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崩壊した世界でアンドロイドと旅をする  作者: Grace
あてのない未来
7/30

出来損ないの魔法使い

買った服を一度ホテルにおいてメールを確認してからまた出かける。


「この街は比較的に治安がよさそうね」


「昔からこの国は治安はいいほうだったみたいですね」


「そうか・・・」


「何かしらの武器をもってるようですが・・・あれはなんですか?」


「・・・剣かな」


「あれ使えるんですかね?」


「どうかな・・・危ないから近づくなって意味か、ファッションか」


「リズは持たないんですか?」


「剣を?」


「はい」


「たぶん扱えないと思う、あれ鉄の棒でしょう」


「なるほど」


「木刀のほうがよっぽど役にたつかもね」


「あなたにも何かもたせておいた方がいいかもね」


「武器ですか?」


「護身用でいいけど」


地図を見ながら


「そこを曲がってみましょう」


「何があるんですか?」


「さぁ」


「ところでリズの仕事のことを聞いてもいいですか?」


「ん?」


「魔法使いにあったことは」


「・・・それらしき人にはね」


「違ったんですか?」


「まぁ、説明できないってことで言えば魔法なんだけどね」


「たとえばでいいですよ」


「パイロキネシスってわかる?」


検索してるらしい


「火を使える人・・・ですかね?」


「そ、ただ火を自由に使えるっていっても「燃える物」がなければ火は存在できないの」


「まぁ、火と燃焼の定義だとそうでしょうね・・・」


「発火能力があるってことになったけど」


「何かの役に立つんですかね?」


「自分のたばこに火をつけるのは便利だって」


「・・・たばこですか」検索してる


「まぁ無害な人だったけどね」


「ほかにはいたんですか?」


「まぁ・・・簡単に話せるのは・・・温度を下げる能力がある人とか」


「・・・はぁ」


「氷とかね大量に作れるのかと思ったら手に持った缶ビールを冷やせるくらいだって」


「・・・それは」


「ある意味、便利だと思った」


「そうですか」


「なんかさ、かわいい魔法使いっているんだよね」


「それを探しているんですか?」


「そうではないよ」


そんな話をしいたら背後に気配を感じた


銃を抜いて構えるよりもグレイスが早く動く


回し蹴りを腹にいれて頭が下りたところを蹴り上げる


スカートはフレアタイプでよかったと思う


「・・・武器はいらないか」


「手足のパーツや靴に傷がつくので何か欲しいですね」


「なるほど・・・どうするの?これ」


「たぶん大丈夫だと思います」


「そっか」


追ってこれないように足首を潰して何もなかったことにした。


この子は研究施設のエントランスで門番みたいなことをやっていたような・・・


「それでなんだった・・・」


「なぜ魔女を狩るのかですね」


武器を売っている店が目に留まる


「覗いていこうか、・・・まぁ魔女狩の話は、気が向いたら話してあげる」


「・・・はぁ」


目立たないで携帯できる物は・・・


特殊警棒とサバイバルナイフが無難なところか


グレイスが何かを眺めている


「リズ、これは何ですか?」


「ん・・・これはトンファーかな」


グレイスは検索を始めたらしい


これなら目立たないか・・・まぁ買っておこうか


今のところは銃をもたせられるほど、信用できないしな・・・


「これ、いいですね」


動画でも見たのだろうか


「じゃあ、これとナイフと警棒とホルスターはこれでいいかな」


「なんか兵隊になった気分ですね」


「そう?」


「言ってみただけです」


「さて、食事とビールを買ってホテルに戻ろうか」

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