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絶望老人が異世界転生をしたら、99年間で最強無双になってしまった!  作者: 賭博士郎C賢厳
F.ロートアンリルス連合国・後編
217/329

213、連合国との離別 次に "1." の選択肢へ

  ●【No.213】●



 ロートアンリルス連合国の中央都市にある総合百宮殿の中、今回のエネルギー武闘台の優勝者・準優勝者の控え室にて



 この部屋の中には、今までのヴァグドーたち一行の11人に、また新たにヴァグドーたち一行に加入した二人を合わせた全13人が待機して(くつろ)いでる。

 ちなみにこの控え室は、意外と広い部屋になっていて、たとえ13人いても大丈夫なくらいの広さになっている。


 そこにアテナ代表や護衛のガルマンとギアンデの二人もいて、そのアテナ代表の左右に立っている。



 また南側の港町には、今回のエネルギー武闘台の優勝賞品でもある大型船が、今も停泊している最中である。


 このまま大型船に乗って、この大陸から南側にある別の大陸へ向かうことができる。

 だがしかし、それだとこの大陸の北側にあるとされる『魔族の国』や、この大陸の南側のはるか上空にあるとされる邪悪な天空城『邪天侯城』に行くことが出来なくなる。

 もっとも今のままでは、はるか上空へ飛べる手段がないヴァグドーたち一行にとって、高い岩山に囲まれた『魔族の国』へ行くことも、はるか上空にある『邪天侯城』へ行くことも出来ないのだ。

 またギドレファナス共和国の何処(どこ)かにあるとされる『悪魔神の魂と心臓』を探しだして取りに戻る必要性も出てきた。



 そこでヴァグドーや勇者アドーレや大魔女シャニルや悪魔神オリンデルスたちが、よく相談して検討して色々と意見を出し合った結果、次の目的地がギドレファナス共和国に決定した。



 そこにヴァグドーたち一行の代表者であるヴァグドーが次の目的地をアテナ代表に伝えた。


「アテナ代表よ。 ワシらはこれからまたギドレファナス共和国に行くつもりじゃ。」

「そ、そうですか……。 やっぱり、ギドレファナス共和国に戻りますか……。 では、また馬車と徒歩で戻られますか……?」

「いいや、今回からは船でギドレファナス共和国に戻るつもりじゃよ。 アテナ代表よ」

「そ、そうですか……。 遂にあの船を使用しますか……。 なるほど、もうこの大陸のほとんどの国へ行っているヴァグドー様たちならば、もはや陸路で行く必要もないですし……ね。」

「ふむ、まさにその通りじゃな。 もう今回からは陸路で行く必要もあるまいて。 のぉアドーレよ」

「はい、まさにその通りです。 ヴァグドーさん」

「うんうん、使えるモノはなんだって使わないと、もったいないわぁ~♪」

「ふふふ、ボクはヴァグドーに任せるよ」

「そういう訳で、アテナ代表よ。 ギドレファナス共和国へ向けて出航の準備をお願いしたいのじゃ。」

「はい、判りました。 では、その様に伝えておきます。」

「ふむ、宜しく頼む」


 この後もヴァグドーたち一行とアテナ代表の話し合いが続いていた。





 ここからヴァグドーたち一行が、ロートアンリルス連合国からギドレファナス共和国までは、もう陸路では行かずに、今回からは大型船での海路でも十分に行けると判断・手筈になってる。


 そこでヴァグドーたち一行は、今晩一晩だけこの控え室に宿泊して、翌日から大型船で移動することになった。


 翌朝にはヴァグドーたち一行が、それぞれ各自に控え室で旅支度の準備をしており、旅支度を終えたヴァグドーたち一行が控え室から出ていき、総合百宮殿を出ていくと、目の前には大型馬車が二台停まっており、ヴァグドーたち一行が二台の大型馬車に乗り込み、そのまま大型船が停泊している南側の港町まで向かっていった。

(※大型馬車二台のうち、一台はヴァグドーたちが所有する馬車、もう一台はロートアンリルス連合国が所有する馬車。 ちなみに御者は二台ともロートアンリルス連合国側の御者である)





 南側にある港町に到着すると、街の奥の方にある港に停泊している大型船を見つける。 そこにアテナ代表やガルマンやギアンデも見送りに来ていた。 早速(さっそく)ヴァグドーたち一行が所有する大型馬車を大型船に乗せていき、ヴァグドーたち一行もアテナ代表にお別れの挨拶をしていた。


「世話になったのう。 アテナ代表よ」

「お世話になりました。 アテナ代表」

「どうもお邪魔しましたぁ~♪ アテナ代表」

「はい、皆さんのご武運をお祈りしておりますわ。 またこの国に来た時には、ぜひ私にも声をかけてくださいね。」

「はい、判りました。」

「うん、わかったわぁ~♪」

「ふむ、ではさらばじゃ」


「はい、さようならです。 皆さん」


 そこでヴァグドーたち一行も大型船に乗り込み、ここに大型船が出航していった。

(※この大型船には、船を操作する乗組員は同乗するものの、乗客は一切いない)


 アテナ代表が手を振って、ヴァグドーたち一行が乗る大型船を見送っていた。





 ここからは悪魔神オリンデルスと勇者見習いのモモネもヴァグドーたち一行に同行することになった。


>1.『まずはギドレファナス共和国に戻ってみる』

      ↓

▼1.『まず海路からギドレファナス共和国に戻ってみる』


>2.『このまま船に乗り込み、すぐに船を出航させて、別の大陸へ向かう』


▼3.『船に乗る前に "()()()" に会ってみる』(済)


 ここでヴァグドーたち一行は大型船で海路からギドレファナス共和国まで戻っていった。




   ー-ー・●・ー-ー




 ここは魔族が暮らす国『魔族の国』である。


 この国自体が一番北側にあって、また国が高い岩山に囲まれた自然の要塞になっていて、いかなる外敵も侵入できないようになっている。

 その魔族の国の中にある大魔王城の『玉座の間』の奥の方にある玉座に座る大魔王エリュドルスの姿があった。


 そこで大魔王エリュドルスが(うつむ)いていて、なにやら少し考え込んでいる。



 遂にヴァグドーや勇者アドーレたちと悪魔神オリンデルスが合流したか。

 まさか、ここまで『悪魔神の予言書』通りに、事が進むとはな……。

 ―――となると、ヴァグドーたちの次の目的は……やはり『悪魔神の魂と心臓』の回収か……?

 するとまたギドレファナス共和国に戻るのか?

 ―――だとすると―――



 まだ大魔王エリュドルスは、深く考え込んでいるけど―――



 するとそこに上位魔族デイラルスが、玉座に座る大魔王エリュドルスの目の前に突然現れた。



今度から陸路から海路へ。

ここでヴァグドーたち一行は乗り物として、

既に―――

①[陸路]『大型馬車』(ヴァグドー所有)

②[海路]『大型船』(勇者アドーレ所有)

を入手済。


あとは空路を行く乗り物が手に入れば・・・。

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