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絶望老人が異世界転生をしたら、99年間で最強無双になってしまった!  作者: 賭博士郎C賢厳
D.アンリールノエロン編
120/329

116、試練への挑戦:3

勇者アドーレの戦闘・試練の続きです。


  ●【No.116】●



 ―アンリールノエロン―


 この大都市の中央部にある、巨大なお城『ノエロン城』の地下にある、暗闇のとても広い空間では、現在…勇者アドーレが伝説の皇剣【磨羯龍の剣】入手の為に "最終試練" に挑戦しており、その相手がなんと巨大な(ドラゴン)『磨羯龍カラミティノエロン』なのである。




    《最終試練》

 ━『磨羯龍カラミティノエロン』.対.『勇者アドーレ』━

●『磨羯龍カラミティノエロン』/レベル:550 (攻撃力:2250)

●『勇者アドーレ』/レベル:623 (攻撃力:2580)




 ズッドォーーッ!!


 その『磨羯龍カラミティノエロン』の(ひたい)にある純白の一本角から深紫色の極大電撃光線カラミティライトニングディスペアを勇者アドーレめがけて発射させて砲撃する。


「だああああぁーーーっ!!」


 ズドドドォーーッ!!


 なんと勇者アドーレが、自分の前方に出ている円形状態の八本の黄金の剣と【磨羯龍の剣】で、《カラミティライトニングディスペア》の砲撃を全て受け止めて吸収している。


 ―――シュウウウ……


『な、なんだとっ!!?』

「はぁ…はぁ…はぁ…はぁ」


 さすがの勇者アドーレでも、あの『磨羯龍カラミティノエロン』の全力の《カラミティライトニングディスペア》の砲撃を、その威力を全て受け止めるのに、相当な体力を消耗しているけど、それでもなんとか全部吸収することができた。


「……くっ!!」

『そんなバカな!? 我の全身全霊の全力の一撃も受け止められて……しかも吸収したということなのかっ!?』

「はああああぁーーーっ!!」


 今度は勇者アドーレが、自分の前方にある八本の黄金の剣と【磨羯龍の剣】から先程までに吸収してきた、『磨羯龍カラミティノエロン』の全攻撃の "超電撃エネルギー光線" をまるで反射して跳ね返すようにして、『磨羯龍カラミティノエロン』の方に向けて発射させた。


 ズッドォーーン!!


『な、なに…っ!? こ、こんなことがぁ……っ!?』


 この勇者アドーレのとんでもない反射迎撃(うちかえし)に、動揺している『磨羯龍カラミティノエロン』が、慌ててとっさに白色のバリアで全身を(おお)い、防ごうとするのだが―――


 バァリィーン!


 さすがの鉄壁の白色のバリアでも、もう耐えきれずに破壊されてしまい、勢いある "超電撃エネルギー光線" が『磨羯龍カラミティノエロン』を襲う。


『っ!!?』

「スーパーサンダーソードエクスプロージョン!!」


『うわあぁっ!!』


 ドォッカァーーン!


 するとなんと…勇者アドーレが、この攻撃名を発言した途端、勢いある "超電撃エネルギー光線" が『磨羯龍カラミティノエロン』に接触する前に、目の前で大爆発を起こしていて、その激しい衝撃と爆風で、『磨羯龍カラミティノエロン』が後方に転倒してしまった。


 ドサァッ!


『きゅううう―――』


 なんと言うことなのか、『磨羯龍カラミティノエロン』が気絶してしまった。



《スーパーサンダーソードエクスプロージョン》

勇者アドーレが新たに雷の力を得て、新たに作成した必殺技のひとつ。

電撃と爆撃の力を込めた "超電撃エネルギー光線" を敵に当てて、電撃と爆撃のダメージを同時に与える砲撃である。

今はまだ未完成であり、照準や着弾や威力などに、多少の誤差(ズレ)がある。



 こうして、『磨羯龍カラミティノエロン』が……戦闘不能……で、勇者アドーレが見事に勝利した。




 それから『ワールドエルフ天蝎』が、勇者アドーレの攻防や活躍を称賛している。


「いやぁ~ まさか…ここまでやるとは、正直思わなかったよ。 まさしく…キミこそが、本当の伝説の真の勇者だよ。」


「おお、お見事でしたぞ。 勇者アドーレ殿よ」

「ふむふむ、お見事じゃな、アドーレよ。 まさに最強無双の真の勇者じゃよ。」

「はい、お見事ですわ。 これで本当に実名ともに、伝説の真の勇者ですわね。」

「皆さん、どうもありがとうございます。 これからも頑張っていきますよ。」


 するとそこで、『磨羯龍カラミティノエロン』の目が覚めて、起き上がってきて話しかけてきた。


『ま、まことに見事だ。 まさか…我を気絶させるなど…人類が誕生して以来、初めての経験だった。 そなたは本当に人間なのか…?』

「はっはっはっ、ボクなどよりも、もっと強い人間を知っていますよ。」

「うふふ~ん♪ あらあら、そうなのねぇ~♪」

「ふむふむ、そうかそうか」

『……なるほど、そうなのか。 まったく、今回の "来訪者" たちは、飛び抜けた素質と才能があるようだな。』


「「… "来訪者" …」」

「うふふ~ん♪ なるほど "来訪者" ねぇ~♪」

アルベルスとアルラトスの二人が、"来訪者" と言う言葉に、同時に静かに反応して、大魔女シャニルが意味深長に呟いている。


『まあ、何にしても、これで伝説の皇剣【磨羯龍の剣】は、正式にそなたのものだ。 勇者アドーレよ』

「ありがとうございます。」


 これで勇者アドーレは、真の勇者として、正式に伝説の皇剣【磨羯龍の剣】を手に入れた。



勇者アドーレの "最終試練" は無事に成功しました。


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