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一緒にクエストを受けた話4

えー、いろいろすっ飛ばしてます。

すっ飛ばした部分は、主人公が説明してます。

まぁ、そういうことをした、というこでお願いします。

ここだと、そういうことをしてる部分は載せられないのでご理解の方、よろしくお願いします。

1:スレ主

前回、助けた魔王候補様と友達になったスレ主だ


2:名無しの異種族

お友達からお付き合いはじめたイッチか?


3:スレ主

>>2

(*´・д`)-д-)))ソゥソゥ


4:名無しの異種族

スレ主的には、相手のこと好きになりそう?


5:スレ主

んー、嫌う部分は少ないかな

今のところ、良くしてもらってる


6:スレ主

端的に言うと、ちゃんと話をきいてもらってるというか

意見を尊重してもらってて、泣ける(´;ω;`)


7:名無しの異種族

そんなにかwww


8:名無しの異種族

スレ主、今まで話聞いて貰えないことの方が多かったん??


9:スレ主

仕方ない、我慢しろ、って言われ続けてきたからさ

我慢って良くないね

ほんと、良くない


10:スレ主

いまは基本自由にさせてもらえてるから

魔王候補様のことは好きだ


11:名無しの異種族

とりあえず、押さえつけようとしてこないってこと?

いや、そっちの意味じゃなくて


12:スレ主

話聞いてくれて、意見を尊重してくれてるから

我慢しろ、仕方ない、他に譲れって言われないことが、こんなに嬉しいことだとは思わなかった


13:名無しの異種族

ほんとどんな人生歩んできたんだ、スレ主


14:スレ主

よくある話だよ

よくある話しすぎてつまんないから、ここに書き込むことも無い

それくらい、よくある話


15:スレ主

ま、そんなつまらない話より

そんな自由を保証してくれてる友達と遊んできたから

そのこと書き込みにきた


16:名無しの異種族

遊んできた?


17:名無しの異種族

デートか?


18:名無しの異種族

デートだな


19:名無しの異種族

デートだろ


20:名無しの異種族

デートしたんか


21:名無しの異種族

もうデートするくらい仲良くなったんか


22:名無しの異種族

婚前交渉はしたんか??

(`・ω・´)フンスッ!


23:名無しの異種族

オヌヌメは西通りにある宿だ

あそこのベッド回転する上に天井にでっかい鏡あるんだぜ

( *˙ω˙*)و グッ!


24:名無しの異種族

>>23

最近できた、北通りにあるダンジョンホテルやべぇぞ

ダンジョンで盛り上がってヤる場面を再現できる


25:名無しの異種族

マジか


26:名無しの異種族

そんな宿泊施設あるのか


27:スレ主

婚前交渉についてはノーコメント


28:名無しの異種族

おや?


29:名無しの異種族

この反応……


30:名無しの異種族

エッチなことしたんですね?!

そうなんですね?!


31:スレ主

ノーコメント


32:特定班

ノーコメントって、お前

それ答えだからな?


33:スレ主

好きにとってもらってどうぞ


34:名無しの異種族

確認だけど、同意の上だよな?


35:スレ主

友人は俺の嫌がることだけはしなかった、とだけ書いとく


36:名無しの異種族

あ、はい


37:特定班

意外と早かったな


38:スレ主

仕方なかったんだよ

ちょっと色々あったから


39:通りすがりの魔族

色々あった部分気になる


40:モブ魔族

たしかに、気になる

でも、そっちの意味であまり我慢させなかったのは、すげぇな、スレ主


41:名無しの異種族

そっちの意味で??


42:名無しの異種族

どゆこと?


43:通りすがりの魔族

俺たちって、一途だけど

その分、愛情表現もエグイのよ

ベッドの上の愛情表現って意味な


44:名無しの異種族

あ、あー、はいはい


45:通りすがりの魔族

好きな人が出来たら、他の人には見向きしなくなる

これな、つまり、そういう店にも行かなくなるんだ


46:名無しの異種族

マジかよww


47:名無しの異種族

どんだけ執着すんだよwww


48:通りすがりの魔族

子供が出来たら出来たで

そっちもめちゃくちゃ大事にするけどな

でも、自分の子供にはパートナーほどの執着はしない


49:名無しの異種族

執着したら、それはそれで怖いけどな


50:名無しの異種族

よく事件にならないなー


51:通りすがりの魔族

...( = =) トオイメ


52:モブ魔族

いや、暴走するやつもいて

場合によっては、監禁や心中騒ぎとか、まぁ殺人事件も起こるぞ


53:名無しの異種族

あー( ̄▽ ̄;)


54:名無しの異種族

暴走するやつ、いるんだ


55:通りすがりの魔族

人間やほかの種族でもあるだろ

痴情のもつれからの、流血沙汰


56:名無しの異種族

あー( ̄▽ ̄;)

うん、あるな


57:通りすがりの魔族

あと、パートナーが命の危機に陥ったら、かつては内臓、今なら魔核なんかを躊躇いなくパートナーに移植くらいするかな


58:名無しの異種族

魔核って

俺らやモンスターにもある、魔力の源の??


59:通りすがりの魔族

(*´・д`)-д-)))ソゥソゥ


60:名無しの異種族

魔核って移植できるんだ

初めて聞いた


61:通りすがりの魔族

滅多にしないけどな

それに生きてるヤツから魔核を取り出すのには技術がいるし

死んだら魔核っていう、水晶の形で取り出せるけど

生きてると体に溶けてるから、基本的に固形に出来ないんだよ


62:名無しの異種族

でも、移植できるんだ

すごいな


63:迷探偵

なんか聞いたことあるな

魔核の移植って四親等内の身内じゃないと成功率低いんだよな

他人同士でも出来るけど、成功率は極端に下がる


64:特定班

あ、その話なら知ってる

元々は先天的に魔力無しの人向けの技術として開発されたとか、なんとか

一応、開発秘話には美談めいたものもあって

この技術を開発したのが、【アリステア家】次期の当主と期待されてた長男だ

アルトゥス、って名前だったはず

開発理由は、先天的に魔力無しだった弟に魔力を宿らせるのが目的だったんだと


なんでも、長男は不治の病に侵され余命いくばくもなくなった

だから、自分の魔核を弟に移植することにしたらしい

で、成功した

それが、今から三年、いや、四年前だったかなぁ


65:名無しの異種族

へー


66:名無しの異種族

(´・∀・`)ヘー

あの魔法使いの中でも名門中の名門かぁ

さもありなん


67:名無しの異種族

そうなんだ

いい話や(´;ω;`)


68:スレ主

傍から見ると、たしかに美談だよなぁ

でもあの家、裏でドス黒いことやってるって噂だぞ

とりあえず、今回スレ立てした本題に入るぞー


69:名無しの異種族

本題?

あ、噂については知ってる


70:名無しの異種族

そういや、なんでスレ立てしたんだ??


71:スレ主

>>70

最初の方で書き込みしてるだろ(‐д`‐ll)


72:スレ主

友人と一緒に遊んできたから

その時の様子、お前ら聞きたいかと思って、スレ立てしたんだぞ


73:名無しの異種族

つまり、報告スレか


74:スレ主

>>73

そういうこと


75:名無しの異種族

どこ遊び行ってきたんだ?


76:スレ主

ルリン村のクエスト受けてきた


77:名無しの異種族

へ?


78:名無しの異種族

そこって、薬草畑で有名な村だよな?

育成環境を維持しなきゃ行けないから

最寄りの村まで乗合馬車で行って、あとは歩いて行かなきゃ行けないとこじゃなかったか?


79:名無しの異種族

新人冒険者向けのお使いクエスト場所でもあるんだよな

道中のモンスターとか、戦闘訓練にちょうどいいし


80:名無しの異種族

スレ主、少なくとも殺し屋倒せる程度には強いだろ

つまりは、16歳とはいえベテラン並の強さじゃん

なんでそんなとこに行ってきたんだ??


81:名無しの異種族

強いっていうなら、殺し屋に負けそうになってたとはいえ、友人、王子様も強いだろ?

そんな所に行く理由も無くね?


82:名無しの異種族

二人で行ってきたの??


83:スレ主

順番に説明する


84:スレ主

いつも通り、俺は適当な討伐依頼を受けようとしてたんだ

そこに、10歳くらいの男の子と女の子が駆け込んできた


85:名無しの異種族

ふむ?


86:名無しの異種族

ふむふむ


87:スレ主

駆け込んできて、開口一番、こう叫んだ

「村を助けてくれ」ってね


88:名無しの異種族

不穏だな


89:名無しの異種族

盗賊にでも襲われたか??


90:スレ主

そんなとこ

それも、魔物使いの盗賊にな


91:スレ主

2人の父親含めた男たちが何人か犠牲になった

それでも、命からがら2人は逃げて、乗合馬車のとこまでくると

御者に事情を説明して、御者が大急ぎで二人を冒険者ギルドまで送ってきたんだ


92:名無しの異種族

なるほどね


93:名無しの異種族

それで、二人して村に乗り込んでいったのか


94:スレ主

いや、最初は血気盛んなほかの冒険者たちが向かった

で、返り討ちになった

生き残ったやつが、命からがら撤退して報告してきた

俺がほかのクエストちょうど終えて報告してたときでさ

そんなら俺が行くかーって行こうとしたら

公務を終えた友人が来て、着いてくって言ってくれてさ


95:名無しの異種族

なるほどね


96:スレ主

それで、二人で村に行ってきた


97:スレ主

いやぁ、驚いたね

着いたら、ドラゴンがそこかしこにいてさ


98:名無しの異種族

ドラゴン?


99:名無しの異種族

ハイレベルの魔物使いだったんだな


100:名無しの異種族

>>99

それな( ´-ω-)σ

ドラゴンって気性荒いから、魔物使いでもハイレベルじゃないと手懐けられないので有名だし


101:名無しの異種族

なんで、そんなハイレベルなやつが道踏み外して

盗賊なんてやってんだよ??

普通に食って行けるんじゃね?


102:名無しの異種族

>>101

テイムした魔物も食わせていかなきゃだから

大赤字だったんじゃね??

それで、普通に冒険者とかやったり、働くより盗賊した方が儲かったとか


103:名無しの異種族

ドラゴン連れ回せるってなるとなぁ

それだけで脅しになるし


104:名無しの異種族

ドラゴンだけで飯代ヤバそう


105:名無しの異種族

>>104

それもあって道を踏み外したんかな?


106:スレ主

なんで外道になったのかは知らん

俺達には関係ないことだったしな

とりあえず、村に乗り込んで盗賊と対峙してボコった


107:名無しの異種族

二人の初共同作業が、盗賊をボコったことかぁ


108:スレ主

いや、ボコったのは俺で

友人はドラゴンを相手してもらった


109:名無しの異種族

役割分担したんか


110:スレ主

だって、魔法で色々できる分

友人の方がドラゴン相手にした方がいいかなって

俺の場合は、ポーションで身体強化してるだけだから

ぶん殴るだけなら、盗賊だけ相手にした方がやりやすいからさ


111:スレ主

まぁ、そんな感じで盗賊退治してきた


112:名無しの異種族

友人とは、いい感じにはならなかったの?


113:名無しの異種族

>>112

最初の書き込み読めよ

そういうとになったんじゃねーの?

タイミング的に


114:スレ主

>>113

ノーコメント


115:名無しの異種族

なるほど、答えだな


116:名無しの異種族

スレ主との初対面が、殺し屋にボコられてたところだったらしいしな、友人(調べた)

でも、仲が進展したのはいいことだ


117:名無しの異種族

たしかにいいことだ


118:名無しの異種族

その後はどうしたの?


119:スレ主

盗賊の首を役人に引き渡した

賞金首だったらしくて、後日、その分の金をもらって友人と山分けした

ドラゴンは解体して、素材だけもらって売り払った


120:名無しの異種族

それだけ?


121:スレ主

それだけ


122:名無しの異種族

そっかー


123:名無しの異種族

仲が進展したのはいいことだ


124:スレ主

あ、そうだ


125:名無しの異種族

ん?


126:スレ主

あー、これ言っていいのかなぁ


127:名無しの異種族

なんだなんだ??


128:スレ主

まぁ、いっか

冗談半分で、これからのこと考えたら同棲すんのもありじゃないかって

そんな話になったんだ

公務もあるけど、一緒に冒険者活動することもあるから

そうやって少しずつお互いのことを知っていかないかって話になって


129:名無しの異種族

お?


130:名無しの異種族

つまり?


131:スレ主

今、一緒に住む部屋さがしてるとこ


132:名無しの異種族

(´・∀・` )アラアラ


133:名無しの異種族

スレ主、断ろうとしてた割に積極的じゃね?


134:スレ主

だって、早く一緒に住めば

お互いの嫌なところもいい所も早くわかるだろ

順番が前後したのはそうだけど

前スレでも書いたけど、逃げられないなら

自分を変えなきゃいけないだろ

そのためにも必要じゃん、一緒に住むって


135:名無しの異種族

提案した時の王子様の反応は?


136:スレ主

驚いてた

あと、顔真っ赤にしてた


137:名無しの異種族

ナニを想像したんだ、友人、いや、王子様……

もっと凄いことすでにしただろうに


138:名無しの異種族

都合のいい、甘々同棲生活じゃね?


139:スレ主

ま、とりあえず今日はここまでにしとく

またなんかあったらスレ立てするから

(・ω・)ノシ


140:名無しの異種族

王子様、実はムッツリ説出てきてないかwww


※※※


ベッドに寝たまま、スレ民への報告っぽいものを終える。

それから、すぐ横で本を読んでいるニクスさんを見た。


「あの、本当もう大丈夫なんで」


「ダメ」


「お陰でなんとかなったんですし」


「そういう問題じゃない」


「いや、本当に感謝してますって」


「こんな形で、君を抱くつもりは無かったんだ」


ニクスさんは苦虫を噛み潰したような顔になった。

あの時、盗賊退治のあと倒れてしまった俺は、端的に言うと死にかけた。

というのも、盗賊を倒すために生命力を魔力に変える方法を使い、今回は身体強化をしたのだ。

それだけだったら、まだ、よかった。

ほかにも、盗賊の思考を読むために別の魔法をその方法で使用したため、予想以上に生命力を削ることとなった。

それでぶっ倒れてしまったのである。


このままではガチで危ない、ということで、俺がニクスさんで実験した魔法術式を教え、ほぼ同じことをしてもらったのである。

なぜ、ほぼ、なのかと言うと、ニクスさんが扱えるように術式を多少書き換える必要があったのだ。

しかし、術式を書き換えたため、方法が接吻ではなく、まー、なんというか、その、体を重ねなければならなくなったのだった。


端的に言うと、俺が彼に抱かれることとなった。


これについては、本当にニクスさんに対して申し訳ないと思っている。


「なんていうか、本当にすみません」


「悪いと思ってるなら、もうしばらく大人しく寝ててほしいな、アルト」


離宮にある宿泊客用のベッドに寝かされているのは、その為だった。

そこそこ回復はしたものの、ニクスさんの部下の一人に、魔眼保持者の人がいて、ちょくちょくこういう事をしてる、というのがバレてしまったのである。

しかも、バレたのはそれだけでは無かった。


「それとも、アルトゥス・アリステア、と呼んだ方がいいかな?」


そう、本名までもバレてしまったのだった。



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>パートナーが命の危機に陥ったら、かつては内臓、今なら魔核なんかを躊躇いなくパートナーに移植くらいするかな  あー。王子がたすけられたとき、魔族的価値観で言うと「だ~い好き」リアクションされちゃった…
          ☆│☆          ☆\♢/☆       ∴∥∴ ─♢祝♢─      ∴\∨/∴☆/♢\☆  *│* =>祝<= ☆│☆ *\※/*∵/∧\∵ ─※祝※─ ∵∥∵ ♡♡…
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