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絶望老人が異世界転生をしたら、99年間で最強無双になってしまった!  作者: 賭博士郎C賢厳
A.アーサンティラル王国編
23/326

19、賢者ロンギルス:2

新キャラ、ロンギルスと新たなイベントの予感…?


  ●【No.019】●



   ……ふむぅ……


また、厄介で何だか面倒臭そうな少女が現れてしまったのう。

出来るコトならば、あまり関わりたくはないのだが、今この娘はワシのコトを…かっこいい…と言っていなかった……か?



もう一度、確認する為にワシはロンギルスに質問した。

「おい、お前さんは今このワシのコトを…かっこいい…と言ったのか?」

「はっ 初対面の殿方に対して失礼なコトを言ってしまって、大変申し訳ありませんでした。 でも本当にヴァグドー様がかっこ良かったので、つい……!」

「……っ!!」


今度はカグツチに質問した。

「カグツチよ、お前さんはワシのコトを…かっこいい…と思うのか?」


すると、カグツチが顔を(あか)くして、モジモジしながら答えてくれた。

「……はい、……かっこいい……です。 ……師匠」

「……っ!!」



…し、しまったっ!!!

そうかっ!! …そういえば以前、ハーディスにイケメンにして欲しいと頼んでいたのを、すっかりと忘れていたーーーっ!!!

ワシは自分の強さと完璧な肉体に関心がいき過ぎて、顔がイケメンであるコトなど、もうだいぶ忘れていたのじゃ!!


あの時は、ノリでテキトーに頼んでしまったのだが、今になってそれが響いてくるとはのう……!!

これは最早、一人旅どころの話しではないのだが……まぁ、いいかぁ……仕方あるまいのう。



すると、ロンギルスが恐る恐ると、ヴァグドーたちに話しかけてきた。

「あのーー もし…よろしければ、私も一緒についていってもよろしいでしょうか?」

「……どうしますか? 師匠」

「まぁ、いいだろう……構わんよ、一緒に来なさい。 せっかく助けたのに、また襲われて殺されてしまったら、後味が悪いからのう。」

「……そうですよね、師匠」

「本当ですか? 本当にどうもありがとうございます。 ヴァグドー様!」

ロンギルスはお辞儀をしていた。


来る者、拒まずじゃ!

ワシを頼ってくる限り、出来るだけ対応してやろう!





ヴァグドーたちは第7の都市、タールハジャルの町に到着していて、街の上空には紫色の大きな翼が浮かんでおり、ヴァグドーは上空の方に眼を向けて、その翼を見ていた。

「ほう、あれが噂の "地獄の翼" なのか? あそこに強力で凶悪なモンスターがいるのか?」

「師匠! 早速、ギルド冒険商に行きましょう!」

「ふむぅ、そうだの」


ヴァグドーたちはタールハジャルの町の中に入っていき、ギルド冒険商を見つけて中に入っていった。



この街のギルド冒険商の中も、多くの冒険者で賑わっていて、カグツチはこのギルドを仕切っている、40代ぐらいの少しふっくらとした体型の女性の主人に話しかけていた。


「あら、いらっしゃい」

「主人! 早速だが、私のステータスを確認したいのだ!」

「はいよ、どうぞ」

主人はカグツチの前に《ステータスカード》を出してきた。

「よし! どうかな? 私のステータスは…?」



カグツチは自分のカードを《ステータスカード》の上に置いた。


ピッピッピッ!


カグツチのステータスが表示された。



●・●・●


カグツチ : 剣士

レベル  : 68

耐久力  :398

魔法力  :130

―――――――――

攻撃力  :408

守備力  :412

機動力  :340

叡知力  :252

幸運力  :180

―――――――――

絶望力  : 20

能力   :【高炎熱光砲】【超炎熱裂斬】【大炎熱防壁】

●・●・●



「むっ なるほどな! レベルが68まで上がっているが、【重鋼の盾】のお陰で守備力が飛躍的に上がっているな!」

「ほう、レベルが少し上がっていた様だな。 カグツチよ」

「はい、そのようです 師匠」


「あのーー 私もステータスを確認していいでしょうか?」

「ふむぅ、そうじゃな。 カグツチよ」

「あっ どうぞ、ロンギルス」



 今度は……

ロンギルスが自分のカードを《ステータスカード》の上に置いた。


ピッピッピッ!


ロンギルスのステータスが表示された。



●・●・●


ロンギルス: 賢者

レベル  : 60

耐久力  :328

魔法力  :505

―――――――――

攻撃力  :286

守備力  :312

機動力  :275

叡知力  :360

幸運力  :225

―――――――――

絶望力  : 30

能力   :【治癒風神】【疾風裂斬】【竜巻防壁】

●・●・●



「おっ ロンギルスは賢者なのか!? これは凄いコトですよ!! 師匠」

「…何? 賢者と言う職業はそんなに凄いコトなのか? カグツチよ」

「はい、賢者はそんなに簡単になれる職業ではありません。 聖職者の中でも、かなりの高位でありますから凄いですよ。」

「そうか、なるほどのう。 やるなぁ、ロンギルス」

「いやぁ、それほどでもありませんよ。でも、ありがとうございます。 ヴァグドー様」

ロンギルスは少し照れていた。





「…お母さん…」

ギルドの奥の方から主人のコトを「お母さん」と呼んでいる、茶色の髪のロンドヘアーの非常に美しい顔をした20代ぐらいの女性が一人、哀しい顔をして現れていた。




第7の都市、タールハジャルの町に到着したが、何か異変が…?


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