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絶望老人が異世界転生をしたら、99年間で最強無双になってしまった!  作者: 賭博士郎C賢厳
A.アーサンティラル王国編
26/329

22、女神ハーディス:3

冥界の女神ハーディス、再度登場~~♪


  ●【No.022】●



ヴァグドーが上位魔族であるベドゼルスを倒してしまった。


………ベドゼルスの身体が足元から消えようとしていた。

「ま、まさか……この俺様がに、人間に敗れる……とはな……だ、だが……大魔王様の側近はまだ……いる……貴様の奇蹟が……そこでも……発揮すれば……いいがな……」

上記の台詞(セリフ)をベドゼルスが言い終わる頃には、ベドゼルスの身体が完全に全部消えてしまった。


「ふふふ、負け犬の遠吠えという訳かの?」


ベドゼルスの身体が消滅した所から赤紫色の剣が現れていた。


「ほう、また特殊なアイテムなのかの?」


地面に刺さっている赤紫色の剣【凱封の剣】をヴァグドーが両手で抜き取っていて、この戦利品【凱封の剣】もどうやらヴァグドーだけしか装備できない様であった。


「ほう、この剣もなかなか使えそうな良い剣だの。 これも、いただいておこうかの。」

ヴァグドーは【凱封の剣】を手に入れた。



カグツチとロンギルスが大喜びでヴァグドーの所にやって来た。

「凄いです!! 師匠!! あの上級魔族を一撃で倒すとは、さすがです!!」

「ヴァグドー様は本当にお強いですね! 私、とてもビックリしてしまいました! カグツチさんの言う通りでした!」

「そうだろう!! そうだろう!! ロンギルス!! 師匠は本当に強いのだ!!」

「はい! カグツチさん!」

「………」


心無しか、カグツチとロンギルスのヴァグドーに対する、"信頼度"・"敬愛度" が少し上昇した感じであった。



今度はアミラと母親主人が嬉しそうにヴァグドーの所にやって来た。

「助けて頂いて、本当にどうもありがとうございました。」

アミラはお辞儀をしていた。

「ワシは別に、お前さんの為に戦った訳ではない。 全ては自分の為じゃから、気にせんでいいぞ。」

「はい、ありがとうございます。」

「あんた、本当に強いんだね。 喋り方がちょっと変だけどね。 あとでギルドに来て頂戴、報酬金を渡すからね。」

「ふむ、わかった」



この街の人達が喜びで賑わっていると、何処からともなく……チャラララーー♪ の音とともに、夜の真っ暗な空が急に光始めていて……なんと、あの冥界の女神ハーディスが純白のウエディングドレスを着て、両手に紅色の盾を持ちプカプカと浮きながら現れた。



「おひさー♪ ヴァグドーちゃん♪ 元気ぃー♪」


「お前さんはハーディスか!? どうしてここに!?」


「……ん!?」

ワシは周りを見渡したがカグツチやロンギルスを始め、ここにいる人達の動きが止まり……まるで、時間が止まっている様じゃった。


「これは…時間が止まっておるのかっ!?」


「別に驚くコトじゃないでしょ? あなたにだって、似たようなコトができるんですからね~♪ 今回は忘れモノを届けに来ましたわ♪」


そう言うとハーディスは、持っていた紅色の盾をワシに手渡したが、この盾は "地獄の森" のワシの小屋に置いてきた盾のようで、どうやらコレも必要らしいのう。


「それは【射熱の盾】と言いますわ♪ 敵の炎熱系の魔法や攻撃で受けるダメージの約30%を防いでくれますわ♪ あとで必ず、必要になりますから持っていて下さいね!」


「なるほど、横着はいけない…と言うコトか? それに…これもなかなか便利な盾で、使い道がありそうじゃな。」


「それでは、ご武運をお祈りしますわ♪ ヴァグドーちゃん♪」


「ちょっと待ってくれ! ワシの今のレベルはどうなんじゃ!? 教えてくれ!!」


「はーい、了解しましたわ♪ ステータス…オープン♪」


ワシのステータスが表示された。



●・●・●


ヴァグドー:  紳士

レベル  : 603

耐久力  :4770

魔法力  :   0

――――――――――

攻撃力  :2570

守備力  :2550

機動力  :2830

叡知力  :1420

幸運力  :1920

――――――――――

絶望力  :  10

戦利品  :【射熱の盾】【氷結の剣】【重鋼の盾】【凱封の剣】

能力   :【ストリンガー・デスロック】【肉体固定】【カリスマボディ】

●・●・●



「………」

なにやら色々とツッコミたいモノがあるのだが、取り敢えずワシは現時点での、自分のステータスを無言で暗記していた。


「……何か質問はありますか? ヴァグドーちゃん♪」


「……今はない、ワシの目的はあくまでも最強の力と身体を目指すのみじゃ!」


「素敵なほど、潔いですわね♪ では…さようなら~♪」


すると、ハーディスの身体がまた急に光始めていて、姿が消えてしまった。



その後はすぐに、カグツチやロンギルスを始め、ここにいる人達が再び動き出していて、ヴァグドーはカグツチに【射熱の盾】を装備させてから、ロンギルスにも【重鋼の盾】を装備させていて、ヴァグドーたち三人はまた宿屋に戻っていった。



  

※ハーディスはこの後も、ちょくちょく出てくる予定…?

※ヴァグドーのステータスに新たな変化が…?


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