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01 とある人物の忠告
哀れな生徒へ手を差し伸べる、善良な教師よ。
君に忠告をしよう。
恋日可憐には関わるな。
彼女を守るものはことごとく破滅していく。
彼女を両親の虐待から守った者も。
彼女を厳格な教育者から守った者も。
彼女を虐めから守った者も。
彼女を無慈悲なる社会の闇から守った者も。
彼女は破滅の魔女である。
彼女は、彼女の意思に関係なく、関わった者を破滅させてしまうだろう。
それでも手を差し伸べるというのなら、覚悟するといい。
破滅は、人を狂わせる。
己の意思で手を差し出した者達ですら、破滅の責任を彼女になすりつけずにはいられなかったのだから。
ーーああ、彼女はなぜ破滅に好かれてしまったのだろう




