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絶望老人が異世界転生をしたら、99年間で最強無双になってしまった!  作者: 賭博士郎C賢厳
A.アーサンティラル王国編
29/326

25、操師エクリバ:2

  ●【No.025】●



翌朝、第6の都市 ナトリザの町。


この街も非常に活気があって、多くの人々で賑わっており家も店も多くあるのだが、ヴァグドーたち四人はひとつだけ、この街の異様な光景に気がつく。

それはこの街には、他の街以上に兵士の数が異常に多くいて、アーサンティラル王国軍の正規の兵士が街中を歩いていた。


「……?」

「師匠…この街にいる兵士が他の街に比べても非常に多い様ですが、これは一体どういうコトですかね?」

「あら~ ホントね。 何かあったのかしらね?」

「…何か…事件でも起きたのでしょうか? ヴァグドー様」


ヴァグドーたち四人は情報収集の為に、まずはギルド冒険商を探していた。





ヴァグドーたち四人は、ナトリザの町にあるギルド冒険商を見つけて、中に入っていった。


この街のギルド冒険商の中にも、多くの冒険者で賑わっており兵士も多くいて、このギルドを仕切っている、80代ぐらいの老人男性の主人にカグツチが話しかけていた。


「ふむ、いらっしゃいな。」

「主人…この街には、どうしてこんなに兵士が沢山いるんだっ!?」

「ん? ああ、それはな…ここ最近になって、この街の隣に突如として出現した "地獄の村" の調査や退治の為に、この国は兵士を派遣しとるんじゃよ。」


そこにヴァグドーも主人に話しかけてきた。

「…何じゃと? … "地獄の村" …じゃと?」

「そうなんじゃ! …ん? お前さん…なんだか喋り方がワシと似とるのう?」

「そんなコトは気にせんでいい! それで…その "地獄の村" とは、一体何なのじゃ!?」

「ふむ、この街の西にある…その "地獄の村" に住み着いておる…異形のモンスター共が、夜になると突如として凶暴化して行動を開始するのじゃ。」


「……夜か? まぁ、こういう類いは夜が当然かの?」

「師匠…もしかして今夜、その "地獄の村" という所に行かれるのですか?」

「無論じゃ! ワシはその為にこうやって、色々な街を回っているのじゃからな!」

「やっぱり…そうですよね。」


すると、そこにエクリバが突然、割り込んできていて―――

「ところで、私はステータスを見たいんだけど?」

「ふむ、そうか。 はいよ」


主人はエクリバの前に《ステータスカード》を出してきていて、エクリバは自分のカードを《ステータスカード》の上に置いた。


ピッピッピッ!


エクリバのステータスが表示された。



●・●・●


エクリバ : 操師

レベル  : 64

耐久力  :348

魔法力  :386

―――――――――

攻撃力  :305

守備力  :333

機動力  :270

叡知力  :347

幸運力  :272

―――――――――

絶望力  : 80

能力   :【魔物操作】【魔物混乱】【魔物防壁】

●・●・●



「ふ~ん まぁまぁねぇ~♪」

「凄いです! エクリバさんは操師ですか! やりますね!」

「そお? ありがと! ロンギルスちゃん♪」

「へぇ~ エクリバは操師なのか。」


「おい、ロンギルスよ。 操師とはなんじゃ?」

「はい、操師とは…魔物操者のコトです。 魔物…つまりモンスターを操ったり仲間にするコトができる職業です。」

「ほう、それは確かに凄いのう。 エクリバよ」

「ありがと~♪ ダーリン♪」



そこに一人の兵士がヴァグドーたち四人に話しかけてきた。

「もしかして…あなたたちも今夜 "地獄の村" に行くつもりなのか!?」

「……そうじゃが、それが一体何なのじゃ?」

「我々も今夜、あの "地獄の村" にいるモンスター共を調査・退治するつもりだ。 あの "地獄の村" には結界がしてあって、モンスター共は今はまだ…外には出れないのだが、いずれ…破られてしまうだろう。」


「ほう、そうなのか? それでワシらに邪魔をするな…と言うコトなのかの?」

「いや、そうではない。 もし行くならば…あなたたちも気をつけろ…と言うコトだ。 こちら側としても人数が多い方がいいけど、あなたたちまで護ってやる余裕がないからなのだ。」

「ほう、そうなのか? それなら問題ない。 ワシらは自分でなんとかする…大丈夫じゃ。」


「…そうか…では、自分はこれで失礼する。」

その兵士は敬礼すると立ち去っていった。


ヴァグドーたち四人はギルド冒険商を出ていった。





次にヴァグドーたち四人は、この街の肉料理店に行き肉料理をたらふく食べてから、夕方になって宿屋に戻っていった。



その後はヴァグドーたち四人は、宿屋の宿泊部屋で今回の目的である、その "地獄の村" の攻略にむけて、戦闘準備や休息などをしていて、四人がそれぞれ瞑想したりシャワーを浴びたり、仮眠をとったり武器の整備確認などをしていた。



そして、夜の頃合いをみて…ヴァグドーたち四人はナトリザの町を出て、その "地獄の村" の方に向かうのであった。




※絶望老人、戦闘開始なるか?

※ヴァグドー付きの三人の美少女は、役に立つのか?


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