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絶望老人が異世界転生をしたら、99年間で最強無双になってしまった!  作者: 賭博士郎C賢厳
A.アーサンティラル王国編
17/326

13、残念、測定できず

  ●【No.013】●



ワシはカーナベルトの町に戻ってきていた。


ワシは早速、質屋に入っていったのじゃ。

新しい剣を手に入れたので、以前ハーディスから貰った、銀製の剣を売りに来ていたのじゃ。


剣をふたつ持っていても、仕方がないし、これ以上は邪魔になるだけなので、お金にした方がよいのである。


ワシは主人に銀製の剣を見せた。


「ちょっと待ってくれ! 本当にこれを売るのか? こいつはかなり高価な品物だぜ!?」


「ああ、構わん。 それで一体いくらぐらいで、コレが売れるのじゃ?」


「この剣は100000Rで買い取ります。」


ほう、本当に高価な物なのじゃな、この間も売った銀製の盾と鎧が高値で売れたし、ハーディスめ、なかなか良い物をくれたものじゃな。


「それでも構わんから、それで売ってくれ!」


「はい、判りました!」

主人は喜んで、お金をヴァグドーに手渡した。




続いてヴァグドーは、ギルド冒険商にも立ち寄っていった。


早速、主人がヴァグドーに話しかけてきた。


「おい、あんた、本当に "地獄の洞窟" に行ったのか…?」


「さすがはギルドの主人じゃな。 情報が早い! あの洞窟の中に居たドラゴンもついでに倒してきたぞ!」

「…ホントかよ…?」

そう言うとワシは、新たなる戦利品【氷結の剣】を主人に見せたのじゃ。


「それが…伝説の【氷結の剣】…なのか…?」


ふふふ、出てきたぞ!! よくゲームとかで出てくる、伝説の武器か……そういえば、巨紅龍をぶん投げた時にもヘンテコな盾を落としておったな。


あの盾は、ワシが前に住んでいた "地獄の森" の中にある、我が小屋の中に置いてきたのう。

まぁ、この究極の肉体には必要ないし、何より邪魔じゃったが、もしかしたら……あれも伝説の盾とかかも……。


「あっ ヴァグドーさん! あんた、今回は巨蒼龍を倒したよな? その報酬金が出ているよ。」

「おっ そうか! では…いただこうかの!」


「はい、巨蒼龍討伐料金の380000Rです。」

「ふむ」

ワシはお金を受け取った。

ふふふ、お金がどんどんと増えていくぞ!


「ところで、主人。 次の第8の都市なんだが……?」

「ああ そうか、第8の都市、サルマンディオスの町に行くつもりなのか?」

「ふむ、それでだ―――」

ワシはアリナから貰った地図を広げた。


「あっ ここだよ この街からさらに東に―――」

主人が、次の街の行き先を教えてくれた。


「ああ、あとは第8の都市、サルマンディオスの町には、"地獄の沼" という危険な所があるから気をつけてな。」

「…ほう そうか…」



よし、これで次の目的地がわかった!



「なぁ、ついでにステータスを確認していくかい?」


「うん? ふむ、だが もう見ても意味がないけどのう……。」

「………え?」

「この間、測定したらレベル500じゃったからの。」

「………え?」

「それでも測定するかの?」

「………」

主人が無言で、ワシの前に《フルパワーステータスカード》を出してきたのじゃ。


主人が眼をキラキラ輝かせており、何かを期待している様に見えていた。


ワシは自分のカードを《フルパワーステータスカード》の上に置いた。


ビリビリビリ……ボン!


予想通りに《フルパワーステータスカード》が故障してしまった。


「おお!! これは本当にスゲエェッ!!」

「………」


これで…今のところは、ワシのレベルを測定できる装置がもうなくなってしまった。



今夜は宿屋に泊まり、翌日にはカーナベルトの町を出ていった。




さらなる目的地へ!

いざ、行くぞ! 絶望老人・ヴァグドー!


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