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絶望老人が異世界転生をしたら、99年間で最強無双になってしまった!  作者: 賭博士郎C賢厳
G.大魔王.VS.大魔王編
247/329

242、秘密の特訓:2

  ●【No.242】●



 ワシとカグツチが秘密の特訓をしている。


 カグツチが剣でワシに少しだけでもダメージを与えることが特訓である。


 まずワシが認めるダメージをカグツチが与えれば特訓成功でクリアじゃ。

 その間に、ワシは回避のみで、攻撃も反撃も防御もせず、カグツチの背後に回って彼女の大きな胸を揉むだけじゃ。

 そこでカグツチがワシに、30回胸を揉まれると特訓失敗のゲームオーバーじゃ。


 実はこの特訓、カグツチはまだ一度も成功していない。

 今まで常にカグツチは、ワシに自分の大きな胸を揉まれ続けて、あっという間にあっさりと、30回揉まれてしまう。


 かつては、ロンギルスやエクリバやニーグルン姫らも挑戦してみたけど、やっぱりワシに背後を取られてしまい、自分の大きな胸を揉まれてしまい、途中からは、とても気持ち良くなってしまい、まるで集中できなくなるので、もう既に秘密の特訓の挑戦と成功を断念している。


 現在(いま)では、もうカグツチだけしか秘密の特訓を挑戦していない。

 だがしかし、まだカグツチだけは秘密の特訓を諦めずに続けている。

 何故、そんなに続けたいのか、よく解らんけど、とにかく続けたいようだ。


 その特訓の様子を見ていた勇者見習いのモモネも、何故だか参加したがっている。




 今は既に29回胸を揉まれている。


「でやぁああああぁぁーーーっ!!」

「ほっ…ほっ」


 ブンブンブン!


 カグツチが剣を振り回し、なんとかワシに当てようとするけど、相変わらずワシが(たく)みに避けて、いっこうに当たる気配がない。

 だがしかし、カグツチもただ闇雲に剣を振り回しているわけではない。 そのワシの(スキ)を見ながら、()()チャンスとタイミングを見計らっていた。


「でぇぇーーーいっ!!」

「ほっ…ほっ」


 ブンブンブン!


 すると突然―――


 フッ!


 ワシがカグツチの目の前で、一瞬だけ姿が消えた瞬間―――


 ここだぁーーっ!!


 ビュゥン!


 すぐカグツチが自分の背後に、次にワシが現れるであろう場所を予測して、まっすぐに鋭く速く剣を突き立てる。


 ―――やったのかっ!?


 特訓の性質上、ワシは必ずカグツチの背後に回る。 その為、タイミングを見計らって自分の背後を剣で攻撃した。


 し~~~ん……


 だがしかし、カグツチの背後にワシはいなかった。


「―――えっ!!?」


 カグツチが慌てて、剣を突き立てた背後の方に振り返ってみると、やっぱり誰もいない?


 次の瞬間―――


 ムニュゥ!


「ひゃああぁっ!?」


 突然ワシがカグツチの背後に現れて、後ろからカグツチの大きな胸を揉んでいる。


 モミモミ、モミモミ!


 カグツチは驚き、頬を紅くしている。


「ど、どうして?」

「ワシの動きがワンパターンなら、お前さんの動きもワンパターンじゃ。 お前さんは自分の背後しか攻撃してこんからのう。」

「……うっ……」


 やっぱり結局カグツチは、今回もワシの姿・動きを、最後まで捉えることは出来なかった。


 モミモミ、モミモミ!


 これで今回もカグツチは、ワシに背後から大きな胸を30回揉まれているので、残念ながら秘密の特訓失敗じゃな。


「ふむ、今回も特訓失敗じゃな」

「ふにゃぁ、そ…そうですか……。

 ざ…残念ですけど……仕方ないです……ね……師匠」


 なんだか本当に残念そうにガッカリしているカグツチだけど、失敗の罰は甘んじて受けている。


「ふむ、もう飽きたので、今回もこの特訓は終了じゃな。 これからも精進せいカグツチよ」

「……は……はい、判りました……師匠」


 この特訓は一度失敗すると、最低でも半日は出来なくなり、この時間帯だと、次の特訓は翌日以降になる。


 ちなみにこの特訓に成功すると、冒険者ランキングのエネルギーポイントが、さらに「330」加算される、かなり魅力的な特訓である。 ※冒険者ランキングのエネルギーポイントがある一定以上加算されると、冒険者ランクが上がる。


「お父さん、私もあの特訓やってみたい!」

「…………ダメだ」

「え~、なんでぇ~?」

「………」


 悪魔神オリンデルスがモモネをそっと諫めた。 まぁオリンデルスにしてみれば、あまり面白くない特訓方法であろう。







 今回はカグツチとエクリバの二人で、()()特訓に参加している。

 今回の特訓とは、ワシの特訓に付き合ってもらっておる。

 まずカグツチとエクリバの二人がミニスカートのままの状態で、連続して上段蹴りをしてもらい、ワシの顔面を狙ってもらう。 それをワシが紙一重でかわしていく。 この特訓を約10分間は続ける。

 その際に彼女たち二人には、ワシの顔面めがけて蹴りあげてもらうので、当然ミニスカートが(めく)れ上がって、ミニスカートの中身のパンティーが見えてしまう。 勿論、彼女たち二人には、()()を承知でワシの特訓に参加しておる。


 シュッシュッシュッ!

 サッサッサッ!


「でぇえええぇーーーっ!!」

「はぁあああぁーーーっ!!」

「………」


 二人共に、なかなか素早く鋭い蹴りをワシの顔面めがけて蹴りあげる。 その上段蹴りをワシが(たく)みに素早く避け続ける。 だけど、カグツチもエクリバも負けずに蹴り続ける。


 シュッシュッシュッ!

 サッサッサッ!


「でぇやあああぁーーーっ!!」

「このぉおおおぉーーーっ!!」

「………」


 二人共に、なかなか真剣に真面目にワシの顔面めがけて蹴りあげる。 彼女たち二人がかりにも関わらず、ワシが(たく)みに素早く避けるモノで、多少なりとも焦りや動揺を感じておるようじゃ。


 シュッシュッシュッ!

 サッサッサッ!


「な、なんでぇ~~?」

「そ、そんなぁ~~?」

「ふふふ、ムダじゃ、ムダ!」


 カグツチとエクリバが何度も何度も、ワシの顔面めがけて蹴りあげるけど、いっこうにワシの顔面には当たらない。 二人共に、色んな角度・左右挟撃などして、なかなか工夫しとるけど、ワシには止まって見えるのじゃ。


 さらにワシの凄まじい動体視力で、彼女たち二人のパンティーもはっきり見えておる。


 まずカグツチのは、紅色のリボンが付いたピンク色のノーマルデザインのパンティーじゃな。

 次にエクリバのは、黄緑色のリボンが付いた緑色のノーマルデザインのパンティーじゃな。

 二人共に、なかなか可愛いパンティーを穿()いておるのう。


 やがて、10分が経過して、結局は彼女たち二人は、このワシに一撃もダメージを与えることもなく、終わってしまった。 二人共に、かなり疲労しておるようじゃが、ワシは全く疲れておらぬ。 まだまだぜんぜんピンピンしておる。


 ちなみにこの特訓でヴァグドーの顔面に蹴りを当てると、冒険者ランキングのエネルギーポイントが、さらに「420」加算される、とても魅力的な特訓である。 ※冒険者ランキングのエネルギーポイントがある一定以上加算されると、冒険者ランクが上がる。


「お父さん、私もあの特訓やってみたい!」

「…………ダメだ」

「え~、なんでぇ~?」

「お前にはまだ早い」


 またオリンデルスがモモネをそっと諫めた。 まぁオリンデルスにしてみれば、これもあまり面白くない特訓方法であろう。




 ようやく呼吸を整えたカグツチがワシに質問した。


「そ…それで……私たちのパンティーは……一体何色でしたか……?」


「おう、そうじゃな。

 たしか……カグツチがピンク色で……エクリバが緑色……じゃろ?」

「「…ッ!!?」」


 心の中でカグツチとエクリバは、ワシのことを "やっぱり凄い!" と思ったらしい。 何故なら、二人の蹴りを全て避けながら、二人のパンティーを見る「余裕」と「正確さ」があったからじゃ。


本作品の今年の執筆・投稿・更新は、これにて終了致します。

今年も読んでいただいて、本当にありがとうございました。

来年もどうぞ宜しくお願い致します。

それでは来年も良い年になりますように、これにて失礼致します。

        [2021・004]

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