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絶望老人が異世界転生をしたら、99年間で最強無双になってしまった!  作者: 賭博士郎C賢厳
A.アーサンティラル王国編
36/329

32、姫様が同行する

  ●【No.032】●



翌朝の第5の都市、ハングリンズの町……ヴァグドーたち四人は、既に旅立つ準備をして、宿屋を出ていた。



この街の賑わいは、今日も相変わらずであり、やはり特に南側の方では、大勢の人だかりが出来ていた。(勿論 "地獄の温泉" がある方である)


ワシら四人の肌は、以前よりもツヤツヤしており、昨夜の温泉の効能がしっかりと効いておる様で、体力・気力・魔力共に完全に回復しておる様じゃな。(まぁ、ワシに魔力があるのかどうかは…解らんがの)





早速、ワシらは再びギルド冒険商の方に、向かっていったのじゃ。


ギルド冒険商の中は、今日も大勢の冒険者で賑わっており、ワシらはまた美少年主人に話しかけていた。


「はい、いらっしゃいです。」


「ふふふ、早速…この街の温泉を堪能させてもらったぞ! とても、気持ち良かったぞ! いい休暇がとれたのじゃ!」


「はい、それはありがとうございます。 お客様も心も身体もリフレッシュできたようで、なによりですね。」


「ふむ、そうだな…さて、今日は次の戦闘に備えて、カグツチたちのステータスを確認しておく。 ほれ、カグツチよ」


「…あっ はい、判りました。 師匠」

「はい、どうぞです。」

主人はカグツチたちの前に《ステータスカード》を置いた。


まずはカグツチが自分のカードを《ステータスカード》の上に置いた。


ピッピッピッ!


カグツチのステータスが表示された。



●・●・●


カグツチ : 剣士

レベル  : 69

耐久力  :402

魔法力  :133

―――――――――

攻撃力  :410

守備力  :414

機動力  :342

叡知力  :254

幸運力  :182

―――――――――

絶望力  :100

戦利品装備:【射熱の盾】

能力   :【高炎熱光砲】【超炎熱裂斬】【大炎熱防壁】

●・●・●



「…次、ロンギルスじゃ…」

「はい、判りました。 ヴァグドー様」


次にロンギルスが自分のカードを《ステータスカード》の上に置いた。


ピッピッピッ!


ロンギルスのステータスが表示された。



●・●・●


ロンギルス: 賢者

レベル  : 63

耐久力  :344

魔法力  :525

―――――――――

攻撃力  :290

守備力  :327

機動力  :280

叡知力  :366

幸運力  :230

―――――――――

絶望力  :100

戦利品装備:【重鋼の盾】

能力   :【治癒風神】【疾風裂斬】【竜巻防壁】

●・●・●



「…次、エクリバじゃ…」

「はーい♪ ダーリン♪」


今度はエクリバが自分のカードを《ステータスカード》の上に置いた。


ピッピッピッ!


エクリバのステータスが表示された。



●・●・●


エクリバ : 操師

レベル  : 67

耐久力  :370

魔法力  :400

―――――――――

攻撃力  :312

守備力  :340

機動力  :277

叡知力  :353

幸運力  :280

―――――――――

絶望力  :100

能力   :【魔物操作】【魔物混乱】【魔物防壁】

●・●・●



「………」

(ふーむ、このぐらいの実力であれば、下位の魔族ならば…互角に戦えるであろうな。)


三人はまだ、気づいていないだろうが……彼女たちも相当な実力をついておるのじゃよ。




ワシは腕組みしながら、少し考え込んでいると、主人がワシらの背後を見て、物凄く驚愕していた。


「…あぁっ!? ひ、姫様ぁ……っ!?」


「……ん?」

ワシらが後ろを振り向くと、そこに喜んでいるニーグルン姫と疲れが見えるルドルス将軍の二人が、立って現れていた。


「…ニーグルン姫…?」

ニーグルン姫の肌も、以前よりもツヤツヤしている。



ニーグルン姫がワシらに話しかけてきた。

「私たちもヴァグドー殿たちに同行することを決めました。」

「……え? 何っ!?」

「あら~? マジ~?」

「…ひ、姫様ぁっ!?」

ニーグルン姫の発言に三人の娘がひどく動揺していた。

「………」

ヴァグドーがルドルス将軍の方を見ると、ルドルス将軍は目を閉じて、首を左右横に振っていた。


「姫様…早計です。 再考されてはいかがですか?」

「いいえ、もう決めました! 私は未来の殿方になるかもしれない……ヴァグドー殿の戦いぶりを、この目で見ておきたいのです。」


ルドルス将軍は「ハァー」とため息をついていた。

ルドルス将軍も苦労しているのう。


「ふーむ、そうか。 一緒についてくるのは、構わんが…自分の身は自分で護ってくれよ。」


「はい、勿論です。 ヴァグドー殿」

「無論です。 姫様のお身は、このルドルスが命にかえてもお護りしますから、ご心配ありません。」


「ほう、そうか。 まぁ、確かにそこまでの戦闘には…なるまいが…な。」

「それはヴァグドー殿が全部、倒してしまうから…ですか?」

「…いや、もしかしたら…勇者が…な。」


「……?」


「それでは、これから宜しくお願いします。 ヴァグドー殿、私たちが第4の都市までご案内します。」

「ふむ、わかった…よろしく」


「それでは、お客様の皆さんのご武運をお祈りします。」

「おお、では…さらばじゃ」


その後、ヴァグドーたちはギルド冒険商を出ていった。




こうして、ヴァグドーたち四人にニーグルン姫とルドルス将軍が同行していき、第5の都市であるハングリンズの町をあとにして、次の目的地である第4の都市の "滅亡した地獄の街" の方に向かっていった。




ニーグルン姫とルドルス将軍は、まだヴァグドーの仲間という訳ではない?


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