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絶望老人が異世界転生をしたら、99年間で最強無双になってしまった!  作者: 賭博士郎C賢厳
D.アンリールノエロン編
117/329

113、大都市での混浴タイム:1

ヴァグドーたちの日常と休養


  ●【No.113】●



 ―アンリールノエロン―


 この大都市の街の北側にいるヴァグドーたち一行は、次に『ワールドエルフ天蝎』の案内で、大型宿屋の方に向かって歩いている。


「ここだよ。 ヴァグドーよ」


 その街中の一角には、大きく広い豪華な三階建ての綺麗な宿屋がドーンと現れており、ここが今日からヴァグドーたち一行が、宿泊・滞在することになる大型宿屋なのである。


「ほーう、これはなかなか大きいのう。」

「へぇー、これはなかなか豪華で綺麗ですよね。」

「ああ、この大型宿屋には、飲食店や温泉宿やお土産屋などが中にある複合施設なのだよ。」

「それは凄いですわね。」

「ふふふ、温泉ねぇ~♪」

「だが…一人ずつでは、さすがに部屋の予約ができなかったので、()()えずは…三部屋は予約できたよ。」

「おう、すまんな。 まぁ、三部屋もあれば十分じゃろ。」

「そうか、それは良かった。」

「……」

「それじゃあ…早速だが、大型宿屋の中に入ろうか。」


 早速だが、ヴァグドーたち一行は、大型宿屋の中に入っていき、広いエントランスに出ると、ここでも沢山の人々で賑わっており、とても騒がしい。


「うるさいのう」

「なかなか賑やかですよね。」

「さあ、キミたちの部屋に案内しようか。」


 それから『ワールドエルフ天蝎』が、ヴァグドーたち一行を宿泊部屋まで案内しており、それぞれ室内に入ってみると、とても広くて一般的には、五人ぐらいが宿泊できる程の家具・環境などが一通り揃っている。


 ちなみに宿泊部屋の割り当てには、カグツチとロンギルスとエクリバとテミラルスの四人で一部屋、ニーグルン姫と大魔女シャニルとアルラトスの三人で一部屋、アルベルスと勇者アドーレとルドルス将軍とヴァグドーの四人で一部屋である。


 そうこうしているうちに、お昼頃になったので―――


「それじゃあ、そろそろ昼食にでも行くか?」

「ふむ、そうじゃな」


 早速だが、ヴァグドーたち一行はお腹が減ってきたので、『ワールドエルフ天蝎』の案内で、飲食店「天蝎捌堂」まで行き、昼食を注文して食べている。 ちなみにヴァグドーは豚肉定食を頼んでいる。


「ほーう、なかなか美味しいのう。 ここは」

「ああ、ここの食堂はなかなかいい味出しているだろ?」

「はい、とても美味しいですよね。」

「うん、美味しいぃ~♪」

「なるほど、確かに美味しいわねぇ~♪」


 それからヴァグドーたち一行が、昼食を食べ終えると会計を済ませてから、飲食店「天蝎捌堂」を出ており、その後も街中を散策していて、歩きながら話し合っている。


「それでいつから "剣" の挑戦が受けられるのじゃ?」

「そうだな、今日受け付けたばかりだから…早くても明日から…と言う予定だな。」

「ふむ、そうか……」

「なるほど、その "剣" というのは、確か…街の中央にある『ノエロン城』というお城にあるのですよね?」

「ああ、そうだな」


「あとはこの街には、凶悪なモンスターとかはおるのか?」

「ん? 凶悪なモンスター…? いや、この街にはいないと思うけど…見かけないよな…?」

「ふむ、そうか……」

「残念でしたね。 ヴァグドーさんの凶悪モンスターハンターとしての腕が鳴りませんね。」

「へぇー、そうなのか? まあ、この街ではないのだが…この街からはるか南西にある『エルフの森里』には確か……」


 すると『ワールドエルフ天蝎』が、そこで何かを言いかけたが、すぐにやめてしまった。


「ん? どうした?」

「いや、何でもない……」

「……?」

「ふむ、そうか……」


 この後もヴァグドーたち一行が、自分たちの生活用品や必要な物などを店から購入していき、また宿泊している大型宿屋まで戻っていって、自分たちの宿泊部屋に荷物を置いたあとで、大型宿屋の中にある食堂で夕食を食べてから、いよいよ温泉宿の方に向かっていった。



  その日の月夜


 その混浴露天風呂の女性用の脱衣場の方から、カグツチとロンギルスとエクリバとニーグルン姫と大魔女シャニルとテミラルスの六人が、全裸で出てきて温泉に入浴している。


「はぁー、気持ちいい~」

「はい、気持ちいいです。」

「いいわねぇ~♪ やっぱり温泉はいいわねぇ~♪」

「ええ、とても気持ちいいですわぁー」

「ふーん、なかなかいいじゃないか。 温泉も」

「うんうん、やっぱり温泉はいいよねぇ~♪」


 六人が温泉を気持ちよく楽しんでいる。



 一方で混浴露天風呂の男性用の脱衣場の方から、ヴァグドーと『ワールドエルフ天蝎』の二人が、全裸で出てきて温泉に入浴してきた。


「ほーう、今夜も月か……」

「今宵の月夜の温泉も…また格別だよな。」

「ふむ、確かに…なかなかのモンじゃな。」


「あっ、師匠。 こちらでしたか。」

「どうもヴァグドー殿、いいお湯ですわね。」

「ヤッホー、ダーリン♪」

「ヴァグドーちゃん、みーっけ♪」


「……」


 湯船には、お酒が置いてあるお盆が浮いており、男二人でお酒を飲んでいると、そこにカグツチやエクリバたち六人も一緒に合流してきた。



ここからがヴァグドーたちの(ターン)なのか…?


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