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絶望老人が異世界転生をしたら、99年間で最強無双になってしまった!  作者: 賭博士郎C賢厳
A.アーサンティラル王国編
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42、女神ハーディス:4

ちょっと様子が違うけど、冥界の女神、再登場ですわねぇ~♪


  ●【No.042】●



その後もヴァグドーたち一行は、高級宿屋の一部屋にいて、話し合いを続けていた。


「ん? なに? 幽霊じゃと?」


「はい、そうなのです。 夜になると池の上に出現するそうです。」


「その…幽霊というのは…一体何なんですか…?」


「はい、それを見た者の話しでは、金色の髪の毛に白色の少し特殊なドレスを着た美人の幽霊だそうです。」


……おや、その容姿……何処かで見たコトがあるような……ないような……はて?


「では、早速…夜になったら、その池に行ってみますか? ヴァグドーさん」

「ふーむ、そうじゃな」


「ええええぇーーーっ!!?」


勇者アドーレとヴァグドーの発言にカグツチ、ロンギルス、エクリバが凄く驚愕していた。


「えー? マジー?」

「……幽霊ですよ? 怖くないのですか? …ヴァグドー様」

「……し、師匠…い…行かれるのですか…?」


「ふむ、当然じゃ! 何度も言うがのう! 怖いのならついて来なくてよい!」


「で…ですが、相手は幽霊ですよ! 幽霊!!」


「それがどうしたのじゃ! 相手が幽霊じゃからと言って、()()づくとでも思ったのか? のう…アドーレよ。」


「はい、その通りです。 ヴァグドーさん、少なくともボクたちは、その幽霊の正体を確認しなければいけませんからね。」


「…えぇーー…」


「いいか、怖いのならば一緒に来なくて構わん! 部屋の中でおとなしく待っておれ!」


するとテミラルスが―――

「アタシは一緒に行くよ。 アタシは魔族だし、幽霊なんか怖くないし!」


今度はニーグルン姫が―――

「勿論、私たちも同行します。 私たちも特に幽霊に対して恐怖心はありません。 それに私も確認しておきたいコトがありますから。」


「ふむ、ではカグツチたちは留守番じゃな!」


「…ま…ま…待ってください……わ…わ…私たちも一緒にい…行きますぅー……」

カグツチたちは身体をぶるぶると震わせて、明らかに怖がっていた。


「ふん、ならば好きにしろ!」


「………」


ヴァグドーたち一行は、その後は各自の部屋に戻り、それぞれ準備をして、夜を待ってから街の外に出ていき、例の池の場所まで行ってみた。





ヴァグドーたち一行は、その幽霊が出現するとされる、例の池の場所に到着すると、そこにいたのが―――


「ハロー♪ ようこそ、迷える子羊ちゃん♪」


―――やっぱりのう。

ワシらの予想通りの人物が池の上に浮いて立っていた。

そう、あの冥界の女神ハーディスであった。

ちなみに今回のハーディスは、サポートポイント(お助けキャラ)と呼ばれるモノで、時間を止める機能などはないようである。


「あら~♪ ヴァグドーちゃん♪ おひさー♪ お仲間さんも沢山いますわねぇ~♪」


ハーディスがワシの姿を見るなり、いつもの様な軽いノリで話しかけてきた。


「あらら~♪ そこにいるのは、もしかしてアドーレちゃん? ヴァグドーちゃんと一緒にいたのですわねぇ~♪」


「はい、どうもお久しぶりですね。 ハーディスさん」


ハーディスは勇者アドーレの姿を見るなり話しかけてきて、さらにヴァグドーたちの後ろの方で驚いているカグツチたちに向かって笑顔で手を振っていた。


「何でこんな所に立っておるのじゃ? …ハーディスよ…」


「さぁ、何ででしょうかね? まぁ、細かいコトは気にしないで下さいね♪」


「………」


「それで私に何かご用ですかね?」


「ふむ、この街には凶悪なモンスターはおるかのう?」


「相変わらずですわねぇー♪ ヴァグドーちゃんはー♪ そうですわねぇー♪ まぁ、いるにはいますけど、ヴァグドーちゃんじゃあ…もう相手にならないでしょ? ヴァグドーちゃんなら瞬殺・圧殺ですわねぇー♪」


「それでも構わんから教えてくれ。 最近は戦っておらんから身体が(なま)ってのう、運動にちょうどよいのじゃよ。」


「はーい、判りましたぁ♪」

そう言うとハーディスはヴァグドーに、近場にいる凶悪なモンスターの居場所を教えていた。


「あとは他に何かありますかね?」


すると今度は後ろにいるテミラルスが質問した。

「おい、大魔女シャニルが今、何処にいるのか…わかるか?」


「シャニルちゃん? うーん 確かについ最近までは、マユダの町にいましたが、今はもうこの国にはいませんね。 その後は北西方面に行き、何処か別の国に行ったと思いますが、それ以上はちょっと解りませんね。」


「…そうか、もう国にはいないのか? …なるほどね」


さらに今度はニーグルン姫が質問した。

「お願いします! ハーディス様! 勇者アドーレ殿とヴァグドー殿のステータスを確認させて下さい!」


するとカグツチたちも―――

「…えぇっ!? もしかして師匠たちのステータスが見れるのかっ!?」

「私……ヴァグドー様のステータスを、まだ見たことがありません。」

「私もダーリンたちのステータスが見れるなら、絶対に見たーい~♪」


ニーグルン姫はこの機会に二人のステータスを確認したいと思っていた。




冥界の女神ハーディスの質問タイムが続く。


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