307、女神ハーディス:8
●【No.307】●
入口手前で、とーせんぼしていた超賊徒がいなくなったことで、ようやく幻の泉の全貌が見えてきた。 やっぱり、いたか…彼女が―――
邪魔な超賊徒がいなくなったことで、いよいよ幻の泉を見ることができた。 大方の予想通りに女神ハーディスが泉の上を浮いて佇んでた。 ワシらは泉の目の前まで足を進めて近づく。
「久しぶりじゃな。 ハーディスよ」
「お久しぶり、ヴァグドーちゃん♪」
「お久しぶりです。 ハーディスさん」
「あら、アドーレちゃんもお久しぶり♪」
「はーい、お元気ぃ~~♪」
「はーい、元気よぉ~~♪」
「……」
「あなたは相変わらずねぇ~♪」
「いやぁ~、なんとか生き残れましたよぉ~」
「あら、それは良かったわねぇ~♪」
言うなれば、ここは…サービス中継ポイントといった所か…。
挨拶もそこそこにして―――
「ワシらの次の目的地を教えてもらおうか!」
「あなたたちの次の目的地はレギザス王国よ」
「レギザス王国?」
「……レギザス王国……」
「そのレギザス王国には、ここからどうやって行けばよい?」
「この泉に潜れば、レギザス王国のすぐ近くにある森の泉まで行けるわよ」
「「「「!?」」」」
「なんと!?」
「へぇ~」
「なんで《超賊徒》が縄張りとかいって、この泉を防衛していたか…ようやくわかったようね。 言うなれば、《超賊徒》はレギザス王国へ行く為の門番みたいな役割を果たしていたのよ」
「ほーう、なるほど、そういうことか…」
「それで相手がたとえヴァグドーさんでも、必死にここを守っていたのですか?」
「健気よね?」
「うん、健気ぇ~♪」
「なるほど、何故…この森に道があるのか、そういう意味だったのか…」
「そういうことよ。 だから馬車ごと、この泉の中に潜れるようになってるわよぉ~♪ もうすぐにでも行く?」
「……」
「待て、ワシはこれを拾ったが…?」
ワシはハーディスに【ダークネス・カード】を見せた。
「はい、それはこの先の旅で重要な役割を果たすアイテムですので、しっかり持っていて下さいね。」
「ふむ、わかったのじゃ」
「へぇ~、そーなんだー」
「……」
やっぱり、このレアアイテムは重要なアイテムじゃったか…。 よしよし。
「―――以上かしら?」
「あともうひとつ、質問がある」
「何かしら?」
「今一度、ワシらのレベルを確認させてほしいのじゃ!」
「はい、この機会に是非!」
「そうよねぇ~、特に私たちはこの機会がないと見れないのよねぇ~♪」
「……」
「勿論、いいわよぉ~♪」
そういえば、確かにそうねぇ~。
では、主要人物の皆の【ステータス】を一気にオープンよぉ~~♪
ピッピッピッ!
カグツチのステータスが表示された。
●・●・●
カグツチ : 剣士
レベル : 80
耐久力 : 434
魔法力 : 155
―――――――――――
攻撃力 : 430
守備力 : 435
機動力 : 364
叡知力 : 270
幸運力 : 196
―――――――――――
絶望力 : 100
装備品 :【射熱の盾】
能力 :【高炎熱光砲】【超炎熱裂斬】【大炎熱防壁】
●・●・●
ピッピッピッ!
ロンギルスのステータスが表示された。
●・●・●
ロンギルス: 賢者
レベル : 78
耐久力 : 370
魔法力 : 558
―――――――――――
攻撃力 : 310
守備力 : 344
機動力 : 300
叡知力 : 397
幸運力 : 254
―――――――――――
絶望力 : 100
装備品 : 【重鋼の盾】
攻撃魔法 :《フェザーハリケーン》《フェアリーストーム》
能力 :【治癒風神】【疾風裂斬】【竜巻防壁】
●・●・●
ピッピッピッ!
エクリバのステータスが表示された。
●・●・●
エクリバ : 操師
レベル : 80
耐久力 : 398
魔法力 : 424
―――――――――――
攻撃力 : 330
守備力 : 360
機動力 : 296
叡知力 : 374
幸運力 : 300
―――――――――――
絶望力 : 100
装備品 : 【森眠の盾】
能力 :【魔物操作】【魔物混乱】【魔物防壁】
●・●・●
ピッピッピッ!
ニーグルン姫のステータスが表示された。
●・●・●
ニーグルン: 王女
レベル : 78
耐久力 : 384
魔法力 : 517
―――――――――――
攻撃力 : 274
守備力 : 324
機動力 : 298
叡知力 : 388
幸運力 : 355
―――――――――――
絶望力 : 100
装備品 :【氷雪の盾】
能力 :【連続水刃】【複数水弾】【極大水砲】
●・●・●
ピッピッピッ!
ルドルス将軍のステータスが表示された。
●・●・●
ルドルス : 将軍
レベル : 92
耐久力 : 650
魔法力 : 0
―――――――――――
攻撃力 : 467
守備力 : 417
機動力 : 288
叡知力 : 271
幸運力 : 216
―――――――――――
絶望力 : 100
装備品 :【グランドMミラーアーマー】
能力 :【肉体防壁】
●・●・●
ピッピッピッ!
勇者アドーレのステータスが表示された。
●・●・●
アドーレ : 勇者
レベル : 705
耐久力 :5500
魔法力 : 0
―――――――――――
攻撃力 :2870
守備力 :2910
機動力 :3070
叡知力 :1720
幸運力 :2200
―――――――――――
絶望力 : 100
装備品 :『イフレアの黄金天衣』『レグリエスの剣』
特殊剣 :【磨羯龍の剣】【水候炉の剣】
能力 :【ストリンガー・ドラグーンソード】【幻爆神魔眼】【電光石火】【肉体固定】
●・●・●
ピッピッピッ!
ヴァグドーのステータスが表示された。
●・●・●
ヴァグドー: 天撃
レベル : 705
耐久力 :5500
魔法力 : 0
―――――――――――
攻撃力 :2880
守備力 :2920
機動力 :3140
叡知力 :1820
幸運力 :2150
―――――――――――
絶望力 : 100
特殊剣 :【消滅罪の剣】【八魔蛇の剣】
能力 :【ストリンガー・デスロック】【カリスマボディ】【悪魔神の魂・心臓】【肉体固定】
●・●・●
ピッピッピッ!
大魔女シャニルのステータスが表示された。
●・●・●
シャニル : 魔女
レベル : 705
耐久力 :5110
魔法力 :7000
―――――――――――
攻撃力 :2610
守備力 :2670
機動力 :3080
叡知力 :2170
幸運力 :2460
―――――――――――
絶望力 : 100
装備品 :【ブラックジェミニローブ】【魔法の虹色水着】【獄蓮の杖】
攻撃魔法 :【焔王砲】【凍王砲】【嵐王砲】【響王砲】
能力 :【ストリンガー・エネルギーコントロール】【マスタークイーンスピリット】【魅了鈴音】【肉体固定】
●・●・●
ピッピッピッ!
イトリンのステータスが表示された。
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イトリン : 調理師
レベル : 5
耐久力 : 27
魔法力 : 0
―――――――――――
攻撃力 : 10
守備力 : 13
機動力 : 11
叡知力 : 14
幸運力 : 42
―――――――――――
絶望力 : 100
装備品 :『ダークギルガメシュ・シールド』
能力 :『アイテム収納ボックス』【ラッキーボーヤ】
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ハーディスの目の前に、見事に主要人物9人のステータスが映し出された。
「ふーう、やっと…レベル80までいったわね…」
「あらあら、私もレベルが若干上がってますね?」
「どうやらちょっとだけレベルアップしてたみたいね♪」
「私たちはともかく、ヴァグドー殿たちのレベルが異常ですわ」
「あぁ…まったくだ…」
「やっとレベル90か…だが…まだまだこれからだ」
「ボクもまだまだヴァグドーさんと互角みたいですね?」
「ふむ、ようやくレベル700までいったかぁ…」
「やっとレベル700ね。 長生きはしてみるもんね♪」
「まぁ…戦ってないのにレベル5は御の字かな?」
「相変わらず凄いね…ヴァグドーさんたち…」
「ええ、ホントね」
「なかなかやるなぁ~」
「さ…さすがです…皆さん…」
ワシらはハーディスの目の前に映し出されるステータスを見て、それぞれ感想を述べてた。




