表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
絶望老人が異世界転生をしたら、99年間で最強無双になってしまった!  作者: 賭博士郎C賢厳
E.デュラルリダス王国編
136/329

132、神光聖者降臨:1

さながら激戦区!


  ●【No.132】●



 現在…勇者アドーレの【磨羯龍の剣】による、悪魔神の使い魔で純白の巨大な龍(ホワイトドラゴン)、《ホワイト.エルフニア.ノヴァドラゴン》の喉めがけて、突進して突き刺しにかかるが…。


「はああああぁーーっ!! これでとどめだぁーーっ!!」

『…っ!!?』


 確かに《ホワイト.エルフニア.ノヴァドラゴン》の純白の鱗は、非常に硬く普通の武器では、全く歯が立たない。 だがしかし、【磨羯龍の剣】は伝説の皇剣であり、ドラゴン討伐に最も適した剣、鱗がどんなに硬くとも貫ける可能性がある。


『クソッ、こんなところでやられてたまるかぁーーっ!!』


 そこに《ホワイト.エルフニア.ノヴァドラゴン》の最後の攻撃、(ひたい)の角が突如として激しく光輝き、物凄いエネルギーを瞬時に収束させている。


 キュイイイィ…ン!


「……何ぃっ!?」

だがしかし、勇者アドーレが攻撃の体勢から、すぐに防御の体勢に移ることができない。


『くたばれ!! 人間!!』


 なんと間髪入れずに、《ホワイト.エルフニア.ノヴァドラゴン》の(ひたい)の角から、高速で純白の極大光線が、勇者アドーレめがけて発射された。


 ズゥドォー…ン!


「あっ、アドーレちゃん!」

「……くっ!!」

今のままの勇者アドーレでは、《ホワイト.エルフニア.ノヴァドラゴン》の高速で純白の極大光線を素早くかわすことができない。


『グフフ、死ねぇぇ!!』


「あっ、まーーいっ!!」


 するとそこに突如として、禍々しい邪悪で漆黒のオーラを全身にまとった強力なヴァグドーが、勇者アドーレの目の前で背を向けて一瞬で現れた。 まるで瞬間移動でもしたかの様に―――


『…な…なんだと…っ!?』

「あっ、ヴァグドーちゃん!」

「…ヴァグドーさん…」


「このワシを…ナメるでなぁーーいっ!!」


 ドォガァッ!!


 なんと言うことなのか! そのヴァグドーたちの方に向かってやってくる、高速で純白の極大光線を、ヴァグドーがその全身(大の字の状態)を使って、盾のように受け止めて防いだ!


『そ、そんなバカなぁっ!?』

「このワシの長年鍛え上げてきた、自慢の肉体をあまくみるでないわっ!!」

「よし、今がチャンスだ!」


 するとそこで、ヴァグドーの背後にいた勇者アドーレが、ヴァグドーの左肩を蹴って、《ホワイト.エルフニア.ノヴァドラゴン》の喉めがけて、再び突進して突き刺しにかかる。


『グゴオオオオォーーッ!!』

「ずあああああぁーーっ!!」


 ドッパァー…ン!


 この一瞬で…ヴァグドーの強烈な気合い衝撃で、《ホワイト.エルフニア.ノヴァドラゴン》の高速で純白の極大光線が跡形もなく消え去り、それと同時に(ひたい)にある角も粉々に砕け散った。


 パッリィー…ン!


『…そんな…』

「今度こそ、これで本当に終わりだぁーーっ!!」


 ジュザァン!


 今度こそ遂に……遂にようやく、勇者アドーレの【磨羯龍の剣】の鋭い刃が、《ホワイト.エルフニア.ノヴァドラゴン》の喉をしっかりと貫いた!


『ウグガァッ!!』

「爆発しろっ!!」


 タッタッタッ!


 ここで勇者アドーレたち三人が大爆発による安全圏まで無事に退避した。


『…こ、この我が……悪魔神よ……に、人間は…想像以上に恐ろしい…生物だ…!』


 ドッカァー…ン!


 なんとそこで、《ホワイト.エルフニア.ノヴァドラゴン》の首から大爆発が起こり、巨大な身体が粉々になって爆死した。


「ふう、ようやく倒せましたか…なかなか手強い奴でした。」

「ふむ、結構…手応えがあったようじゃの。」

「ヤッホー、やったわぁ~♪」


 悪魔神の使い魔、《ホワイト.エルフニア.ノヴァドラゴン》が死亡したことにより、ヴァグドーと勇者アドーレと大魔女シャニルの三人が、見事に勝利した。


●敗北 《ホワイト.エルフニア.ノヴァドラゴン》 (レベル600).VS.○勝利 ヴァグドーたち三人 (レベル630)



 するとそこで、《ホワイト.エルフニア.ノヴァドラゴン》が爆死した場所に、灰色の刀身と白銀の()の部分の…伝説の皇剣【失望帝の剣】が、その姿を現した。


「おぉっ、なんじゃぁ、あの剣は……?」

「あらあら、あの剣は……?」

「また新たな剣の出現ですか。 あの剣もきっと何か意味があるのでしょうね。」


「はい、その通りです。 さすがは、伝説の真の勇者アドーレです。」

すると何者かが、上空から地上に降りてきた。


「「「……」」」


 そこにヴァグドーたち三人の前に、突如として現れた、この謎の人物―――


「…誰じゃ、お前さんは…?」


「これは紹介が遅れました。 私の名前は、神光聖者エリュニウスと言います。」


 なんとそこに現れた、この謎の人物こそ、()()神光聖者エリュニウス……その人であった。


「へぇ~ あなたがねぇ~♪」

「ほーう、お前さんが……()()……」

「そういうお前こそ、一体何しに来たのですか? さっきの奴の仲間なのですか?」


 ここから先が本題になる。


「いいえ、私はあのような愚者の仲間ではありません。 私の本当の目的は、その【失望帝の剣】なのですから。」


 やっぱり神光聖者の真の目的は、【失望帝の剣】であった。


「勿論、戦うつもりも、ただで貰うつもりもありません。 現在の所有権はあなたたちにありますから。」


 そこからなにやら奇妙な交渉をしているようだが…。


ここで遂に神光聖者と絶望老人が対峙する。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ツギクルバナー cont_access.php?citi_cont_id=676877153&size=135
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ