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絶望老人が異世界転生をしたら、99年間で最強無双になってしまった!  作者: 賭博士郎C賢厳
H.天使族.VS.堕天使編
257/326

252、第三陣・援軍到着

  ●【No.252】●



 この『悪魔神モドキ』の放った黄色の巨大エネルギー球体【超光弾】が、そのまままっすぐ『堕神坊ベルシェールトン』の方へ向かう。


「…ッ!」


 ブゥゥゥウウウ―――

 ブォォォオオオ―――


 そこに『堕神坊ベルシェールトン』の身体を守るようにして、白銀のバリヤーが張られていて、その上から、今度は黄金のバリヤーが張られている。 この黄金のバリヤーは白銀のバリヤーよりも強度・防御力が共に高く、そう簡単には撃ち破れないバリヤーになってるはず。


「くっ」


 ドスン!


 この【超光弾】の黄色の巨大エネルギー球体が『堕神坊ベルシェールトン』に接近。 そのまま【超光弾】が黄金のバリヤーに接触する。 その【超光弾】の威力が半端ではなく、黄金のバリヤーは破壊できなかったけど、このまま『堕神坊ベルシェールトン』を下側後方へ押していく。


「うぐぐぐぐぅぅっ!」

「……」


 そんな【超光弾】が黄金のバリヤー&白銀のバリヤーを張ってる『堕神坊ベルシェールトン』を上から押し潰すようにして、どんどんと下側後方へ押していく。 その様子を上から見下ろすようにして、『悪魔神モドキ』が見ている。


 強力な黄金のバリヤーの力で【超光弾】の威力を(ふせ)いでいて、『堕神坊ベルシェールトン』には直撃しておらず、まだ肉体的ダメージを受けていない。 ただどんどんと下側後方に黄金のバリヤーごと押されていて、押し返すことができない。 このままだと海面に激突する恐れがある。 勿論、『堕神坊ベルシェールトン』の方も必死に耐えているけど、このままだと海面激突は時間の問題だ。


「うおおおおおぉぉぉ―――」

「……」


 その様子を『悪魔神モドキ』がただ黙って見つめている。 もう間もなく『堕神坊ベルシェールトン』の背後にある黄金のバリヤーが海面につくギリギリのところにある。






 すると、そこに《クリスタル.エルフニア.ノヴァドラゴン》と《クリムゾン.エルフニア.ノヴァドラゴン》が『悪魔神モドキ』のすぐ左右横に現れる。


 その《クリスタル.エルフニア.ノヴァドラゴン》が口から【光輝く吹雪】を吐いて、左側から『悪魔神モドキ』の方へ向けて攻撃する。


『やめろぉぉぉおおおーーーっ!!』


 ズゴゴゴォォォーーーッ!


「んっ!」


(一瞬だけ()()()()を見る)


 その《クリムゾン.エルフニア.ノヴァドラゴン》も口から【灼熱の火焔】を吐いて、右側から『悪魔神モドキ』の方へ向けて攻撃する。


『もぉー…やめるんだぁぁぁあああーーーっ!!』


 ズドドドォォォーーーッ!


「おっ!」


(一瞬だけ()()()()()()を見る)


 そこで《クリスタル.エルフニア.ノヴァドラゴン》と《クリムゾン.エルフニア.ノヴァドラゴン》が怒りの左右から同時攻撃。 一斉に『悪魔神モドキ』の方へ向けて攻撃する。


 ニヤリ♪


 シュッ!


 この不意打ちの攻撃に、最早(もはや)あの『悪魔神モドキ』が意味深な笑いをして、今度はすぐに、その姿を()した。 ()()()にドラゴン共が気づいていない?


(でも()()()()()一瞬だけ()()()()を見る)







 ドッカァァーーーン!!


 このまま《クリスタル.エルフニア.ノヴァドラゴン》の【光輝く吹雪】と、《クリムゾン.エルフニア.ノヴァドラゴン》の【灼熱の火焔】が左右から激突。 もう既に『悪魔神モドキ』は姿を()していて、そのまま【光輝く吹雪】と【灼熱の火焔】が直撃した格好になる。 大爆発が起こる。


『ヤ、ヤッたか?』

『こ、今度こそ?』


 やがて爆風や爆煙などもやんできて、先程まで『悪魔神モドキ』がいた方を見るドラゴン共―――


『『ッ!!?』』


 ―――だが、すぐそこにいた()()の『悪魔神モドキ』の姿がないことに気づく。


『な、なんだとっ!?

 また消えただとっ!?』

『畜生! また消えたのかっ!?

 こ、こんなことがまたっ!?』


 目の前にいた()()の『悪魔神モドキ』が攻撃を受ける直前に姿を()していて、ドラゴン共の攻撃は当たらない。 ()()()()()ドラゴン共が、さらに動揺・困惑する。






 だが、それよりも事態が悪化して、さらに加速する。


 ドッドォン!


 また敵が消えて動揺・困惑するドラゴン共がすっかり油断して、自分たちの頭に飛んでくる紫色の小型エネルギーの弾丸に気づかず直撃。 そのまま《クリスタル.エルフニア.ノヴァドラゴン》の頭部左側と、《クリムゾン.エルフニア.ノヴァドラゴン》の頭部右側に、それぞれ紫色の小型エネルギーの弾丸が激突して、それでドラゴン共が少しよろめく。


 ズドォン、ズドォン!


『グアッ!』『ウガッ!』

『な、何ぃっ!?』

『な、なんだとっ!?』


 そこでドラゴン共が自分たちの頭部に当たった紫色の小型エネルギーの弾丸が飛んできた方を見る。


『『ッ!!?』』


 なんと見た方向、遠くの方から、あの『神光聖者エリュニウス』と『右刎王アレクェート』がモノ凄い速度(スピード)で飛んできて、まっすぐドラゴン共のいる場所へ向かっている。


『な、なんだとっ!?

 そんなバカなっ!?』

『しまったぁ!!

 本当に来やがったぁ!!』


 遂に『神光聖者エリュニウス』と『右刎王アレクェート』の登場に、ドラゴン共がかつてない程の驚愕を見せる。 さしずめ "戦慄" というヤツだ。


 さらに『右刎王アレクェート』が右(てのひら)を前方に出して、その(てのひら)から紫色の小型エネルギーの弾丸を《クリスタル.エルフニア.ノヴァドラゴン》と《クリムゾン.エルフニア.ノヴァドラゴン》の方に向けて発射させる。


 ドッドォン、ササッ!


『『クッ!』』


 今度は《クリスタル.エルフニア.ノヴァドラゴン》と《クリムゾン.エルフニア.ノヴァドラゴン》が、頭部に飛んでくる紫色の小型エネルギーの弾丸を(かろ)うじて避けるが、またバランスを崩してよろめく。


 キキィィッ!


 そこに『神光聖者エリュニウス』と『右刎王アレクェート』が《クリスタル.エルフニア.ノヴァドラゴン》と《クリムゾン.エルフニア.ノヴァドラゴン》の目の前に到着。


『『……』』

「「……」」


 一方の『悪魔神モドキ』ははるか上空・真上から現れ、強力な【超光弾】の威力に押されて、もうじき黄金のバリヤーの背部が海面につきそうなところの『堕神坊ベルシェールトン』の姿を黙って見つめている。


「……」

「ぐぅおおおおおぉぉぉ―――」




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