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絶望老人が異世界転生をしたら、99年間で最強無双になってしまった!  作者: 賭博士郎C賢厳
A.アーサンティラル王国編
27/329

23、朗報、馬車がきた

第7都市、タールハジャルの町、滞在中最後の朝。


  ●【No.023】●



翌朝、タールハジャルの町。


ヴァグドーたち三人は、まずは武器や防具などの装備品の売店に行き、カグツチは紅剣と紅鎧を購入して、ロンギルスは碧杖と魔術師ローブ&帽子のセット(碧)を購入しており、二人共に装備を揃えていて、当然 支払いは全部ヴァグドーがしていた。



●【装備品】●

①ヴァグドー:【氷結の剣】【凱封の剣】[丈夫な青服]

②カグツチ :[紅剣][紅鎧]【射熱の盾】

③ロンギルス:[碧杖][魔術師ローブ&帽子セット(碧)]【重鋼の盾】


※ヴァグドーは剣をふたつ装備している。


装備品に関しては、取り敢えずこんなモノでいいだろう。

あとは必要な物があれば、またそのつど買っていく。





次にヴァグドーたち三人は、再びギルド冒険商に来ていた。


ヴァグドーたち三人は、アミラを見つけて話しかけていた。


「ヴァグドー様、いらっしゃいませ。」

アミラは笑顔で挨拶してくれていて、昨日までとはまるで別人のようであった。


「ふむ、どうもじゃ」

「アミラちゃん、元気だね。」

「アミラさんが、元気そうで良かったです。」

「はい、皆さんのお陰で助かりました。」


そこにアミラの母親主人も話しかけてきた。


「昨日は本当にどうもね。 お陰で娘もすっかり元気になってきたよ。」

「ふむ、そうか。」


「ヴァグドーさん、あんたに報酬金が出ているよ。 はい、上位魔族ベドゼルス討伐料金の550000Rだよ。」

「す、凄い金額っ!!?」

カグツチが驚愕していた。

「ほう、そんなにくれるのかの!?」

「ええ、そうだね。 上位魔族なんて…今まで誰も倒したコトがないからね。 だから凄いんだよね。」

「ふむ、そうか。」

ワシはお金を受け取った。


「さて、次は…第6の都市じゃな。」

「はい、それでしたら…第6の都市、ナトリザの町ですね。」

「ほう、ナトリザとは?」

「はい、ナトリザの町は、この街より北東に位置し―――」


アミラはアーサンティラル王国内の地図を取り出して、ワシに次の行き先を教えてくれた。


「ふむ、なるほどのう。 よくわかった。」

「どうもありがとね。 アミラちゃん」

「どうもありがとうございます。 アミラさん」



「それでは皆さん どうか、お元気で、ご武運をお祈りしています。」

「あんたたち三人共、これからも元気に頑張るんだよ。」


「ふむ、二人共に達者でな」

「うん、世話になったな。 主人、アミラちゃん」

「はい、お二人もどうか、お元気で。 さようなら」



ヴァグドーたち三人と、母親主人・アミラでお別れの挨拶をしている…その背後に、この街の男達が立って現れていて―――

「おっ いたいた! あんたたちにプレゼントがあるんだ!」

…と、ヴァグドーたち三人に声をかけてきた。


ヴァグドーたち三人は、後ろを振り向き―――

「…何? お前さんたちが、ワシらにプレゼントじゃと…?」

「ああ、あんたたちはあのクソ魔族から、この街とアミラちゃんを救ってくれた。 その感謝の気持ちで、あんたたちに馬車をプレゼントしたいんだよ。」


「…何? 馬車じゃと…?」

「ああ、少し古いヤツだけど、街の外に置いてある。 これからの旅に役立たせてくれ。」

「ふむ、そうか。 わかった」

「ありがとう! 達者でな!」


ヴァグドーたち三人はギルド冒険商を出ていった。





タールハジャルの町から外に出ると、確かに少し古いのだが、木と布で造られた茶色の四角形で椅子付きの四人用乗り馬車に馬が二頭、用意されていた。


「ほう、これはなかなか立派な馬車ではないか。 カグツチにロンギルスよ、二人は馬車に乗れ。 ワシは歩いていく。」

「はい、判りました。」



カグツチとロンギルスの二人を馬車に乗せて、ワシら三人はタールハジャルの町をあとにして、次の目的地である第6の都市、ナトリザの町へ向かっていったのじゃ。




 

ヴァグドー、遂に馬車を手に入れる。


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