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絶望老人が異世界転生をしたら、99年間で最強無双になってしまった!  作者: 賭博士郎C賢厳
H.天使族.VS.堕天使編
256/329

251、【超光弾】

  ●【No.251】●



 また『悪魔神モドキ』の姿が消えた。


 ここにまた『堕神坊ベルシェールトン』や《クリスタル.エルフニア.ノヴァドラゴン》と《クリムゾン.エルフニア.ノヴァドラゴン》が周囲を見渡し、消えた『悪魔神モドキ』を捜す。


 今度は一体何処(どこ)へ行ったのか?


「畜生、奴は一体何処(どこ)へ行ったのか?」

『また死角から攻撃されるのか?』

『チクショウッ、アイツめ!

 本当に一体何処(どこ)へ行ったんだ?』

「クソッ、アイツめ!

 一体何処(どこ)から攻撃するんだ?」


 思わず取り乱すが―――


 ここで『堕神坊ベルシェールトン』がまだ周囲を見渡す。

 だけど何処(どこ)にもいない。


 そこで《クリスタル.エルフニア.ノヴァドラゴン》と《クリムゾン.エルフニア.ノヴァドラゴン》がまた変な事を言ってきた。


『ハハハ、今度こそ消滅したのだ!』

『否、この(スキ)に逃げたのだろう! ハハハ』

「……」


 ドラゴン共は笑っているけど、『堕神坊ベルシェールトン』だけは冷静沈着。


 すると『堕神坊ベルシェールトン』や《クリスタル.エルフニア.ノヴァドラゴン》と《クリムゾン.エルフニア.ノヴァドラゴン》の背後から聞き覚えのある声がする。


「おい、私ならこっちだ」


「ッ!?」

『なッ!?』

『何ッ!?』


 その声を聞いて彼らが背後を振り向くと、そこに平然と『悪魔神モドキ』が浮いている。 どうやらここでも無傷のようだ。 相変わらずダメージを与えていない。


「おいおい、この私があの程度の攻撃で消滅したり逃亡したりする訳ないだろう?」


「ッ!!」

『な、なんだとッ!!』

『クソッ、何でなんだッ!!』

()()()はようやくとどめを刺せる準備が出来たのだ。 何で逃げる必要がある?」

「な、なんだってぇ!?」

『……なんだ?』

『それは一体……ッ!?』


「ふふふ、これで今度こそ終わりかな?

 ()()使()・堕神坊ベルシェールトンよ」

「……?」


 ここに『堕神坊ベルシェールトン』が疑問に思う。


 ―――おかしい……?

 何でもう高速移動も【隠密隠蔽光弾】もしてこない?

 背後をとったんなら、そこで攻撃すればいいのに、何で攻撃してこない?

 何故、今度はすぐに姿を現す?

 一体どういうことだッ!?


 ………………?

 ―――『とどめを刺せる準備』……だと……?

 ま…まさか……?

 そ…そんなバカな……?


 ()()()()…もう既に()()()……?


 ここで『堕神坊ベルシェールトン』が『悪魔神モドキ』の方を見ると、なんと『悪魔神モドキ』が上の方・はるか上空を指差す。


「……?」


 そこで『堕神坊ベルシェールトン』が『悪魔神モドキ』の指差す方へ上を見上げると、なんとはるか上空に黄色の巨大エネルギー球体が浮かんでいる。 ()()は【隠密隠蔽光弾】の比ではない大きさの黄色の巨大エネルギー球体になっていた。


 おそらく威力も【隠密隠蔽光弾】とは比較にならない程の威力だと推測される。 ()()()()()()()()()()()()()、本当にタダでは済まされないと思うよ。


「な、なんだってぇ!?

 ()()()()()()()()!?」


「今まで私が放った【隠密隠蔽光弾】は、お前たちに対して放った()()ではなく、あくまでも()()()()()()、私のエネルギーを少しずつ集めていただけにすぎないのだ。」

「あの【隠密隠蔽光弾】には、そういう意味があったのか?」

「あの巨大な玉を、一気にお前たちの方へ向けて放てば、果たしてお前たちは一体どうなると思う?」

「……」

『『…?』』


 そんな『堕神坊ベルシェールトン』が、かなりの動揺・困惑を隠せないでいるのに、呑気(のんき)な《クリスタル.エルフニア.ノヴァドラゴン》と《クリムゾン.エルフニア.ノヴァドラゴン》の方は、まだ一体何のことなのか、よく解っていないようだ。


『なんだ? 一体何を騒いでいる?』

『一体何の騒ぎだ?』

「上を見ろ」

『ハッ、上?』

『上が何だと言うんだ?』


 ここで《クリスタル.エルフニア.ノヴァドラゴン》と《クリムゾン.エルフニア.ノヴァドラゴン》も上の方・はるか上空を見上げる。


『『ッ!!?』』

「……」


 はるか上空にある黄色の巨大エネルギー球体を見た《クリスタル.エルフニア.ノヴァドラゴン》と《クリムゾン.エルフニア.ノヴァドラゴン》が驚愕・絶句する。


「これでようやくとどめを刺せる準備が出来た、と言う事だ。 わかったか?」

『ひぇえええぇええぇーーーっ!!』

『我々は関係ないぞぉーーーっ!!』


 そこで《クリスタル.エルフニア.ノヴァドラゴン》と《クリムゾン.エルフニア.ノヴァドラゴン》が、それぞれ左右に慌てて退避して、またビジネスパートナーの『堕神坊ベルシェールトン』のことを見捨てた。 だけど、それは賢明な判断であり、もう『堕神坊ベルシェールトン』も《クリスタル.エルフニア.ノヴァドラゴン》と《クリムゾン.エルフニア.ノヴァドラゴン》を責めたりしない。 むしろ、今すぐ避けないとドラゴン共も巻き添えを喰らう。


「……」


 ここでドラゴン共が『堕神坊ベルシェールトン』から、かなり遠くまで離れたところを見計らって、今度は『悪魔神モドキ』が『堕神坊ベルシェールトン』に話しかける。


「今度こそ覚悟はいいか?」

「……」

「この巨大な玉【超光弾】を見事に防御してみせろ!」

「くっ…」

「今こそ喰らえ【超光弾】!」

「うっ…」


 ここに来て、はるか上空に浮かんでいた黄色の巨大エネルギー球体の【超光弾】が、遂に『堕神坊ベルシェールトン』の方へ向かって発射された。


 この【隠密隠蔽光弾】のエネルギーブレットを集めて造った強力な【超光弾】。


 果たして、この【超光弾】の威力とは?

 果たして、その『堕神坊ベルシェール』がこんな凄い【超光弾】を相手に、無事に生還できるのか?



もう既に準備を終えてた『悪魔神モドキ』はこれで今度こそとどめを刺せるのか?

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