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絶望老人が異世界転生をしたら、99年間で最強無双になってしまった!  作者: 賭博士郎C賢厳
※【ゲーム感覚・ダンジョン攻略】
290/329

275、三階フロア

  ●【No.275】●



 とある異世界の某大陸にある『魔族の国』の岩山にある『魔雲塔』の中。 そこに勇者ポグルスが、一人だけで塔の内部に侵入。 ここはあの大魔王イザベリュータが支配する大陸と『魔族の国』なのだ。 その大魔王イザベリュータが今、この世界にいない。 何処(どこ)か違う世界にお出掛け中なのだ。 それでこの『魔雲塔』も今だけは、あの大魔王イザベリュータの管理・監視下に置かれておらず、自由に侵入できるみたいなのだ。






 勇者ポグルスが松明を持って、三階フロアを歩く。

 勇者ポグルスに仲間がいる。

 それがモンスターのブルームスライムとゲル=パンサード・オレンジである。

 そんな彼でも魔族や魔物が棲む、この『魔族の国』の『魔雲塔』までやって来た。 ここは大魔王イザベリュータのお膝元である『大魔王城』から程近い岩山にある塔なのだ。 だからいつでも大魔王イザベリュータが見ている塔なのだ。 そんな可愛い彼女も戻ってきたなら、さすがの勇者ポグルスでも大ピンチなのだ。


 またこの塔の某所に大魔王イザベリュータ側近の上位魔族がいる。 その上位魔族相手に勇者ポグルスが、果たして勝利できるのか? いずれにしてもたかだかレベル:50程度の実力の勇者ポグルスが果たして、こんな塔を攻略して無事に生還することができるのか?






 三階フロアを歩くけど、出てくるモンスターは魔法使いのみ。 それから三階フロアもまた複雑な迷宮や(トラップ)とかはなく、二階に()りる階段から四階へ上がる階段までは、何もないただ広い空間があるだけ。 ここまで来ると、ある程度は手抜きダンジョンなのか?

 出現する魔法使いは魔悪死ブルー使い・魔悪死レッド使い・魔悪死グリーン使い・魔悪死ブラック使いの四種類。 魔法使いは基本的にあまり強くないので、三階フロアとしては十分なモンスターなんだろう。




 そこで登場魔物(モンスター)を少しだけ紹介する。


 魔法使い系モンスターは勇者ポグルスも戦闘経験有りだ。

 ちなみにこれらのモンスターは、元からこの塔に棲みついているモンスターであり、現在は三階フロアにも出没するらしい。



※ステータスの高さ

 A→非常に高い

 B→なかなか高い

 C→普通

 D→少し低い

 E→かなり低い

 ━→なし



1.《魔悪死(まあくし)ブルー使い》

 レベル:10

 耐久力:E

 魔法力:D

 攻撃力:E

 守備力:D

 機動力:E


 水属性。

 氷系の攻撃魔法を使用する魔法使い系モンスターであり、魔力が尽きると、様子を見るか、逃げ出す。


 【アイスアタック】

 敵一人に氷の矢をぶつけて攻撃する。

 威力:E 魔力:E

 【アイスストーム】

 敵全員に氷の無数の槍をぶつけて攻撃する。

 威力:C 魔力:D


 【アイスストーム】は威力が少し高く全員攻撃が可能。 しかし、同時に魔力消費も激しいので、乱発すると、すぐ魔力がなくなる。


 主な生息地

  魔雲塔.三階フロア→出現率:39%

  魔雲塔.四階フロア→出現率:27%

 ※出現個数:3体



2.《魔悪死(まあくし)レッド使い》

 レベル:10

 耐久力:E

 魔法力:D

 攻撃力:E

 守備力:D

 機動力:E


 火属性。

 炎系の攻撃魔法を使用する魔法使い系モンスターであり、魔力が尽きると、様子を見るか、逃げ出す。


 【フレアアタック】

 敵一人に炎の矢をぶつけて攻撃する。

 威力:E 魔力:E

 【フレアストーム】

 敵全員に炎の無数の槍をぶつけて攻撃する。

 威力:C 魔力:D


 【フレアストーム】は威力が少し高く全員攻撃が可能。 しかし、同時に魔力消費も激しいので、乱発すると、すぐ魔力がなくなる。


 主な生息地

  魔雲塔.三階フロア→出現率:36%

  魔雲塔.四階フロア→出現率:25%

 ※出現個数:3体



3.《魔悪死(まあくし)グリーン使い》

 レベル:10

 耐久力:E

 魔法力:D

 攻撃力:E

 守備力:D

 機動力:E


 風属性。

 風系の攻撃魔法を使用する魔法使い系モンスターであり、魔力が尽きると、様子を見るか、逃げ出す。


 【ウインドアタック】

 敵一人に真空の刃をぶつけて攻撃する。

 威力:E 魔力:E

 【ストームストリーム】

 敵全員に気流の嵐に巻き込ませて攻撃する。

 威力:C 魔力:D


 【ストームストリーム】は威力が少し高く全員攻撃が可能。 しかし、同時に魔力消費も激しいので、乱発すると、すぐ魔力がなくなる。


 主な生息地

  魔雲塔.三階フロア→出現率:40%

  魔雲塔.四階フロア→出現率:28%

 ※出現個数:3体



4.《魔悪死(まあくし)ブラック使い》

 レベル:10

 耐久力:E

 魔法力:D

 攻撃力:E

 守備力:D

 機動力:E


 闇属性。

 闇系の攻撃補助魔法を使用する魔法使い系モンスターであり、魔力が尽きると、様子を見るか、逃げ出す。


 【ミストリア】

 敵全員が漆黒の霧に包まれて、数ターン幻を見続ける。

 威力:E 魔力:E

 【ダークネスディメンション】

 敵全員が一定時間の間、攻撃不能となる。

 威力:C 魔力:D


 【ダークネスディメンション】は敵全員が一定時間の間、攻撃不能となるけど、魔悪死ブラック使いに攻撃方法がないため、この(スキ)に逃げ出す傾向がある。


 主な生息地

  魔雲塔.三階フロア→出現率:35%

  魔雲塔.四階フロア→出現率:24%

 ※出現個数:3体


 以上が三階フロアに出現するモンスターだ。






 これらのモンスターを勇者ポグルスが難なく苦もなく、あっさりと倒していく。 また背後からついてくるブルームスライムとゲル=パンサード・オレンジも援護射撃してくれる。 それに敵も勝手に逃げてくれるので、結構…楽。 しばらくモンスターを倒しながら何もないただ広いだけの空間をまっすぐ先に歩くと、四階に上がる階段が見えてきた。


「おお、階段か…?」

「やったぁ~♪」

「ガルル♪」


 ここでようやく言葉を発した一行。 だがしかし、()()()()()()()()()()にも気づく。


「あそこにもモンスターが…?」

「むむっ!」

「ガルル!」


 丁度階段の手前に魔悪死ホワイト使いがいた。

 魔悪死ホワイト使いは大変貴重なモンスターである。

 もしかしたら、三階フロアのボスか?

 だが…この流れからして、()()も仲間になるモンスターなのか? でも…外見だけで判断してはいけないし、油断してもいけない。


 そう思った勇者ポグルスが戦闘準備に入る。


 すると―――


「お待ちくだされ! ワシは敵ではない!

 攻撃せんでくれ!」

「おおっ!?」

「ややっ!?」

「ガル?」


 なんと…魔悪死ホワイト使いも喋った?

 おお、話ができるモンスターだ。


「敵ではない…だと?」

「おう、ワシは魔悪死ホワイト使いじゃ。

 きっと役に立つから仲間にしてくれ。」

「なんと、この勇者ポグルスの仲間に?」

「おう、そうじゃ」

「その様子だと、仲間の敵討ちに現れた訳ではなさそうだ。 魔法使いのモンスターか…」

「どうじゃ? 魔法が使えるぞ?」

「よし、いいだろう。

 面白い組み合わせのモンスターだな。

 仲間に()れても問題なかろう。」

「よーし、これでワシも勇者の仲間になったわい!」

「よーし、この勇者ポグルスに続け!」

「うん、わかったよ!」

「ガルルーーッ!」

「おう、行こうか!」


 ここに勇者ポグルスは魔悪死ホワイト使いを仲間にした。 いいぞ、このままドラゴン関係の某RPGのように、モンスターを仲間にできる主人公の()()になれるか!? しかし、この勇者には操師(テイマー)の能力も備わっているのか? いずれにしても、これで遂に勇者ポグルスに念願の仲間が増えてきた。


 ゲル=パンサード・オレンジの背中にブルームスライムが乗って、その背後に魔悪死ホワイト使いがついてくる状態で、勇者ポグルスの背後をついていき、そのまま四階へ階段を(のぼ)る。

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