短いネタまとめ
短いお話の詰め合わせです。
①コタツ大好き
活動報告に載せていたお話の再掲です。(初出:2010年11月)
②相撲観戦
活動報告に載せていたお話の再掲です。(初出:2010年11月)
③もしもメグがバレンタインのチョコ作りをスイアーブに教わっていたら
活動報告に載せていたお話の再掲です。(初出:2011年2月)
※70万PV記念小話3本のうちの1本目
④メグと雛子のガールズトーク(下ネタ)
活動報告に載せていたお話の再掲です。(初出:2011年2月)
※70万PV記念小話3本のうちの2本目
⑤霊能少女・上代月子さんに、メグが悩みを相談しました。
活動報告に載せていたお話の再掲です。(初出:2011年2月)
※70万PV記念小話3本のうちの3本目
⑥もしもメグを召喚したのがアレックス以外だったら
過去に拍手で公開していたものです。
【コタツ大好き】
「はふー。ぬくぬくです」
「おいメグ、今日は出かけるって言ってなかったか」
「外は寒いのです。私はおコタと仲良ししてます」
「そんなに寒いなら俺が温め「アレックスも入りますか?」
「人の言葉を遮るな。……これが、そんな良いもんなのか?」
「うふふー。入ってみれば分かりますよ~。――これでミカンがあれば最高なんですけどねー」
――数十分後。
「もう、なんで僕が君たちにミカンを差し入れないといけないんだよ」
「よ、お疲れジャック。あんまりでかい声は出すなよ、メグが寝てるから」
「僕は君の遣いっ走りじゃないよ、アレックス。ミカンくらい自分で買いに行けるだろ」
「馬鹿言え。俺はこのとおり忙しいんだ。コタツの適切な温度管理に、メグの寝顔観察だってしなくちゃいけない」
「…………。なんか、君と真面目に話すだけ、エネルギーの無駄遣いな気がしてきたよ」
【相撲観戦】
私は、自分の息が荒くなっているのを感じました。
裸と裸でぶつかり合う肉体。目が離せません。
ああ、もう少し。もう少しで――
「何見てるんだ?」
「わ! やっぱり横綱は強いですね!! ――これは相撲ですよ、アレックス」
「そんなに面白いのか?」
「はい! 久しぶりに見たら燃えました」
「ふーん。ああいう男の体が好きなのか?」
「……はい? 相撲は神聖な国技ですよ。そんな目で見るわけないじゃないですか!」
「そうだな。俺の体を見る目とは違ってた」
「なっ……何言って……!」
「俺の体を見るお前の目は「うぎゃー!! ストップ!! それ以上は言わないでください――!!」
【もしもメグがバレンタインのチョコ作りをスイアーブに教わっていたら】
いきなりですが、完成後。
「味見してもらえますか?」
「いいの? 味見しても」
なぜかスイアーブさんは私の顔をじっと見てきます。
「もちろんですよ」
「じゃあ、遠慮なく。まずは香りから楽しませてもらおうかな。僕は風属性だから、香りにはうるさいよ」
そう言って首筋に鼻を近づけられて、戸惑いました。
「あ、あの……?」
「うん。甘い、いい匂いだ。さっそく味見を――」
濡れた感触が首筋に、と思った瞬間。
スイアーブさんが真横へ吹っ飛びました。
そして予想通り、スイアーブさんを蹴飛ばしたのは般若のアレックスでした。
怒り狂う彼は、何やら呪詛の言葉を吐いています。
「メグを食っていいのは俺だけなんだよ」
私が食べられるのは規定事項ですか。
――そしてその後の展開は、禁則事項です。
【メグと雛子のガールズトーク(下ネタ)】
雛子はいつぞやの「ホ○マでっか!?TVスペシャル」を見ていたようです。
「なあメグ、アレックスって、身長高いよな?」
「そうですね。190センチくらいあります」
「そんで、指も長いって言うてたよな。人差し指も?」
「はい。指も長くてきれいで。人差し指もですけど。……それがどうかしたんですか?」
「身長の高さって、比例するらしい。あと、人差し指の長さも比例するらしい。――って聞いたから、ホンマなんかなーと思って」
「な、何に、それらが比例するんですか……?」
「男性の××××の大きさに」
「…………!!」
「まあ、個人差はあるらしいけど。異世界人にも当てはまるんかなーと思ってんけど、どうなん?」
「ど、どうって。分かんないですよ。比較対象を知らないですし!!」
「比較する相手がおったら、間違いなく消されるで」
「と、とにかく。大きさがどうでも、私はアレックスが好きだから良いんですー!」
【霊能少女・上代月子さんに、メグが悩みを相談しました】
(口調が微妙にかぶってる二人なので、名前を明記してます。)
メグ「最近、眠ってる間によくおかしなことが起こるんです」
月子「おかしなこと、とは?」
メグ「はい。夜、自分の部屋で、一人で寝てるとですね、なんか、妙に纏わりつくような、舐めまわすような視線を感じるというか……」
月子「視線、ですか」
メグ「それだけじゃないんです。朝起きると、汗をかいたわけでもないのに、なぜか体がべとべとしてることもあります。それから、ちゃんと服を着て寝ていたはずなのに、気づくと下着一枚すら身につけてなかったりすることもあるんです! 自分で脱いだ記憶なんて無いんです。怖いです……」
月子「体に、覚えのない痣が残っていることもあるのではないですか?」
メグ「どうして分かるのですか!?」
月子「それは十中八九、相当性質の悪い変態の仕業ですね」
メグ「変態、ですかあ。そんな気はしていましたよ」
月子「おそらく、あなたがその変態の御仁の欲求を満たして差し上げない限り、この現象は続くことでしょう」
メグ「えええ!? その変態の御仁……は大体見当がついていますけど、彼の欲求って……。私たち、十分深い関係だと思うんですが!!」
月子「彼は、満足していないのでしょうね。何せ、変態ですから」
メグ「ど、どうすれば……?」
月子「変態は一度発症すると、よほどのことがない限りは治りません。頑張って、彼の欲求を満たしてあげてください」
メグ「そ、そんな!!」
月子「大丈夫です。そのうち耐性がつきますよ」
メグ「耐性なんかつけたくないですよ~~!!」
【もしもメグを召喚したのがアレックス以外だったら】
ジャック(裏切りの元ルームメイト)の場合
「えっ? 異世界人!? 大変だ、今すぐ帰してあげなきゃ」
フレイム(誰それ?と思われた方は22話「新メンバーお披露目」を参照)の場合
「……役に立ちそうにないな。強制送還だ」
ソリアム(誰それ?と思われた方は以下略)の場合
「なんだこれ。男か?」→送還。(おそらく女とは認識しないまま)
イース(誰それ?と思われた方は以下略)の場合
「珍しいものを呼んじゃったねえ~。う~ん、でも帰さなきゃねー。もったいないけど~キャッチアンドリリースだよー」
スイアーブ(気付いたら変態になってた割烹着)の場合
「可愛いなあ……やっぱり帰してあげないと可哀想だよね。でも、その前にキスの一つくらいならしてもいいよね」
(ダメです!)