訪問
「現われろ氷!」
そう言って氷が出てきた。
俺は魔法がほぼ完璧に制御できていた。
そして最近わかったことなのだが詠唱しなくても具現化できるのだが、制御ができない上手く魔脳が活性化しないのだ。
これからの課題は魔法をどうやって攻撃に使うかだ。
そんなことを考えていると外から声が聞こえてきた。
「すいません、誰か居ませんか?」
マリーは仕事に行っているし、ルイスは仕事に集中している
仕方ない代わりに出てやろう。
扉を開けるとそこにいたのは、俺と同じ歳位の少女だった。お嬢様のような身なりをしていた。
「どうしたの?小さい子が一人で」
「君も小さいじゃないか」
そうだった、うっかりしていた。
それにしても何をしにきたのだろうか。
「僕はこの家の隣に引っ越してきたのだよ」
そういえば最近新しく隣に家が建っていたな
それにしても変な口調だな。
「これ、お母さんから」
そう言って少女は、真っ赤なりんごを差し出してきた。
「ありがとう」
「ちなみに名前はなんて言うの?」
「僕かい?僕の名前はクレア」
「君の名前はなんて言うんだ?」
「俺の名前はラウスだ」
「いい名前じゃないか」
クレアはニヤリと笑って言ってきた。
こいつは苦手なタイプだ。
「ありがとう」
「じゃあ、親御さんによろしくまたね」
そう言ってクレアはその場を立ち去ってしまった。
まてよ、さっき『またね』と言ったか?
クレアが引っ越してきたことをルイスに伝えるとあまり反応がなかったが、りんごを貰ったことを伝えると非常に嬉しそうだった。
その様子を見て思わず笑ってしまった。
面白かったらブックマーク、下の評価よろしくお願いします!




