表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
メア転生物語  作者: 濃姫
2/5

皇女の成長

 齢5にもなると本格的に淑女教育が始まる。


 後継者争いに参加しないとはいえ政治の駒として結婚する際に最低限の礼儀だけは覚え込まさなければならない。


 私は大人の知識など一切振るうことなく適年齢通りに授業をこなす。


 同年齢の皇女も同じく参加するため比較する対象がいてやりやすい。


 私が住まう宮殿は他皇后や皇妃の住まう宮殿と比べると質素であり庭の手入れなども碌にされていない。


 メイド達も私の影響がないのを良いことに隙あらばサボっている。


 たまに埃が舞っていることがあるので咳き込む前に魔法で外に流している。


 日常的に魔法を扱うことによって精度が増し新たな発想の転換にも繋がる。


 そういう面ではプラスに捉えられるだろう。


 一々目くじらを立てるほど関心があるわけでもないというのだから。


 私は生まれてこのかた一度も皇宮から出たことが無い。


 それは皇族の信条として6歳にて大神殿で行われる「精霊の儀」と外交上問題がある場合のみ12歳まで皇宮から出ることを禁じられているからである。


 これは暗殺や誘拐などを防ぐ目的で設置された法でありよほどの理由が無い限り外出などできはしない。


 もっとも外交上というのはほとんどが皇妃の付き添いであるため私には縁のない話である。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ