表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
絶望老人が異世界転生をしたら、99年間で最強無双になってしまった!  作者: 賭博士郎C賢厳
G.大魔王.VS.大魔王編
248/329

243、閑話休題 [最初の大陸サミット]

  ●【No.243】●



 これはヴァグドーたち一行が最初の大陸を旅立って、次の別の大陸へ向かう途中での出来事である。


 そんなヴァグドーたち一行が旅立ってから、最初の大陸では間もなくサミットが開始される。


 各国の国王や代表たちが集まって、最初の大陸の某所にて会議する事になる。


 その名も《第一回最初の大陸サミット》を開催する。 そのサミットの主催者がアロトリスであり、それと開催地も彼女が決めた。


 最初の大陸の中央上部にある某所の屋内施設に、大陸中から国王や代表たちが集合して屋内施設に入っていった。 この室内にある某部屋の中央にある円卓にて、一堂に会して各国の国王や代表たち全員が椅子に座る。



 その集まった主な国王や代表たちとは、


1.アーサンティラル王国からは、アーサンティラル国王とメルルスクリム王女が参加。 護衛にはルフラム護衛将軍と女剣士で侍女のアナデルが同行する。


2.(リン)王国からは、臨王が参加。 護衛には妄唇(もうしん)将軍と燈遁(とんとん)部隊長が同行する。


3.旧王国であるギドレファナス共和国からは、代表者のバーデハルドンが参加。 護衛にはレイドルノとダルラルダが同行する。


4.アンリールノエロンからは、代表者の『ワールドエルフ天蝎』の大賢者が参加。 護衛には『ノエロン城』のメイド(非武装員)たちの出張サービスが同行する。


5.デュラルリダス王国からは、デュラルン女王と母親のアロトリスが参加。 護衛には勇者アクナルスとメイドで侍女のベルロたちが同行する。


6.ロートアンリルス連合国からは、代表者のアテナが参加。 護衛には王護聖騎士のリーダー・ガルマンと皇守親衛騎士隊の将軍・ギアンデが同行する。


7.魔族の国からは、大魔王エリュドルスが参加。 護衛には大魔公デイラルスと大魔公ギロリルスが同行する。


8.『邪天侯城』からは、『神光聖者エリュニウス』が参加。 護衛はいない。


 そこに遂に、この最初の大陸での国王や代表者たちが同じ円卓の椅子に座る。 ちなみに席順は時計回りに、1.~8.の順番に座っていて、その後ろに護衛が二人立つ。


 こんな最初の大陸の中央上部某所にて、各国から国王・女王・代表たちが一堂に会する機会など、これが初めての事であり、なんと大魔王や神光聖者までも参加するなど、異例中の異例である。 まぁこれも(ひとえ)に主催者であるアロトリスが尽力したお陰であろう。


「皆さま、本日お集まりいただき、まことにありがとうございます。 今日は是非、これを機に皆さまには、この大陸で起きた出来事や、この大陸にとって有益になる事などを、しっかりと共有していきたいと思います。」


 まずは主催者であるアロトリスの挨拶から始まる。


「さて、先の戦いでは、遂に大魔王デスゴラグションがこの大陸にも侵略してきました。 ですが、ここにおられる大魔王エリュドルス殿や、先程この大陸を旅立ったヴァグドー殿たち一行が、なんとか撃退に成功しております。」

「………」


 ここでアロトリスが大魔王エリュドルスの方を向いて会釈して、そんなエリュドルスも腕組みしながら会釈する。


「それと目的のモノであったヴァグドゥルスの『悪魔神の魂と心臓』の力も、彼らの封印の力で、なんとか死守することに成功しております。」

「………」


 今度はアロトリスが神光聖者エリュニウスの方を向いて会釈して、そんなエリュニウスもニコリと微笑(ほほえ)みながら会釈する。


「これを機に、私は大陸規模の軍隊の創設を検討しております。 各国から選ばれた精鋭で組織された、この大陸最強の部隊です。」

「ほーう、なるほど」

「それは魔族も魔物(モンスター)()れて、という訳ですかな? アロトリス様」

「はい、そうです。 さらにいえばエルフや獣人などの亜種も関係なく、また一般人や貴族・王族などの階級の垣根も関係なく、全ての種族から選ばれた精鋭を組織した部隊の創設です。」

「それはまた壮大な計画ですな」

「確かに、果たして可能なのか、些か疑問ですな?」

「皆さんには、既にこの大陸が侵略寸前のところまで来ていた事をご存知ですか? もし仮に大魔王エリュドルス殿たちや、ヴァグドー殿たちが『東の岬』を死守してくれなければ、今頃は大魔王デスゴラグションがこの大陸を侵略して、なおかつ『悪魔神の魂と心臓』の力も入手したでしょう。 大魔王デスゴラグションはこの大陸だけでなく、他の大陸にも侵攻しており、遂に大魔王デスゴラグションによる世界征服が開始されたのです。」

「「「………」」」


 このアロトリスの熱弁に、各国の国王や代表たちが萎縮して沈黙する。


「この大陸は他の大陸に比べて、正直いって、人間も亜種も魔族も魔物(モンスター)も、それほど対立しておらず、比較的に仲が良いと思います。 勿論、少し前までは、この大陸でも小規模ながら争い事は起きておりました。 しかしながら()()()()()()()が一変しました。 争い事は一気に終息していき、魔族もより協力的になってくれました。 彼のここまでの功績は、まさに評価に値します。」

「「「………」」」


 またアロトリスの熱弁で、各国の国王や代表たちが、みんな揃って、()()()の顔を思い浮かべる。


「私は彼のお陰で、今この大陸は()()()になろうとしています。 私はそんな彼の偉大さを評価して、また大魔王エリュドルス殿の助言も従い、この大陸の名前を正式に "ヴァグドー大陸" と名付けたいと思います。」

「「………」」

「「「おおお~~~!!!」」」

「そして、ヴァグドー殿を総司令・大元帥とした称号、"拳轟(けんごう)" をヴァグドー殿に与えた大陸最強部隊 "ヴァグドー軍" の創設に着手したいと思います。」

「「「おおお~~~!!!」」」

「「………」」

「なるほど、()()()()()最早(もはや)種族も爵位も階級も職業も何も関係ない。 彼も自身を "ただの冒険者" と名乗っていたしな。」

「しかも、この大陸で、彼に勝る者もおるまい。 あの大魔王デスゴラグションでさえ撃退したのなら異論もない。」

「しかし、その彼は既にこの大陸を旅立ち、別の大陸へ向かったと聞いておるが?」


 そんなバーデハルドンの質問に、続けて大魔王エリュドルスや神光聖者エリュニウスが答えてる。


「ヴァグドー公や勇者アドーレたち仲間は、この広大な世界へ見聞を広める為、あるいは更なる強さの向上を求めて旅立った。 それは敵が大魔王デスゴラグション()()ではないからだ。 彼らの最終的な敵は、あの悪魔神トニトリエクルスなのだ。 その打倒の為にも、世界を知り、己を知り、強さを知る。 それが旅の目的」

「最終的な調整や統率などは、"拳轟(けんごう)" のヴァグドーに任せて、我々は彼の下で最大限の力を発揮する軍隊の編成をすればいい。 また規模としては、最低でも20万の規模は欲しいところだな。」

「まだ強くなるつもりなのか?」

「ほーう、20万のヴァグドー軍か」

「なるほど、それは確かに凄いモノですな」


「このヴァグドー軍の創設は、皆さまの協力が必要不可欠です。 何卒(なにとぞ)、ご協力をお願いします。」

「「「おおお~~~!!!」」」

「「「………」」」


 その後も、あーでもないこーでもないと、各国の国王や代表たちの話し合いが続く。


 ●【謹賀新年】●

明けましておめでとうございます。

今年も宜しくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ツギクルバナー cont_access.php?citi_cont_id=676877153&size=135
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ