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絶望老人が異世界転生をしたら、99年間で最強無双になってしまった!  作者: 賭博士郎C賢厳
A.アーサンティラル王国編
13/329

09、道中での出来事

目的地に向かう途中で…?


  ●【No.009】●



ワシは次なる目的地であるアーサンティラル王国の第9の都市、カーナベルトの町に向かって歩いていたのじゃ。


この王国の街から街へ道が繋がっていて、よく舗装されており公共事業と治安維持に関しては、比較的になかなか良く進んでいるのではないかの?


まぁ、他の国にはまだ行った事がないので、断定はできないがの。


ワシが道を歩いている、その間もたいして強いモンスターも出てこずに、人々の往来もスムーズに行っているようじゃ。

まぁ、この間のドラゴンの件は、本当に特殊なケースであろうな。




ワシがしばらく道を歩いていると先の道の方で、人だかりが出来ており道が通れなくなっておった。(場所はアーラントの町とカーナベルトの町との中間の道である)


どうやら何人かが、何かで()めているようじゃ。


ワシがその人だかりを()き分けて原因となっている中心に行ってみると、そこに数人の男が見るからにガラの悪い格好をしていて、いかにもチンピラ風情共であり剣や槍を持っていて道を(ふさ)いでいたのじゃ。


「おいおい! この道を通りたければ、通行料を払いな!」

なんと、本当にチンピラ共じゃないかの!?


「何? おい! この王国には道を通るのに、通行料なんていらないはずだぞ!」

人だかりの中の一人の男がそう反論していた。


「へっ 国なんざぁ関係ねぇ! ここじゃぁ、俺たちが法律だぜ!」

「な、なんだと!?」


ほほう、こいつは驚いたの!

この世界でも、あんな台詞(セリフ)を吐く輩がいたとはの。


それにしても、やれやれじゃのう、何処の世界にも居るものだの、ああいうの。




さて、このまま野次馬に混じってやり過ごす、という手もあるのだが、あいにくとワシは先を急いでいるのじゃ。


「なんだぁ!? やるっていうのかぁ!?」


チンピラ共がその男と言い争っているうちに、ワシはチンピラ共の目の前に現れたのじゃ。


「あ? なんだ? テメェは?」


「ほれ、そこをどけ! 邪魔じゃよ!」


そう言うとチンピラ共が剣や槍を、ワシの方に向けて構えてきたのじゃ。




 …やれやれじゃな…




    《山路賊》

ガラの悪い男たちが剣や槍で攻撃してくる。 レベル:35


山路賊の一人がなんの予告もなく、突然ヴァグトーの頭を斬り裂くのに剣を振り下ろした。


 ガッキィン!


だが、逆に山路賊の剣の方が折れてしまった。


「……えっ!?」

その山路賊は動揺していた。

無傷のヴァグドーはすかさず、その山路賊の腹部に右拳を喰らわせた。


 ズドォッ!


「あぁっ がぁっ」

殴られた山路賊は、ヨダレを垂らしながら、その場に倒れてしまった。

当然だ、ドラゴンをも一撃で倒したこの拳を、人間が耐えられる訳がない。


その現状を見ていたその他の山路賊たちが呆然としていて、ヴァグドーがこの隙に一瞬でその他の山路賊たちに急接近して、ほとんどが一撃で倒されてしまった。


ヴァグドーは山路賊に見事、勝利した。


「おお! やったぞ!」

野次馬たちから歓声や称賛の声を上がった。


「ふっ では通らせてもらうかの!」

ワシは地面に倒れている山路賊たちを退()かしながら、先を急ぐ為に再び目的地に向かって道を歩き始めたのじゃ。



そのあと、山路賊たちがどうなったかは、知らない……というよりも興味も関係もないのう。




絶望老人、強し!!!


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