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絶望老人が異世界転生をしたら、99年間で最強無双になってしまった!  作者: 賭博士郎C賢厳
E.デュラルリダス王国編
178/329

174、『アロトリス』:4

前回の続きをそのまま続けます。

  ●【No.174】●



「……!!」


 ここで勇者アクナルスが突然ピーンと何かを(ひらめ)いた。


「それなら、彼らの名前を街の名前にしたらどうかな?」

「……??」

「……えっ!?」

「前々から思っていたことなのだが、これほどの大国であり王国でもある、このデュラルリダス王国に街の名前がないのは、あまりにもおかしすぎるだろ?」


 皆が真剣に無言で勇者アクナルスの話の続きを黙って聞いている。


「以前から、ヴァグドーたちからも指摘されてるように、沢山ある街の中からいくつかの街の名前を変更し、女王様を救った英雄たちの名前を、そのまま街の名前に使用させてもらうのです。 この機会に女王様を救った英雄が街の名前になる。 これなら全く無理がないと思う。」 

「なるほど、それはとてもいい案ですわ! 即採用ですわ!」

「それはとても素晴らしい思いつきですわ! なるほど、そこまで思いつきませんでした! 当然の結果……いいえ、決定ですわね!」

「ふむ、本当にお前さん、よくもそういうことを思いつくのう。 アクナルスよ」

「う~~ん、まさに褒賞の達人ねぇ~~♪」


「…どうも…」


「はい、それでは早速、()()もいただきますわ。」


 そこで沢山ある街の中から―――


◎「最初の街」を「レイドルノ」に

◎「商売の街」を「シャニル」に

◎「貴族の街」を「アドーレ」に

◎「王族の街」を「ヴァグドー」に


 それぞれの街の名前を変更することになった。 これでようやく主人公たちの名前が何かしらの名前として取り上げられ、遂に念願の作者(じぶん)悲願(ねがい)が果たされることになる。 とてもうれしいぞ! もちろん、ヴァグドーたち四人は快く承諾した。





 こうして叙勲式(じょくんしき)は以下のようになった。


◎勇者アドーレは「勇者子爵」の爵位と「青銅(ブロンズ)騎士(ナイト)」の称号と「アドーレ」の街の名前の変更。

※「青銅(ブロンズ)騎士(ナイト)」とは、騎士(ナイト)の称号の青銅(ブロンズ)バージョンである。

◎大魔女シャニルは「魔法子爵」の爵位に「禁廷魔術師(おかかえ)」の資格に「シャニル」の街の名前の変更。

※「禁廷魔術師(おかかえ)」とは、禁廷は王宮・宮中の意味であり、宮中専属魔術師の資格である。

◎レイドルノは「戦士子爵」の爵位に「公認暗殺死(ようじんぼう)」の資格に「レイドルノ」の街の名前の変更。

※「公認暗殺死(ようじんぼう)」とは、この王国内での護衛・暗殺・雑用などの仕事の依頼・任務等を王家公認で(おこな)うことができるようになる。

◎大魔王エリュドルスは今回は褒賞見送り。

◎ヴァグドーは大元帥相当の「拳轟(けんごう)」の称号に「ヴァグドー」の街の名前の変更。

※「拳轟(けんごう)」とは、"(こぶし)(とどろ)かせる" として、世界全軍・全部隊に号令をかける権利・資格が与えられ、ヴァグドー専用の称号である。


「サアー、これにて終了します!」


 こうしてデュラルン女王陛下の合図により、これにて叙勲式(じょくんしき)は無事に終了した。






 その後のヴァグドーたち一行は、それぞれの場所でそれぞれ(くつろ)いでおり、ヴァグドーの方はデュラルン女王陛下とメイドのベルロやメルルスクリム姫とダルラルダや、カグツチとロンギルスとエクリバとニーグルン姫とテミラルスと大魔女シャニルたち沢山の巨乳美女と一緒に城内にある女王専用の混浴大浴場にて、巨乳ハーレムお風呂に入っている。 ここでデュラルン女王陛下が、遂に念願のヴァグドーとの混浴が実現した形であり、まさに裸の付き合いをしている。 それにしてもヴァグドーは本当にお風呂好きなのである。


 勇者アドーレの方はレイドルノやルドルス将軍や『ワールドエルフ天蝎』や勇者アクナルスたちと一緒に城内の某所にある一室にて、アロトリスから "勇者マイカ" についての色々な情報を聞き出していた。 でも勇者アドーレたちはお風呂に入らないのかな?


 その後もそれぞれの者が、それぞれの行動・思惑で(くつろ)いでおり、しばらく城内を満喫・休息していた。






 そして、遂にお別れと旅立ちの時となり、ヴァグドーたち一行の11人とレイドルノやダルラルダやメルルスクリム姫や『ワールドエルフ天蝎』や勇者アクナルスたちは一緒にデュラルン女王陛下やアロトリスやメイドたちに見送られ、「最初の街レイドルノ」まで来ていた。


 そこで街の出入口の所にて、皆がそれぞれお別れの挨拶などをする中で、デュラルン女王陛下がヴァグドーにある質問をしてきた。 これはただ純粋に興味を持ったからである。


「あの~ ヴァグドー様はご結婚に興味はおありですか?」

「ないっ!!!」(キッパリ)

「そ、それではヴァグドー様は何故、世界中を旅しているのでしょうか?」

「…ん? そうじゃな。 ひとつには自分の強さに限界を感じたからじゃよ。」

「……えっ!?」

「それともうひとつには、世界中にいるとされた強者たちと戦いたいと思ったからじゃよ。」

「……えっ!?」

「このふたつのことから、世界中を旅して修業をしておるのじゃ。 断じて遊んでいるわけではないぞ!」

「そ、そうですか……私にはよく理解できませんけど……」

「ほっほっほっ、そうかい」


「………」


「それでは皆さんのご武運をお祈りしておりますわ。 またお会いしましょう。」


 そこでデュラルン女王陛下が深々とお辞儀をした。


「おう、お前さんたちも達者でな」


 そして、レイドルノやメルルスクリム姫や『ワールドエルフ天蝎』たちは、それぞれの自国に帰国していき、馬車に乗り込んだヴァグドーたち一行は、そのまま次の目的地である『ロートアンリルス連合国』の方に向かって進み始めたのである。

なんとかここまでやってこれました。

ここまでこれたのも皆さんの応援のおかげです。

これからも感想・評価・ブクマなどありましたら、どうか宜しくお願いします。

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