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Sugar☆love32

「きゃー、海や!やっぱここの海は汚いなぁ」



そう、今美妃たちは生徒会の仕事で夏期合宿参加推進用の映像を撮るため連休を利用し、来月合宿をする旅館近くの海に一泊二日で来ていた。



文句を言いながらも日傘をクルクルさせてはしゃぐ瑠璃花の隣で美妃はカメラをセットしながら苦笑いした。



「でもさ、仕事っていうのがねー…。暑いし」



「なに言うとんの。せっかくあんなイケメンたちと海なんてこれてんで?楽しまなアカン」



瑠璃花に指差され、砂浜にいる翔太や棗を見る。


(イケメン…ねぇ?)


正直、外見についてはよくわからない。

普通より整った顔立ちだとは思うが…それだけ。


瑠璃花は呆れたようにため息ついた。



「あんなぁ…美妃べつに男嫌いちゃうやろ?」



「うん多分」



「男に対する人見知りが激しいだけやんか。なのになんで恋せえへんの?ほら例えばコレとか」



海に飽きて走り寄ってきた理桜を見る。


理桜は不思議そうな顔で瑠璃花に訊ねた。



「だよね。って言うかハルヒって男嫌いじゃないんだ?最初、翔太さんは顔で大丈夫だったって聞いたけど」



美妃は慌てた。


「冗談に決まってるでしょ。でも翔太さんが信じちゃったんだよ」



「ふぅん」



瑠璃花はでも、と付け加える。



「小さい時から美形ばっか見て育ってきたからか、自分では気付いとらんみたいやけど美形と不細工の扱い違うで。男限定で。あっほらそれに、外見なんてどーでもいいって言っとんのもソレやな。異常に美形に慣れとんねん」



「あぁ、なるほど」



理桜が関心して頷いている。

美妃はなぜか少しショックを受けながらカメラを構えた。



「ほら撮りますよー。早く行って下さい」





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