はい、ありがとうございます。」

「おう、わかった。 では、さらばだ。」


そう言うとヴァグドーたち一行は、ギルド冒険商を出ていった。





するとニーグルン姫が―――

「そうですわ。 この街には、美味しいお肉の料理店がありますの。 ぜひ、行ってみませんか?」

「はい、いいですね。」

「行くぅーー♪」

「へぇー 肉か…」(じゅるり)

「ほーう、そうか、わかったのじゃ。」

そう言うとヴァグドーたち一行は、ニーグルン姫のおすすめの焼き肉料理店に入っていった。



そして食べ終わると、遂に残る最後の街にして、第1の都市である王都・ラームの城下町に行くだけである。


「なかなかいい味でしたね。」

「はぁー 美味しかったー♪」

「ああ、うまかったよ。」

「ありがとうございます。」

「ふむ、では…もうそろそろ行こうかのう。」



こうしてヴァグドーたち一行は、第2の都市であるヤノワディオスの町をあとにして、次の目的地である第1の都市にして、王都・ラームの城下町の方に向かっていった。





読者の皆さん、遂にこのアーサンティラル王国も、次の最後の街を残すのみです。



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