一応、受験生
「臨、攻洋高校合格おめでとー!!」
獅和が言うと、臨以外の全員で一斉にクラッカーを鳴らす。
「実際、1月に合格したんだけどね」
臨がそう呟くと、皆が一瞬固まった。
「……気にするな!」
「よーし、お祝いだー!」
気を取り直して、臨の攻高合格パーティを始めた。
「さぁ臨!食え、飲め、歌えー!!」
「誰が歌うか」
そう言って、思い切り茈縵に手裏剣を投げつける。
茈縵んんんんんんんん!!という叫び声が聞こえてくるが、無視。
「攻高かぁ。私立じゃなくて、そのうえスキーがなければな~」
千夜封は、ジュースを片手にそんなことを呟いている。
「そういえば、那葵はそろそろ推薦入試だっけ?」
「そうだよー」
千夜封の問いかけに、那葵が食べ物を頬張りながら答える。
「じゃあ、一言意気込みを」
「えぇ!?」
威偪の無茶ぶりに、本気でうろたえる。
「ほらほら~」
沙彌が促すと、その頭を思い切りぶったたいて言う。
「えーっと、まぁ、合格できるようにがんばります」
「がんばれー」
そんなこんなで、パーティはまだまだ盛り上がったそうな。
いやはや、ようやくでっせ。
まぁ、はっきり言っちゃえば、推薦入試も終わったけどね!




